音楽ナタリー Power Push - リョウガ×ユーキが語る「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」
大切なのは友情コンボ! 超特急の“ガチゲーマー”2人のモンスト愛が爆発
僕らゲームを通じて仲良くなったんです
──「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」では、「モンストアニメ」の4年前のストーリーが描かれます。レンや(神俱土)春馬たちと同じように、リョウガさんとユーキさんも超特急結成前からの“幼なじみ”ということで昔の話も伺えたらと思うのですが、初めて会ったときのことって覚えていますか?
ユーキ オーディションに受かって、初めて事務所に行って説明を受けたときだよね。
リョウガ そうそう。だから、本当にまったくの同期なんです。それが中学1年生になりたての頃ですね。
──そのときのお互いの印象は?
リョウガ ユーキは暗かったです。あまりしゃべらないし顔も合わせないし、完全に心を閉ざした“闇属性”でした。
ユーキ 人見知りがひどかったんですよ(笑)。人と話すのが苦手で、心を閉ざしてました。
リョウガ あと当時からゲーマーで、ずっとニンテンドーDSをやってて。
ユーキ で、リョウガも同じゲームをやってたんだよね。そう、僕らゲームを通じて仲良くなったんですよ。ゲームって趣味嗜好がいろいろあるけど、リョウガとは趣味が合ったんです。「同じゲームをやってるんだ!」って思って、そこから一気に心を開いたと思います。
──そうだったんですね。では、リョウガさんの第一印象はいかがでしたか?
ユーキ リョウガ、当時は髪の毛が長くて派手な柄物の服を着ていて「話しかけにくい子だな」と思いました(笑)。けど実際はまったくそんなことなかったです。公園で鬼ごっこもするし、ゲームもするし、無邪気な子でした。すぐに打ち解けたよね。
リョウガ 無邪気って(笑)。けどそうだね、すぐに打ち解けた。レッスンに向かうときも、わざわざ1回駅で集合してから一緒に行ったりしてたよね。
ユーキ 行ってた!
リョウガ で、帰りは一緒にご飯を食べたり、遊んだりして。
ユーキのストライクショット
──その中で、何か忘れられない思い出ってありますか?
ユーキ すっごく下らない話なんですけど、レッスン場でリョウガが座っている椅子を僕が回したり押したりして遊んでいたとき、リョウガをこけさせちゃったことがあったんです。椅子から落ちたリョウガは体をぶつけて痛かったのか、泣いてしまって。でもそのとき、僕「自分のせいじゃないし」って強がっちゃったんですよ。素直に「ごめん」っていう言葉が出せなかった。それは今となっては申し訳ないなって……。
リョウガ そんなことあったっけ? よく覚えてるね。俺、相当痛かったんだな(笑)。
ユーキ もう、まんまレンと一緒。「いいじゃん別に」って強がっちゃって。その記憶はずっと残ってる。
リョウガ 僕も1つ忘れられない思い出があります。公園で遊んでいたときのことなんですけど、「ロケット滑り台」っていう大きならせん状の滑り台をユーキが滑っているときに、滑り台の中腹……3mくらいの高さですかね。足が引っ掛かったのか、そこからユーキが宙に飛び出して、落ちてきたんですよ。
ユーキ 勢いつけすぎちゃったんです(笑)。
リョウガ ドーンと飛び出してきたのを見て「ヤバいこれ、死ぬ!」って思ったんですけど、その瞬間ユーキは空中で何周か回って……そう、イメージで言うと「メタルギアソリッド」のスネークがやるカッコいい地面の突き方があるんですけど、そんな感じで「ガァン!」って地面を突いて「危ねー」とか言ってて。こっちは「え? 何今の?」って。
ユーキ いや、僕も「死ぬ」と思いましたもん。人って、死ぬと思ったらすごい力を発揮するんですよ!
リョウガ あれヤバかったなあ。あれ、完全にユーキのストライクショットだったよ。
ユーキ 間違いないね。「生死を分ける、俺の魂……」(ストライクショット風のセリフを考えようとする)。
リョウガ うるさい(笑)。
ユーキ あと、一時期距離を置いたこともあったよね。演技レッスンが始まった頃のことなんですけど。
リョウガ ああ、あったねえ。
ユーキ なんかそのとき、自分の中に「成長しなきゃ」っていう強い思いがあったんです。だから「先輩ともっとコミュニケーションを取ったほうがいいのかな?」とか方法を模索して。結果としてリョウガと離れる感じになったというか。
リョウガ あったあった。僕は変わらずちびっ子たちと遊んでたなあ(笑)。
──その距離が縮まったのには、何かきっかけがあったんですか?
ユーキ それはやっぱりグループですね。超特急で一緒にやることになったとき、一気に元の仲に戻りました。だからよかったです、レンと春馬のように疎遠にならなくて……ね。そう、レンと春馬の関係性が、僕とリョウガに重なるんです。僕は勢いで行動するタイプだから、レンみたいだと思うんですよ。で、冷静なリョウガは春馬。
リョウガ 確かにつながるね。レンとユーキは熱いし、赤いし(笑)。
ユーキ 春馬は冷静で機転も利いて、周りをよく見てる感じがリーダーとしてのリョウガみたいなんだよなあ。
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- CONTENTS INDEX
- 特集トップ・作品紹介
- ジャングルポケット 斉藤慎二
- ヨーロッパ企画 上田誠&角田貴志
- スタジオジブリ 鈴木敏夫
- 超特急 リョウガ&ユーキ
- 大久保篤
小学4年生の焔レンは、3人のチームメイトとともにゲーム「モンスト」の開発に協力していた。ある日レンたちは研究所の地下で、現実世界にいるはずのないドラゴンを目撃する。弱っているドラゴンをもとの世界に戻すため、“ゲート”を目指し旅に出ることになった4人。その目的地は、かつてレンの父が失踪した場所でもあった。身勝手なレンはチームの輪を乱し仲間と衝突するが、徐々に自分が1人で生きているわけではないことに気付いていく。
スタッフ
監督:江崎慎平
脚本:岸本卓
ストーリー構成:イシイジロウ、加藤陽一
キャラクターデザイン原案:岩元辰郎
モンスターデザイン原案:近藤雅之
キャラクターデザイン・総作画監督:金子志津枝
美術監督:加藤浩、坂上裕文
色彩設計:大西峰代
チーフCGIディレクター:福島涼太
CG演出:川原智弘
音響監督:明田川仁
音楽:MONACA
撮影監督:野村竜矢
編集:長谷川舞
制作:ライデンフィルム、ウルトラスーパーピクチャーズ、XFLAG PICTURES
製作:XFLAG
配給:ワーナー・ブラザース映画
キャスト
焔レン:坂本真綾(小学生時代)/ 小林裕介(中学生時代)
水澤葵:Lynn
神倶土春馬:村中知
若葉皆実:木村珠莉
影月明:河西健吾
石橋健太郎:北大路欣也
オルタナティブドラゴン:福島潤
アーサー:水樹奈々
ゲノム:山寺宏一
エポカ:水瀬いのり
主題歌
ナオト・インティライミ「夢のありか」
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超特急(チョウトッキュウ)
ボーカル2人の美しいハーモニー、奇抜で独特なダンスパフォーマンスで人気を集めている“史上初!! メインダンサー&バックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューした。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」を発売し、ホールツアーを実施。12月に1stフルアルバム「RING」を発表する。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」を発表。さらにインドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演し、海外“初開通”を果たす。9月に10thシングル「Beautiful Chaser」をリリースし、12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブを成功させた。2016年3月に関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「お義父さんと呼ばせて」の主題歌を表題曲とするシングル「Yell」を発表。10月に2ndアルバム「Dramatic Seven」をリリースした。
- 超特急「BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land」
- 2016年12月17日(土)
兵庫県 ワールド記念ホール - 2016年12月24日(土)
東京都 国立代々木競技場第一体育館
2016年12月15日更新