ミオヤマザキが7月16日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて、“ワンマンスレ”「THE SHOW」を開催する。
自身最大規模でのワンマンライブとなる「THE SHOW」。今回は豪華客船での打ち上げなどスペシャルな特典が付いたプレミアムえこひいきチケットをはじめ、えこひいきチケット、通常チケット、学割チケットといったさまざまな券種が用意された。学割チケットの価格はなんと1000円。ホールライブでは破格と言えるこの価格は、メンバーの誰よりもファン思いなmio(Vo)の熱い思いから実現したという。
音楽ナタリーでは「THE SHOW」に向けてmioとtaka(G)へのインタビューを実施。この日のライブにかける思いやパフォーマンスのキーとなる新曲「女子高生」について話を聞き、ミオヤマザキというバンドの核心についても語ってもらった。
取材・文 / 清本千尋
まずはライブを観に来てもらいたい
──今回はミオヤマザキ史上最大キャパの会場となる神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールでのワンマンライブ「THE SHOW」の特集です。ホール会場でのライブは珍しいそうですね。
mio(Vo) 去年の東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE公演(2017年4月開催の「ミオヤマザキワンマンスレ0428 2人の記念日 待ち合わせ場所は渋谷でしょ?」)以来だと思います。
──プレミアムえこひいきチケット、えこひいきチケット、通常チケット、学割チケットとさまざまな券種がありますね。もう売り切れてしまいましたが、10万円のプレミアムえこひいきチケットは豪華特典で驚きました。船上打ち上げパーティってすごいですね。
mio 沖縄公演のあとにはよく打ち上げオフ会をやっているんですが、今回はプライベート船上パーティにしてみました。強気な金額ですけど、実はたくさん応募が来たんですよ。だから来れる人はラッキーです。
──プレミアムえこひいきチケットとえこひいきチケットには、ほかの人に配ることができる優待チケットも付いているんですよね。
mio 「チケットを買うから一緒に行こうよ」と誘うより、「ただで観られるチケットがあるから行ってみない?」のほうが誘いやすいかなと思って。去年やった日比谷野音でのワンマンスレ(4月に開催された東京・日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ「ワンマンスレ『重大告白』」)では300円、3000円、3万円のチケットを用意したんですけど、このとき300円のチケットで遊びに来てくれた人が今回はプレミアムえこひいきチケットを買ってくれて。まずはライブを観に来てもらいたいから、安価なチケットや優待チケットってすごく意味があるものだなと思います。
赤字覚悟の学割チケット
──優待チケット以外で言うと、今回は学割チケットの価格が1000円と破格ですよね。ホール会場でのライブでこの金額はあまり観たことがないです。
mio Twitterでファンからリプライをよくもらうんですけど、学生の子からは「ミオヤマザキに会いたい」「ライブに行きたい」っていう声が多いんです。でも地方の子たちは遠征費もかかるし、なかなかチケットを買って東京のライブに足を運ぶことができないんですよ。あとは「ライブ行ってみたいけど怖い」という声もあって……新しいところに足を踏み入れるのはやっぱり勇気がいると思うので、その背中を押してあげたかったんです。この学割チケットは赤字覚悟なので、社会人の皆さんにはぜひグッズをたくさん買ってもらいたいです(笑)。
taka(G) 社会人の皆さん、何卒よろしくお願いします!
──学割チケットは「各種学校」に通っている人が使えるチケットなので、中高生だけではなくて専門学生や大学生も1000円でライブに行けるんですよね。
mio 学生証さえあればみんな学生です。私は十代のときに初めてライブハウスに行ったことをきっかけに音楽の道を選んだから、このライブが何かを始めるきっかけになってくれたらいいなと思っています。
──1000円の学割チケットを用意したことについて、反響はありましたか?
mio 私はTwitterでエゴサをよくするんですけど、ミオヤマザキのアカウントをフォローしていない子たちも「1000円なら行きたい!」って言っているのを見つけて「よし!」と思いました。
──通常チケットが5000円、学割チケット1000円って文字が並んでいるとよりお得感があります。
mio ですよね(笑)。
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この日限りのスペシャル演出は?
- イベント情報ミオヤマザキ「THE SHOW」
- 2018年7月16日(月・祝)
神奈川県 パシフィコ横浜国立大ホール
- ツアー情報
ミオヤマザキワンマンスレツアー2018「diffusion」 -
- 2018年10月20日(土)神奈川県 Yokohama Bay Hall
- 2018年10月21日(日)千葉県 KASHIWA PALOOZA
- 2018年10月27日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
- 2018年11月3日(土・祝)宮城県 darwin
- 2018年11月4日(日)群馬県 高崎clubFLEEZ
- 2018年11月10日(土)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
- 2018年11月17日(土)石川県 金沢EIGHT HALL
- 2018年11月18日(日)新潟県 NEXS Niigata
- 2018年11月23日(金・祝)広島県 広島CLUB QUATTRO
- 2018年11月24日(土)福岡県 DRUM LOGOS
- 2018年11月25日(日)香川県 高松MONSTER
- 2018年12月8日(土)愛知県 DIAMOND HALL
- 2018年12月9日(日)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
- 2018年12月15日(土)東京都 新木場STUDIO COAST
- 2018年12月29日(土)大阪府 なんばHatch
- ミオヤマザキ
- 2013年に東京で結成されたmio(Vo)、taka(G)、Shunkichi(B)、Hang-Chang(Dr)からなる4人組ロックバンド。mioによる“男性は心拍数が上がり、女性は皆共感する”恋愛にまつわる歌詞と、パワフルで圧倒的なライブパフォーマンスで人気を集めている。2014年のクリスマスイブにシングル「民法第709条」でEPICレコードからメジャーデビュー。2016年には1stフルアルバム「anti-these」をリリースした。2017年4月には東京・日比谷野外大音楽堂にてワンマンライブを成功に収め、8月にリリースしたシングル「ノイズ」はiTunesロックチャートで1位を獲得するなど、デビュー後も人気上昇中。“ミオラー”と呼ばれるファンを着実に増やしている。2018年7月には神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて“ワンマンスレ”「THE SHOW」を開催。10月からは“ワンマンスレツアー”「diffusion」を全国15カ所で開催する。