グループの垣根を超えて大きなパワーを
──アルバムの最後には、M!LK、SUPER★DRAGON、さくらしめじの合同プロジェクト・S.O.S!〜sound of smile〜が5月に配信リリースした「風が吹く」が収録されます。
仁人 今まで意外となかったんですよね。同世代のEBiDANメンバーと一緒に何かをやるみたいなことが。曲を出せるなんて、本当にレアだなと思いました。
太智 あと、楽曲を提供していただいたyui(FLOWER FLOWER)さんが優しかったよね! すごくいい方でした。yuiさんが作ってくださった曲だからもちろんいい曲なんですけど、僕らの歌でさらにいい曲にできたと思っています!
仁人 勇斗、レコーディング終わったあとにyuiさんからピックもらったんでしょ?
勇斗 そう、家に飾ってありますよ。レコーディングのときに「ごめんね、もう1回歌ってくれるかな? あとで500円あげるから!」って言われまして(笑)。終わったあとに「500円、大丈夫ですよ」と言ったら、「約束して何もあげないのは大人としてダメだから」ってピックを……。
一同 カッコいいー。
仁人 レコーディングのほかにも、みんなと動画撮影したり写真を撮ったりしてすごく面白かったし……今後もそうやって、グループの垣根を超えて大きなパワーを生み出せたらいいなと感じました。
──何か印象に残っているやりとりなどはありますか?
勇斗 密にならないように、基本いくつかのグループに分かれて行動してたんですけど……。
舜太 僕のグループ、めっちゃ平和でした。颯(SUPER★DRAGON)くんと彪我(さくらしめじ)くん。
太智 朗らかだなあー!
舜太 ホントに優しいのよ、みんな。車に乗るときも、みんな譲り合い!
一同 あはははは!(笑)
仁人 めちゃくちゃ想像付くわ。全員優しい世界(笑)。
舜太 買い出しに出たときも「僕が袋持ちます」「あ、僕が持ちます!」の繰り返し(笑)。
太智 僕はね、玲於(SUPER★DRAGON)と洸希(SUPER★DRAGON)。
仁人 こっちはうるさい3人だなあ(笑)。
太智 玲於が歌っているのを、洸希と2人で笑いながら見てました(笑)。
柔太朗 楽しかったよねえ。
太智 また機会があればやりたいね。
もっともっと自分たちが作る側に
──「HOME MADE CHU!?」の制作過程を改めて振り返ってみて、どんなことを感じますか?
仁人 MV監督を担当したり、あと「HOME」のMVの中で5人が作った思い出アルバムが、実際に「HOME MADE CHU!?」のパッケージの中面に使われていたりするんです。そうやって自分たちが作品作りに積極的に携わって完成したアルバムなので、思い入れもすごくありますね。
太智 そう考えると、今回の映像特典のメイキング、面白いかもね。
仁人 確かに。リモート会議の様子とかも入っているしね。み!るきーずに会えなかった期間、僕たちが何をしていたのかが全部詰まっていると思います。
太智 今回のアルバムの制作も大きなきっかけになってると思うんですけど、最近は以前よりも積極的に自分たちから「こんなことやりたいです」とスタッフさんに伝えたり、ライブの衣装なんかもメンバーで話し合う中で決まっていくことがあって。これからはもっともっと自分たちが作る側に携わりたいなって。
仁人 MV監督をやっているのを見ていて、太智はもの作りの才能があると思ったよ、今回。「すごいなこの人」と思うくらいに対人のアグレッシブさがあって、躍動感がすごい。だからこれからもやってほしいと思う。ライブ演出とかも。
勇斗 それは僕も思った。おべっかなしに。
柔太朗 ゆくゆくは自分たちで全部やれるようになりたいよね。ダンスの振り付けとかも。
太智 演出、衣装、振り付け……と役割を振り分けてね。みんなが関わったら自分たちの作るものへの思い入れもいっそう深くなるし、「絶対いいもの作りたい!」って強く思う。
舜太 確かに。主体的にやっていきたい!
仁人 僕、作詞とかしてみたいなって思うよ。
一同 おおー!
勇斗 いいじゃん!
太智 あと僕は今回、みんなの歌声がすごくいいなと思いました。前は「M!LKはみんな声が似てる」とか言われることもあったんですけど、しっかり区別がつくようになってきたなと思ったし、それもすごくいいなって。
──五角形の輪郭がだんだんとシャープになってきたってことかもしれないですね。
仁人 そのままもっと鋭くなって、いつか星になればいいですよね。
一同 うわー!
舜太 仁ちゃん! いいこと言った!
限界ギリギリまでステージに
──では最後に。M!LKにとってのホームはどんな場所かと聞かれたら、皆さんはどう答えますか?
勇斗 ここはリーダー、頼む!
仁人 なんだろうね? 僕らのホーム。でもやっぱり、ステージじゃないかなと思います。僕らはステージがないとたくさんの人に会えないし、「僕たちこんなことやってます」って見せることもできない。ステージがあるからこそ輝けるんじゃないかなって思うので。
柔太朗 それだね。
太智 それだ。
舜太 その言葉、待ってました。
太智 バラエティとかも楽しいけど、やっぱり歌って踊るのが僕らの本職だよなということはすごく思います。
仁人 だから、いくつになっても……限界ギリギリまでステージに立っていたいなと思います。M!LKは“変幻自在”がコンセプトのグループだし、ステージに立てるならどんな形でもいいわけだから(笑)。