このアルバム、僕たちの宝物にしたいんです！

仁人　そう、今回「Time Capsule」というタイトルで、作品のテーマは「宝物」なんですけど、この「宝物」っていうキーワードはそのしゅんが出したアイデアなんですよ。

舜太　アルバムのことを話し合っているとき、僕が「（テーマを）宝物にしたい！」と言ったんです。最初はみんな「ああ、うん……」みたいな反応だったんですよ（笑）。でもそれが採用されて、リード曲が「My Treasure」になって！

──舜太さんはなぜ「宝物」にしたいと思ったんですか？

舜太　「いいアルバムにするにはどうしたらいいんだろう？」と考えていたとき、「1つひとつの曲を宝石みたいに大切にしたいな」と思って。そんな宝石が集まった宝箱っていいなと思ったんです。それを会議のときに言ってみたら、プロデューサーさんがうまく汲み取ってくださって。

仁人　会議のときは、そのしゅんが「このアルバム、僕たちの宝物にしたいんです！」ってすごい勢いで突然言い出すから「おう……し、しようよ！」みたいな感じだったんですよ（笑）。でも、そのあとで彼はちゃんとその発言に意味を込めていたんだということを知って「しっかり考えているんだな」と思ったんですよね。

──このアルバムの“芯”の部分を考えたのは舜太さんだったんですね。

仁人　そうなんです。新メンバーから新鮮な意見を発信してもらうってことは、彼らに入ってもらった意味でもあると思うので。彼らがいてくれてよかったなと本当に思いましたね。

僕らのアジト

──先ほど「等身大」というキーワードが出ましたけど、ジャケット写真で着ている衣装も今までになくカジュアルですね。

琉弥　瑞生くん、肩を落としてニットを着てて、ユルふわ感があってカッコいい。僕、好みです。

瑞生　ありがとう。俺に惚れてるの？

琉弥　惚れてます！

仁人　（驚き顔の瑞生を見て）何ビックリしてんの（笑）。

──今回はイメージカラーが靴にしか入ってないんですよね。

仁人　そうなんですよ。珍しい。

舜太　これ衣装の裏話なんですけど、実は勇斗くんのパンツ、同じのが3本あるんです。

勇斗　そう。すぐ破けちゃうんですよ。

柔太朗　勇斗くん、“パンツクラッシャー”なんです（笑）。

勇斗　なんでなのかわからないんですけど、パンツ破けちゃうんですよ（笑）。でも破くのは運気を上げるためなので。

仁人　実は彼、CDリリースするごとに破いてます！

──なるほど、縁起がいいんですね（笑）。

太智　逆に、破かなくなったらどうなるんだろう？って気になるよね（笑）。

──屋上で撮影されたジャケット写真もすごくナチュラルな雰囲気ですね。

柔太朗　ジャケット写真には「僕らのアジト」というコンセプトがあるんです。

仁人　昼、夕方、夜と、1日かけて撮影したんですよ。

舜太　日暮れのタイミングを計るのが大変でした！

琉弥　実際に1日をここで過ごしたから、ホントのアジト感が出てると思います！

──そのアジトに置いてある小道具も、すごく凝っていますよね。

仁人　小道具はポイントで、アルバムのモチーフがちゃんと全部詰め込まれてるんです、この中に。

舜太　あまり詳しくは言えないんですけどね！

仁人　皆さんに探してほしいなと思ってます。