ファーウェイからAndroidタブレットの新商品HUAWEI MediaPad M5(8インチモデル)およびHUAWEI MediaPad M5 Pro(10インチモデル)が登場した。
本製品はファーウェイのタブレット製品のハイエンドモデル、MediaPad Mシリーズの最新版。Harman Kardonのサウンドチューニングと、独自のサラウンド技術Histen(ハイスン)を搭載しており、こだわりの音質を堪能することができるほか、ハイレゾ音源の再生にも対応しており、音楽リスナーにはうれしい商品だ。また独自の画像最適化技術、ClariVuがコンテンツに応じて画像を見やすく調整するので、常に美しい画質で動画や写真を楽しめる。さらにHUAWEI MediaPad M5 ProにはM-Pen(タッチペン)が付属しており、文字入力や操作が自在に行えるのも大きな特徴だ。
音楽ナタリーでは、楽曲制作からジャケットの描画、さらに最近は小説の執筆まで行うという安藤裕子に本製品を試してもらい、使い心地を話してもらった。また6月27日にリリースされるニューアルバム「ITALAN」についても話を聞いている。
取材・文 / 小林千絵 撮影 / 大畑陽子
高音域のキレイさに感激
──今回このHUAWEI MediaPad M5を使ってみて、使い心地はいかがでしたか?
確実に言えるのは、動作が早い。あと音質がよかったです。
──HUAWEI MediaPad M5はHarman Kardonによるサウンドチューニングや、独自のサラウンド技術Histenを搭載するなど、音質にこだわっているんです。
なるほど。特に高音域がきれいに聞こえる印象でした。ハイの音って、録音したときにざらつくって言うか……シャリシャリしがちなんですけど、このタブレットで聴くと、ハイの音が柔らかいままで。音が潰れないという意味で、輪郭もハッキリしてていいですね。ハイがきれいなので、もしかしてベース音を強く聴きたい人とか、そういう音楽には物足りないのかなと思って、そういう曲も試してみたんですけど、全然スカスカしてなかったです!
──安藤さんのボーカルは音域が広いので、本製品で聴くとさらにきれいに聴こえますよね。
そうですね。私の声は高くなると、声の芯が飛び出ちゃうタイプで、音源化する段階で圧縮されるとシャリっとした感じが出て耳が痛くなりやすいから、そういう意味では私の歌をこれで聴いてもらえるといいかも。
──具体的に合いそうな曲はありますか?
なんだろう。音の輪郭がハッキリしているので、ストリングスが入った、大編成の曲がいいんじゃないかな。人数感とかも感じられると思います。
──さらにHUAWEI MediaPad M5はハイレゾ再生※にも対応しているんですよ。(※ハイレゾ再生には本製品に搭載のHuawei 音楽プレイヤー、本製品に付属のUSB Type-C to 3.5 mm ヘッドホンジャックアダプタと、別売のハイレゾ対応ヘッドホンなどが必要)
聴きました。音、断然いいですよね。今のリスナーは圧縮された音に慣れてるかもしれないですが、作り手は音の粒とか、シンバルを叩いたときの鐘の音にまでこだわって、ふくよかな音を作ってるはずだと思うので、ハイレゾ音源でこそ本来作りたい音が再現できるんだと思います。そういう意味ではむしろすべてのタブレットやスマートフォンがハイレゾ再生に対応してほしいですよね。配信リリースがここまで普及しているからこそ余計に。
絵も滑らか
あとね、このタブレット、映画とか観るといいと思います。
──そう思ったのはなぜですか?
音の粒立ちがいいので、音にすごく臨場感があるんですよね。だから出張や旅行の移動のときとか、あと移動先のホテルなんかでも映画とか観るといんじゃないかな。安いテレビとかより全然音がいいと思う。
──HUAWEI MediaPad M5 Proにはスピーカーが4基付いていて、臨場感も味わえますしね。また画質にもこだわっていて、映像もきれいなので、映画はピッタリですね。
はい。私、画質のことまではわからないけど、滑らかだなと思いました。粒子が細かい感じがすると言うか。ツルっとしてます。
──普段から映画はよくご覧になるんですか?
観ます。夜、子供が寝たあととかに。あと地方巡業のときにこれがあるといいなあと思いました。最近はバンドメンバーやスタッフさんと、打ち上げの1次会のごはんまでは参加するようになりましたけど、昔は1次会にも参加しなかったので、その時代にこれがあればよかったなあ。
──ちなみに移動中や移動先ではどんな音楽を聴かれるんですか?
私、普段は音楽を聴かないんですよ。家でも。サウンド探しとかプレイヤーさん探しという意味では聴くこともありますけど。
──あくまでも勉強のためと言うか?
そうそう。
──趣味として音楽を聴くということはしない。
はい。自分がやってるのでおなかいっぱいです。
会社が私にこれを与えてくれたら
──HUAWEI MediaPad M5シリーズにはHUAWEI MediaPad M5 Proという製品もあるんですが、このProにはタッチペンが付属しています。今回は、普段から絵を描かれる安藤さんにこのタブレットを使って実際に絵を描いていただきましたが、いかがでしたか?
楽しかったです。会社が私にこれを与えてくれたら、いろんな締め切りが楽になるなあって思ってました(笑)。私、基本マンガ家みたいな暮らししかしてないんで。
──締め切りに追われているということでしょうか?
そう。たまに逃げたくなりますよ(笑)。
──普段はどういう環境で絵を描くんですか?
床とか……(笑)。
──床にノートを広げて?
普通紙や画用紙を床に広げて。うーん……改めて考えてみたんですけど、本当に床だな(笑)。今は5月26日のライブ「安藤裕子 15周年 LIVE~長くなるでしょうからお夕飯はお早めに~」のセットに使う絵を描いてますよ、床で。このタブレットを使えば座って描けるので楽ですね。ああ、あと絵の具がいらないのもいいですよね。画材も山ほど持ってはいるんですけど、使う色の好みがいつも同じなので「もうこの色がないや」ってなって、作業が止まってしまうこともよくあるので。これは便利ですねえ。
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作詞にも役立ちそう
製品情報
HUAWEI MediaPad M5
- 価格
Wi-Fiモデル:40824円(税込)
LTEモデル:49464円(税込) - CPU:HUAWEI Kirin 960 オクタコア,(4×Cortex-A73@2.4GHz + 4×Cortex-A53@1.8GHz)
- OS:Android 8.0+EMUI 8.0
- ディスプレイ:約8.4インチ、WQXGA(2560×1600)、IPS
- バッテリー:約5100mAh、急速充電(9V/2A)対応
- メモリ:RAM 4GB / ROM 32GB
- カメラ:メインカメラ 13MP + インカメラ 8MP
- センサー:指紋認証、加速度、照度、電子コンパス、ホール、ジャイロ
- サイズ / 重量:約216.6×124.8×7.3mm / 約320g
- カラー:スペースグレー
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac 準拠(2.4/5GHz), Bluetooth 4.2
HUAWEI MediaPad M5 Pro
- 価格:49464円(税込)
- CPU:HUAWEI Kirin 960 オクタコア,(4×Cortex-A73@2.4GHz + 4×Cortex-A53@1.8GHz)
- OS:Android 8.0+EMUI 8.0
- ディスプレイ:約10.8インチ、WQXGA(2560×1600)、IPS
- バッテリー:約7500mAh、急速充電(9V/2A)対応
- メモリ:RAM 4GB / ROM 64GB
- カメラ:メインカメラ 13MP + インカメラ 8MP
- センサー:指紋認証、加速度、照度、電子コンパス、ホール、ジャイロ
- サイズ / 重量:約258.7×171.8×7.3mm / 約500g
- カラー:シャンペンゴールド
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac 準拠(2.4/5GHz), Bluetooth 4.2
- 安藤裕子「ITALAN」
- 2018年6月27日発売 / Mastard Records
-
限定盤 [CD+小冊子]
3500円 / LNCM-1254 -
通常盤 [CD]
2500円 / LNCM-1253
- CD収録曲
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- 至らぬ人々
- SVAHA
- 太古の時計
- こどものはなし
- 風雨凄凄
- 花柄
- さよなら
- 短編集「至らぬ人々」
-
- 風雨凄凄
- 娑婆訶
- こどものはなし
- 安藤裕子 15周年 LIVE
~長くなるでしょうからお夕飯はお早めに~ -
2018年5月26日(土)東京都 昭和女子大学人見記念講堂
出演者
安藤裕子
バンドメンバー:山本隆二(Piano) / 設楽博臣(G) / 沖山優司(B) / 伊藤大地(Dr) / 酒井由里絵(Cho) / 後関好宏(Sax) / 村上基(Tp) / 滝本尚史(Tb)
- 安藤裕子(アンドウユウコ)
- 1977年生まれのシンガーソングライター。2003年にミニアルバム「サリー」でメジャーデビュー。2005年、月桂冠「定番酒つき」のCMソングで話題になった「のうぜんかつら(リプライズ)」を含む2ndアルバム「Merry Andrew」が12万枚のヒットを記録。類い稀なソングライティング能力を持ち、独特の感性で選ばれた言葉たちを熱量の高い歌に乗せる姿で支持を集める。アートワークやメイク、スタイリングまですべてを自分でこなし、その多才さから2014年には映画「ぶどうのなみだ」のヒロイン役に抜擢され、本格的な演技にも初挑戦した。2016年3月に小谷美紗子やスキマスイッチ、Charaといった親交のあるアーティストが書き下ろした楽曲を収めたアルバム「頂き物」を発表。2018年6月に約2年ぶりのアルバム「ITALAN」をリリースする。