音楽ナタリー Power Push - 魔法少女になり隊×大谷ノブ彦(ダイノジ)対談

プレイヤー時代を突き進め!“RPG系バンド”がメジャーフィールドへ出発

「ハレ晴レユカイ」はプレイヤー時代の幕開けを飾る曲

大谷 僕、「ハレ晴レユカイ」も大好きなんですよ。名曲ですよね。カバーの選曲はどうやって決めてるんですか?

ウイ・ビトン(G)

ウイ・ビトン バジルの好きな曲ですね(笑)。

gari バジルさんはバジルさんなりにカバー曲を考えてるんだよね? なんで今回「ハレ晴レユカイ」を選んだの?

バジル (実は「ハレ晴レユカイ」の2番の「輝いた瞳には 不可能がないの」とか「『変わりたい!』ココロから強く思うほど つ・た・わ・る」っていうサビの歌詞と「KI-RA-RI」の「キラリ☆涙流れても 魔法少女になって なりたい自分になるの」っていうサビの歌詞がリンクしてるんです。)

大谷 あ、確かに。自分の気持ちにフィットしていたんですね。

バジル (「走り出すよ 後ろの人もおいでよ」っていう歌詞も、魔法少女になり隊を聴いている人の背中を押したいっていう気持ちと近いんです。)

大谷 なんかそういうのを聴くとバジルさんってハートがロックなんだなと思っちゃいますね。gariさんにとって「ハレ晴レユカイ」はどんな曲ですか?

gari 単純に好きなアニメの曲っていうのもあるんですけど、インターネットで「踊ってみた」とか、自分たちから発信する時代になってきた頃の代表曲みたいな曲だと思ってるんですよ。そういうのもあって僕らにぴったりなんじゃないかなって思っています。

大谷 プレイヤー時代の幕開けを飾る曲だと思っていたわけだ。なるほどね。

より多くの人にプレイしてもらいたい

大谷 これから先、魔法少女になり隊はどこを目指して進んでいくんですか?

gari 「KI-RA-RI」の初回プレス分に“地図のかけら”という紙が入ってるんですけど、僕らが冒険する国はプレイヤーに決めてもらいたいんですよね。今回は4つの国から選んでもらうことになっていて、その結果次第で僕らは進む道を決めるんです。僕ら4人だけじゃなくてプレイヤーのみんなも参加して一緒に冒険しようよって。

明治(G)

明治 本当に結果次第なんですよ。だからまだわからない。

バジル 行き先が決まったら、いろんなところに寄り道をしてみたいなと思っています。国境も越えていきたいです。

ウイ・ビトン そうだね。

gari とにかくたくさんの人と出会いたいと思っています。より多くの人にプレイしてもらいたい。どんどん会場を大きくしていって、みんなで“ハピネス”を生んでいけたらいいなと思います。

メジャーデビューシングル「KI-RA-RI」 / 2016年9月21日発売 / MASTERSIX FOUNDATION
初回限定盤 [CD+DVD] / 1800円 / SRCL-9178~9
通常盤 [CD] / 1300円 / SRCL-9180
CD収録曲
  1. KI-RA-RI
  2. ハレ晴レユカイ
  3. MEGA DASH
初回限定盤DVD収録内容
  1. 魔法少女になり隊 序章
  2. 冒険の書1
  3. 狂騒曲ザラキ
  4. RE-BI-TE-TO
魔法少女になり隊 ワンマンツアー 2017~メロディア王国にさよならバイバイ ワタシはみんなと旅に出る~
  • 2017年1月21日(土)愛知県 APOLLO BASE
  • 2017年1月27日(金)大阪府 Shangri-La
  • 2017年1月29日(日)東京都 TSUTAYA O-WEST
魔法少女になり隊(マホウショウジョニナリタイ)

魔女にしゃべることができない呪いをかけられてしまった魔法少女見習い・火寺バジル(Vo)の呪いを解くべく、“歌”という魔法を使いながら冒険を続けている“RPG系バンド”。メンバーはバジルのほか妖精のgari(VJ, Vo)、スナイパーのウイ・ビトン(G)、女剣士の明治(G)がいる。4人はバジルの呪いを解く鍵となる“ハピネス”を集めるため、ライブ活動や音源のリリースを行いながら冒険中。シャウトを多用したラウドロックにエレクトロポップ要素をかけ合わせたハイブリッドな楽曲でロックファンを魅了する一方、私立恵比寿中学に楽曲「ちちんぷい」を提供したことをきっかけにアイドルファンからも熱い支持を集めている。インディーズ時代にリリースした作品はアルバム「冒険の書1」、シングル「BA・BA・BA ばけ~しょん」の2作。2016年9月にソニー・ミュージックレコーズより「KI-RA-RI」でメジャーデビューを果たした。

大谷ノブ彦(オオタニノブヒコ)

1994年に大地洋輔とお笑いコンビ・ダイノジを結成。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。音楽や映画などのカルチャーに精通しており、コラムサイト「cakes」にてライターの柴那典と共に音楽放談「心のベストテン」を連載している。また相方の大地と共にロックDJ・DJダイノジとしても活動しており、DJパーティ「ジャイアンナイト」やロックイベント「DRF」などを開催している。