luzがニューアルバム「Reflexión」をリリースした。
今作にはLeda(Far East Dizain)、164、まふまふ(After the Rain)、奏音69、岸利至(abingdon boys school)、DECO*27、buzzG、堀江晶太(PENGUIN RESEARCH)といった豪華な作家陣が制作に参加。luzにとって初めて全曲オリジナル曲で構成されたアルバムとなった。音楽ナタリーでは楽曲提供のほか、luzのワンマンツアーにバンドマスターとして参加するギタリスト・Ledaとの対談を実施。昨年行われた「luz 1st TOUR -GENESIS-」のエピソードや、Ledaの提供曲「DISORDER」を通じて課せられたluzへのハードル、また7月に行われるツアー「luz 2nd TOUR -Reflexión-」に向けての意気込みなどを2人に語ってもらった。
取材・文 / 倉嶌孝彦 撮影 / 小松陽祐(ODD JOB)
スタイリスト / BUN ヘアメイク / 竹内奈奈
物腰が低くて、おごりがない好青年
──お二人が最初にお会いしたのはいつ頃ですか?
luz 昨年実施した僕の1stツアー「GENESIS」でLedaさんがバンドマスターをやることが決まってから、「i-STAR FESTIVAL」という僕が出演するイベントを観に来ていただいたんです。そのときに初めてご挨拶させていただいて。
Leda お会いする前にluzくんのTwitterを拝見したんですけど、まずフォロワー数がすさまじいんですよね。調べてみたら1stアルバム(「tWoluz」)はチャート入りしてるし、僕以外に声がかかっているツアーのバンドメンバーも豪華だったので「いったいどういう人なんだろう」って思いながらライブに足を運んだら、ものすごく身長が高いモデルみたいな人が黄色い歓声を浴びまくっていて。
luz 「i-STAR FESTIVAL」のときは、当日になっていきなりスタッフさんから「今日、Ledaくん観に来てるよ」って聞かされて。もうそれだけでメチャクチャ緊張して、MCとかでけっこう恥ずかしいところを見せちゃった気がします(笑)。
Leda ライブ後に挨拶させてもらったんですけど、luzくんはすごく物腰が柔らかくて、全然おごりがない好青年だなって思いました。
みんなの気持ちが真ん中に集まる
──Ledaさんがバンドマスターとして参加したツアー「luz 1st TOUR -GENESIS-」はお二人にとってどんな経験でしたか?
Leda リハーサルに取り組む前は、どうやってluzくんのよさを生かしたライブを作るかいろいろ考えていたんですけど、いざライブの制作に入ってみたらluzくん自身にどういうライブにしたいか明確なビジョンがあって。だから本番が始まる前から、彼の意図を汲みつつバンドメンバー1人ひとりが自分の持ち場をちゃんとまっとうすれば、きっとすごくいいものができる確信があったんですよね。
luz Ledaさんが先ほどおっしゃった通り、ヒロト(A9)さんに淳士(SIAM SHADE、BULL ZEICHEN 88)さん、MASASHI(Versailles)さんと名だたるプレイヤーの方々に参加してもらったので、それをまとめるにはよっぽどしっかりした人じゃないと無理だと思うんです。それをもうホントにうまくまとめてくださって。「GENESIS」は僕のツアーだったわけなんですけど、最後のライブを終えてみてなんか1つのバンドができあがったかのような一体感があったんです。
Leda 「GENESIS」ツアーでのケミストリーっていうのは、僕にとってもluzくんにとってもすごくいい経験だったなって思うんです。ホントにみんなで1公演ずつ切磋琢磨を繰り返して、1つのライブを作り上げていく感じ。僕もひさしぶりにこういうツアーができて楽しかったし、初心に戻れたところもあったんですよね。
luz 僕にとっては初めてのツアーでしたし、バンドメンバーの方々とガッチリ組んでライブを作るのも初めての経験で。公演を重ねるごとにどんどんライブが変わっていくのを実感したんです。なんて言うか、みんなの気持ちが“真ん中に集まってくる”と言うか。ツアーの最終公演は東京・東京キネマ倶楽部でのファンクラブ限定ライブだったんですけど、最後が間違いなく一番いいライブだったなって感じています。
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一番大事なところで熱い思いを語る
- luz「Reflexión」
- 2017年6月28日発売 / XYZ Production
-
初回限定盤 [CD+DVD]
3456円 / QWCE-80003 -
通常盤 [CD]
3024円 / QWCE-80004 -
XYZP ONLINE限定盤 [CD+DVD]
3780円 / SCCE-00011
- CD収録曲
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- REFLEXIÓN
- Dearest, Dearest
- DISORDER
- 光
- R-18
- DOLL
- ビーストインザビューティ [Reflexión ver.]
- R.e.f
- ハートイーター
- カメリア・コンプレックス
- With you
- 初回限定盤DVD収録内容
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- 「REFLEXIÓN」MV
- 「R-18」MV
- オフショット満載メイキング映像
- XYZP ONLINE限定盤DVD収録内容
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- 「1st TOUR -GENESIS-」ライブ映像
- ドキュメンタリー映像
- luz「luz 2nd TOUR -Reflexión-」
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- 2017年7月1日(土)大阪府 味園ユニバース
- 2017年7月2日(日)京都府 京都FANJ
- 2017年7月8日(土)宮城県 Rensa
- 2017年7月9日(日)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
- 2017年7月15日(土)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
- 2017年7月16日(日)福岡県 DRUM LOGOS
- 2017年7月22日(土)愛知県 DIAMOND HALL
- 2017年7月23日(日)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
- luz(ルス)
- ネットシーンを中心に活躍する男性シンガー。2011年に“歌ってみた”動画を初投稿。「EXIT TUNES ACADEMY」をはじめとしたライブイベントに多数出演してその知名度を着実に高め、2014年10月に1stアルバム「tWoluz」を発表した。同年2月には自身が企画から携わったライブツアー「XYZ TOUR」を開催。2016年6月には自身初のワンマンライブツアー「luz 1st TOUR -GENESIS-」を実施した。2017年6月、オリジナル曲のみで構成されたアルバム「Reflexión」をリリース。同年7月からは全国ツアー「luz 2nd TOUR -Reflexión-」を行う。
- Leda(レダ)
- Far East Dizainのギタリスト。2006年にGRAVE SEEDを結成したほか、Galneryus、Amulet*といったバンドにもギタリストやベーシストとして参加した。2008年にはGRAVE SEEDからDELUHIにバンド名を変え、2011年4月まで同バンドのギタリストとして活動する。2015年にはバンド・Far East Dizainを結成。自身のバンド活動と並行してさまざまなアーティストのサポートギタリストとして、ライブやレコーディングに参加している。