Lienel「Love Me Madly」インタビュー|さぁもっと僕を好きになれ “狂おしいほどの愛”抱き駆け抜ける初めての夏

EBiDANの6人組グループ・Lienelが7月に1st CDシングル「Love Me Madly」をリリースした。

4月に「LOVE Communication」でデビューを飾ったLienelにとって初のCD作品となる「Love Me Madly」。表題曲は恋愛に狂う姿を表現した情熱的なラブソングだ。カップリング曲はライブで映えるサマーチューン、ユーロビート調のハイテンションなダンスナンバー、そして彼らのこれまでとこれからを力強く表現したロックナンバーと多彩。Lienelのさまざまな可能性を示すパッケージとなっている。

CDリリースを記念して、音楽ナタリーではメンバーにインタビュー。今夏の活動やシングルについての話をじっくりと聞いた。

取材・文 / 三橋あずみ撮影 / 梁瀬玉実

リョウガくんはMCの神

──「Love Me Madly」のリリースイベントにEBiDAN先輩グループの公演でのオープニングアクトと、この夏、めちゃくちゃ忙しそうですね。

高岡ミロ 常にメンバーと一緒にいるので、楽しいですよ。ね!

一同 うん!

高岡 ずっとはっちゃけてます(笑)。オープニングアクトではまだ自分たちの力だけでは立てないような大きな舞台に立たせてもらうので、パフォーマンス中に目線を置く場所だったりダンスの大きさだったり、とても勉強になるんです。12月にある自分たちのワンマンライブに向けての特訓にもなっていると思いますし、もっと言えば僕らのことを知ってもらう、気になってもらうチャンスの場でもあるから、本当にありがたいです。

芳賀 オープニングアクトをやり始めた最初の頃と比べると、お客さんがノッてくれるようになった感じがして、すごくうれしいです。

左から芳賀柊斗、高桑真之。

左から芳賀柊斗、高桑真之。

左から芳賀柊斗、高桑真之。

左から芳賀柊斗、高桑真之。

高岡 一緒に踊ってくれる姿だったり、一緒にタオルやペンライトを振って跳んでくれる姿を見たあとは、メンバー全員で「うれしいね」ってよく話してます。

──オープニングアクトのあとには先輩のライブも見学されると思うのですが、「このグループはこんなところがすごい」と勉強になったことはありますか?

芳賀 原因は自分にある。さんのパフォーマンスを見学させてもらったとき、独特なコンセプトや世界観がライブの中ですごく表現されていて、すごく引き込まれました。自分たちもこんなふうに世界観を表現できるようになりたいです。

近藤駿太 僕はONE N' ONLYさんが大好きなんですけど、ワンエンさんのライブは一体感がすごくて。SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)の皆さんも一緒にライブをやっているような雰囲気なんです。「Step Up」でみんな一緒にタオルを回すときとか、ホントに一体感がすごいので、自分たちもそんなライブができたらいいなって。

高岡 僕はBUDDiiSさんの大阪城音楽堂でのライブが印象に残っています。暑い中でもダンスパフォーマンスの力が落ちないことがまずすごかったんですけど、MCが本当に面白くて。FUMINORIくんの仕切りが本当にすごいんです。お客さんを「キャーッ!」って言わせるトーク力はすごく勉強になりました。

森田璃空 僕は超特急さんのオープニングアクトをやらせていただいたときのことなんですけど、超特急さん、何曲もぶっ通しでパフォーマンスをしてもまったく疲れが見えないし、どんな瞬間も表情がホントにカッコいいんです。生カメに向ける表情の作り方も、それぞれに素敵でした。

武田創世 僕、超特急のタカシくんのことが好きなんです。タカシくんは「ここ、歌うの大変だろうな」と思うような部分でもまったく大変さを表情に出さずに、さらっと歌っちゃうんです。ライブを実際に観させてもらって、タカシくんのすごさをまざまざと感じました。

高桑真之 僕が印象に残っているのはONE N' ONLYさんです。僕たち、オープニングアクトを終えると先輩たちのお見送りをするんですけど、ステージに向かっていくときの皆さんのオーラがすごくて。実際にライブを観させてもらったときも、ダンスとか表情とか、すごく刺激を受けました。

──現場で先輩たちと交流することもあるかと思いますが、何か印象に残っている出来事や会話はありますか?

近藤 ワンエンさんのライブに出させていただいた日、朝起きたらなんとなく喉の調子が悪かったんです。ボイストレーニングをしてもなかなか調子が上がってこないからどうしようと思っていたんですけど、そのときにREIくん(ONE N' ONLY)が「首のマッサージをすると変わるよ」と教えてくれて。それからずっと、教えてもらったマッサージを歌う前に実践しています。

高岡 僕は超特急のリョウガくんに、MCの相談に乗ってもらっているんです。ちょくちょく連絡させてもらって、MCのコツだったり、どうやって場を回していったらいいのかについてアドバイスをいただいています。「ミロは緊張をなくせば完璧だな」と言われたので、緊張、なくします!

──リョウガさんが相談相手なんですね。

高岡 僕、リョウガくんを神のように崇拝しているんです。“MCの神”って呼んでいて、「どうやったらそんなに上手にMCができるんですか?」「コツとかあるんですか?」って、たくさん質問させてもらって……本当に最高の先輩です。

左から森田璃空、高岡ミロ。

左から森田璃空、高岡ミロ。

左から森田璃空、高岡ミロ。

左から森田璃空、高岡ミロ。

やっぱり本場のたこ焼きは違う

──現在、「Love Me Madly」のリリースイベントが全国各地で実施されています。ライブを重ねる中で、成長や変化を感じることはありますか?

芳賀 お客さんの前に出ることに、みんなだんだん慣れてきたかなって思います。まだまだ緊張はしますけど、パフォーマンスの面では表情が変わったと思います。

武田 ライブ前の円陣で、ステージに立つときに6人が意識することを確認し合うんです。例えば「Love Me Madly」は大人っぽい曲なので「表情も大人っぽくしよう」とか、盛り上げる曲については「笑顔で歌って、お客さんを盛り上げよう」とか。

高岡 僕たちの強みの1つはダンスだと思っているし、動きや表情の1つひとつ、細かいところまでそろえることにこだわりを持っているので、ステージに立つ前には1曲を何度も通しで踊って6人の動きを合わせていく練習をしているんです。なので、ダンスのそろい具合も成長できてるかなって思います!

──リリイベを回る中で、思い出はできましたか?

高桑 大阪に行ったときに、みんなでたこ焼きを食べました!

近藤 大阪で食べてみて、どうだった?

高桑 やっぱり本場のたこ焼きは違うなって……。

一同 あはははは。

森田 大阪は僕の地元なので「みんな、ようこそ大阪へ!」という気持ちになりました(笑)。メンバーに関西弁を伝授したり、楽しかったです! 自分の地元でリリイベするって、うれしいんだなあって。

──柊斗さんの地元の仙台でもイベントをやられていましたよね?

芳賀 仙台、行きました! 2回リリースイベントをやらせていただいたんですけど、2回目は初めてやったときよりもお客さんがたくさん来てくれて感激したし、何より皆さんが楽しんでくれる姿を見れることがうれしいです。

武田 ちなみにリリイベでは最近、MCの進行担当を順番で回しているんです。その日のMC担当メンバーが話す内容を考えて、ステージに出る前に少し練習して。

左から近藤駿太、武田創世。

左から近藤駿太、武田創世。

左から近藤駿太、武田創世。

左から近藤駿太、武田創世。

芳賀 一番MCがうまいのは、やっぱりミロだよね。

近藤 僕がやる回も、けっこう面白いですよ。

一同 あはははは!

高岡 生まれて初めて対抗馬が出てきました(笑)。MCで僕が一番思い出に残っているのは創世。創世が地元の埼玉でMCを担当することになったんですけど、気持ちが上がっている分、緊張もあって、準備していた内容を全然しゃべれずに「あああ」となっちゃって。それがめーっちゃかわいくて、お客さんも彼のうぶな感じをすごく温かく見守ってくれて……。

武田 (照れながら)もうー。やる前まではめっちゃ楽しみにしてたんですよ。僕、MC担当するの好きなので。だけど、本番になるとテンパっちゃう……。

高岡 かわいさがすごく出ていて、あれは最高の思い出になりました(笑)。