AAAの浦田直也がファッションブランドのLEGENDAとコラボ。自身がプロデュースしたアイテムを10月28日にリリースする。
2組がコラボするのはこれが2度目。今回浦田はフルコーディネートのプロデュースに挑戦し、ユニセックスなシャツ、パーカ、キャップなど全7アイテムをプロデュースした。なおナタリーストアでは、この7アイテムの中からグラフィックプリントが施されたパーカを限定販売する。
「おしゃれは我慢じゃない」と、自身のファッションへのこだわりを語る浦田。音楽ナタリーではコラボアイテムのリリースを記念して彼にインタビューを行い、自身のスタイルについて、さらにはAAAやソロでの活動について話を聞いた。
取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 須田卓馬
おしゃれは我慢じゃない
──まずは、今回LEGENDAとコラボすることになったきっかけを教えてもらえますか?
LEGENDAはもともと好きで、普段から衣装やプライベートで着ていたんです。以前にも1度コラボさせてもらったんですけど、またお話を頂きまして。しかも「今回は1アイテムじゃなく、フルコーデでコラボしたい」とリクエストをもらったんです。すごいうれしかったんで、張り切って考えました(笑)。
──そうだったんですね。浦田さんはLEGENDAのどんなところがお気に入りなんですか?
僕は高校生くらいのときから好きなファッションのテイストがまったく変わっていなくて、ルーズな格好が大好きなんです。ユルいストリート系のスタイルが好きなんですけど、LEGENDAは自分の好きなスタイルそのままといった感じで、本当にリラックスして着られるので。
──そうなんですね。
今着てるパーカも、家から持って来たんじゃないかってくらいのラフな感覚で着てます(笑)。「こんなに自分の好きなテイストだけを全開にしていいのかな?」って感じなんですよ。
──ではアイテムを作っていくうえでの浦田さんのこだわりを教えてもらえたらと思うんですが、何かテーマはありましたか?
「流行は繰り返す」みたいな話は前からよく聞いていたんですが、その言葉通り最近の流行って自分が高校生くらいのものに近いなという感覚があって。その頃って僕にとっては、洋服に興味を持ち始めて、着たいものが自分のお金で買えるようになってきて……っていう時代なんですよ。
──そうなんですね。
自分が十代半ばくらいの頃にハマって、それ以降ずっと好きな服のスタイルがシーンに戻ってきているなっていうことを感じていたんで、「古いよ」って言われることを恐れないで主張できると言うか。「あのときもカッコよかったから、絶対今もカッコいいはず!」っていう思いを持って作り始めましたね。オーバー気味なサイズ感もそうだし、あとは色合わせも。今回こだわったのが、服と小物を同じ色にする、みたいな合わせ方。「緑のTシャツを着たら絶対キャップも緑!」みたいなコーディネートが、すごくカッコいいなって当時思っていたんですよ。
──さきほど拝見したスチール撮影でも、同色のアイテムの合わせ方がすごく印象的でした。
はい。そんなこだわりが、今の流行の中で少し新鮮に映ってくれたらいいな、という気持ちもありますね。
──今回フルコーデのプロデュースに挑戦してみて、いかがでしたか?
ホントに服が好きなので、楽しかったですね。いい経験になりました。
──浦田さんはこれらのアイテムをどうやって取り入れたいと思いますか?
もう、普通に。常に着るものにしたいです(笑)。楽なテンションで自分が一番カッコいいと思うものを着られる、っていうのが本当のおしゃれなんじゃないかなって思うんですよ。自分の肩が凝ってしまうような服装って、着こなせていないしおしゃれじゃないから。だから本当に、気軽に着ると思います。
──このアイテムを求めるファンの方に対しても、同じ思いでしょうか?
そうですね。おしゃれは我慢じゃないです。
──よく、「おしゃれは我慢」とは言いますが……。
全然です。おしゃれは我慢じゃない。おしゃれはダラッとするものです(笑)。
──(笑)。ホントに気軽に取り入れてほしいということですね。
はい。それが一番です。
ジャンルにとらわれず、自分の好きなものを
──ちなみに、音楽とファッションの関係性を浦田さんはどう捉えてらっしゃいますか?
自分に関して言えば、音楽もファッションも取り入れる感覚が共通していると言うか。好きなものがホントに変わらないタイプなんで、今聴く音楽も昔聴いてた音楽も全然変わっていないです。服と同じですね。
──一貫してますね。
「いい」と思ったものがいいから、ジャンル分けもしたくない。「この音楽が好きだからこのジャンルをいっぱい聴く」とか、「このジャンルが好きだからこの曲を聴いてみる」とかいうことはないです。決め込むことがあんまり好きじゃないので、音楽もファッションもどちらもジャンルにとらわれず、自分の好きなものを貫き通すっていうのが一番かなと思います。
──それがご自身のスタイルになっていくんですね。音楽もファッションも生活の中に自然にあるものという感覚ですか?
そうです、そうです。「これを着なきゃ」とか「これをやらなきゃ」っていう義務の意識がストレスになることが一番よくないなと思うんですよ。ずっとラフでいたいですね。
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僕らは「何を求められているのか」に気付いた
- 浦田直也(ウラタナオヤ)
- 男女6人組ユニット・AAAのメンバーとして、2005年9月にシングル「BLOOD on FIRE」でデビュー。2012年末には3年連続となる「第54回 日本レコード大賞」優秀作品賞受賞、「第63回 NHK紅白歌合戦」出場を果たす。ソロアーティストとしては2009年1月にアルバム「TURN OVER」を発表。
2010年12月にはURATA NAOYA featuring ayumi hamasaki名義でシングル「Dream ON」をリリースした。ほかにもMay.JやINFINITY16、傳田真央とのコラボ楽曲を発表するなど、積極的にソロアーティストとしても活動を展開。2017年4月にはアルバム「unlock」をリリースした。
- urata naoya LIVE TOUR 2017 -unlock-
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- 2017年11月1日(水)愛知県 愛知県芸術劇場大ホール
- 2017年11月6日(月)大阪府 NHK大阪ホール
- 2017年11月10日(金)千葉県 舞浜アンフィシアター
- LEGENDA(レジェンダ)
- ''TOKYO STREET MODE''を標榜し、 モードとストリートの垣根をまたぐカルチャー要素の強いスタイルを提案するユニセックスブランド。