美術演出:増田セバスチャン
Q. 武道館ライブでは、サーカスに見立てたパネルがステージ背面に置かれ、開演前から場内にオルゴールの音色が流れていました。公演全体のコンセプトやイメージしたものを教えてください。
A. 今回の美術のテーマは「飛び出す絵本」「サーカス」。 “会場に入った瞬間からぱみゅぱみゅランドの世界観にグッと入ってもらいたい!”という本人の希望もあって、オープニングや幕間ではかなりアナログな手法を使っています。
Q. きゃりーぱみゅぱみゅの世界観を構築する上で大切にしていることや、自分なりのテーマがあれば教えてください。
A. 僕がライブに関わるときは、本人に何をやりたいかヒアリングをしてから、ヴィジュアルに落とし込んで逆提案する、というやり方をとっているのですが、そこで心がけているのは、きゃりーちゃんの想像の斜め上を行くこと・驚かすことですね。スケッチを見せたときに「すごーい!」という言葉が出たら、スタートの合図です。
Q. きゃりーぱみゅぱみゅの魅力はどんなところだと思いますか?
A. アーティストの部分で言うと「懐の広さ」。クリエイターを自由に創造させてくれる。他のアーティストでは出来ないことがきゃりーでは成立するんです。
素の部分で言うと「少女性と母性」。ジェットコースターみたいにこれが行き来する。この年齢の女の子ならではの魅力かも。