楠木ともり、4曲入りの新作「遣らずの雨」で発揮した豊かな歌唱表現と作家としての才能 (3/3)

楠木ともりが雨の日に聴きたくなるプレイリスト

最終ページでは楠木ともりの新作「遣らずの雨」にちなんで、楠木本人が作成したプレイリスト「雨の日に聴きたくなる5曲」を掲載。各曲とそれに対する思いを語っていく。

楠木ともり

AAMYYY「EYES(feat. CONY PLANKTON)」

サウンドに温かさがあって湿度も感じられて、ボーカルには透明感があるので、全体として雨を想起させてくれる楽曲です。雨自体を魅力的なものにしてくれる曲だなという印象もあります。この曲を聴いていると、浮遊感に任せて雨の街中を散歩したくなります。

サブリナ・クラウディオ「Come Here」

コーラスとわずかな音だけで構成されている曲で、これはどちらかと言うと雨の日に家で聴きたくなる曲。家でコーヒーでも飲みながら「雨降っちゃったなあ」って窓の外を眺めるような。雨がドラマチックに思える、そんな曲です。

VAMPS「EVANESCENT」

L'Arc-en-Cielさんが好きで、その派生でVAMPSさんも聴き始めました。この曲はもともと好きでよく聴いていたのですが、雨の曲ということにあとから気付きました。電車に乗っているときなど、移動中に聴きたくなります。「これからお仕事がんばろう」というときに聴くとスイッチが入ります。

L'Arc-en-Ciel「Singin' in the Rain」

単純にすごく好きな曲です。レトロなピアノから始まって、雨の日にジャジーな曲を聴きたくなる私にはぴったりだなと思いました。雨のオシャレ感を切り取ったようなイメージで、室内外問わず雨の日に聴きたくなります。

Chouchou, Orcaorca「Shizku」

「山荷葉」のアレンジを担当してくださったChouchouさんがOrcaorcaさんとコラボした「inst09 最果のダリア」に収録されています。タイトル通り、窓に滴る雨の“しずく”が表現されていて、優しさにあふれるボーカルとアコースティックギターの音色を聴くと心が落ち着きます。「雨に浸りたい、優しい気持ちになりたい」というときに聴きたくなります。

楠木ともり
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ツアー情報

楠木ともり Zepp TOUR 2022

  • 2022年7月31日(日)大阪府 Zepp Namba(OSAKA)
  • 2022年8月11日(木・祝)福岡県 Zepp Fukuoka
  • 2022年8月13日(土)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
  • 2022年8月21日(日)愛知県 Zepp Nagoya

プロフィール

楠木ともり(クスノキトモリ)

1999年12月22日生まれ、東京都出身の声優・シンガーソングライター。テレビアニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」「遊☆戯☆王SEVENS」「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」「TIGER & BUNNY 2」「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」などに声優として出演している。2020年8月に自身がヒロインを務めるテレビアニメ「魔王学院の不適合者」のエンディングテーマ「ハミダシモノ」を収録した作品でメジャーデビュー。2021年4月に「Forced Shutdown」、11月に「narrow」といった作品をリリースした。2022年6月には新作EP「遣らずの雨」をリリースし、7月から8月にかけて全国4カ所のZepp会場を回るツアー「Zepp TOUR 2022」を行う。