ナタリー PowerPush - 黒沼英之
ポップスメーカーとしての目覚め
玉田豊夢
──「YELLOW OCHER」制作中の印象的なエピソードを教えてください。
僕らミュージシャンの録音をスタジオのソファに座り静かに見守る黒沼くん。でもアイデアが浮かんだり意見があるときは、わざわざブースまで来てその旨を伝える姿にアツさを感じました。
──あなたから見たシンガーソングライター黒沼英之の魅力 / アーティストとしての武器とは?
透明感とアツさのバランス。サラッとしてそうで濃い。ギャップ感。
──「YELLOW OCHER」をほかの色で例えるとしたら何色ですか?
雨上がりの水たまりに映る青空と雲と太陽のような色。
楽曲や黒沼くん本人からそういうイメージを受けます。
──この機会に聞いておきたい、黒沼さんへの質問は?
生まれて初めて書いた曲のタイトルは何ですか?
- 黒沼英之からの返事
-
玉田さんにも参加していただいた「夜、月。」という曲です。
本当に素敵な演奏をありがとうございました!
玉田豊夢(たまだとむ)
1975年生まれのドラマー。20歳の頃からライブやレコーディングでのサポート活動を始め、現在は、斉藤和義、いきものがかり、小谷美紗子、レキシ、角松敏生、SMAP、絢香、100s、つじあやの、吉田美奈子、C.C.KINGをはじめとする数多くのアーティストのレコーディングやライブなどで活動している。
山口寛雄
──「YELLOW OCHER」制作中の印象的なエピソードを教えてください。
今回僕がアルバムにレコーディング参加したのは6曲でした。
プロデューサー、アレンジャー、ミュージシャンのみなさん個性的で、常に音を追求をしてたのが印象的でした。従来のフォーマットから大きく逸脱したビートやフレーズや音色を黒沼曲に色づけていく。新しい世界を見つけていくような感覚でした。
──あなたから見たシンガーソングライター黒沼英之の魅力 / アーティストとしての武器とは?
黒沼君の曲は静寂を感じさせるクールなサウンドもあったり暖かいサウンドもあったり、やさしい歌もあれば、圧倒的エモーショナルな声とか、そこに魅力を感じました。
──「YELLOW OCHER」をほかの色で例えるとしたら何色ですか?
空色 感性が躍動する感じ。
──この機会に聞いておきたい、黒沼さんへの質問をお願いします。
シンガーソングライターに目覚めたキッカケを知りたいです!
- 黒沼英之からの返事
-
宇多田ヒカルさんに出会ったことが大きいと思います。
“シンガーソングライター”という存在を知ったのも、この時でした。
山口寛雄(やまぐちひろお)
長崎県出身のベーシスト / 作曲家。1996年よりライブやレコーディングのサポートメンバーとして活動し始める。2004年より100sのメンバーとしても活躍し、作曲活動もその頃に始める。プレイヤーとしてだけでなく、コンポーザーとしても活躍。EXILE、V6、倖田來未らに楽曲を提供している。
収録曲
- 雨宿り
- パラダイス
- I can't stop the rain
- 心のかたち
- UFO
- 君に唄えば
- デイドリーマー
- 告白前夜
- ふたり
- 雪が降る
- 深呼吸
黒沼英之(くろぬまひでゆき)
1989年1月生まれの男性シンガーソングライター。15歳の頃から作曲を始め、大学進学後より音楽活動を本格化する。ピアノの弾き語りやバンドスタイルなどで、都内でライブ活動を行い、情感豊かなサウンドでリスナーを魅了する。2012年11月には東京・WWWにて初のワンマンライブを開催し成功を収める。2013年1月にスピードスターレコーズの20周年企画「SPEEDSTAR RECORDS 20th Anniversary Live ~LIVE the SPEEDSTAR 20th~」にオープニングアクトとして出演し、ハナレグミ、斉藤和義らと競演。同年6月にメジャーデビュー作となるミニアルバム「instant fantasy」を、11月に初のシングル「パラダイス」をリリースした。2014年2月にキャリア初のフルアルバム「YELLOW OCHER」を発表。
2014年2月14日更新
隅倉弘至
──「YELLOW OCHER」制作中の印象的なエピソードを教えてください。
レコーディング中、とある曲の歌詞を凄く良いね!って言ったら、「本当ですか!」っと喜んでるっぽい様子をしつつも、ちょっとドヤ顔してた事。(笑)
──あなたから見たシンガーソングライター黒沼英之の魅力 / アーティストとしての武器とは?
一聴すると爽やかなポップスに聴く人の心にすぅっと入り込んでくる歌。でもダークな部分もちゃんと表現されていて、凄く誠実なヤツだなぁと思えるところ。
──「YELLOW OCHER」をほかの色で例えるとしたら何色ですか?
紫かオレンジ
どことなく夜中から夜明けのイメージなので。
──この機会に聞いておきたい、黒沼さんへの質問は?
今まで作ってきた曲でボツにした曲もあると思いますが、自分的に最も恥ずかしいボツ曲のタイトルとその詳細を教えてください!
もはやタイトルは不明ですが、恋の神様がうんちゃらかんちゃら…みたいな曲を書いたことがあって、たまに思い出すと背中が痒くなります。
隅倉弘至(すみくらひろし)
1973年生まれ、静岡県出身のベーシスト。2002年にバンド初恋の嵐でメジャーデビュー。現在は斉藤和義、トータス松本などのサポートを務めているほか、2011年から初恋の嵐としての活動も再開している。