何も知らない愛知の高校生だった僕に刺さった「THE BADDEST」。自分もこんなふうに歌えたら！ 真似するうちにノリの気持ちよさに目覚めて、いつの間にか教室の机でフィンガードラミングしてました。
「ファンキー」というワードを日本に導入した久保田さんの功績はよく語られますが、リアルに衝撃を受けた側の自分が証言するなら……作品やラジオ番組でかけてくれる楽曲の中にたっぷりと洋楽の栄養が練り込まれていて、知らず知らずのうちにそれを摂取できていた……その「紹介者」「伝導者」とでも呼びたいスタンスのおかげで、ブラックミュージックの基礎知識と味わい方を多くの人が獲得したのです。まさにエデュケーション。マニアックなよさも少しずつ共有して、わかるリスナー層を開拓してしまうその姿勢に敬意を表して、キャッチーな中に濃いめの滋養を伝えてくる曲たちを今回は選曲しました。
僕はその後、修学旅行のバスで「Indigo Waltz」を歌って女子にもウケたところから人生が動いて歌手になりまして、ラジオ番組を持った際には同じく音楽愛のバトンをリスナーに手渡している心境でした。刺さったままの破片が、確かに自分の中にあります。感謝してます！

今こうやって改めて振り返ってみても、何一つ色褪せない曲達が生き生きとしてて、久保田さんの偉大さを、身体の奥をジンジンさせながら感じています。この先僕自身は何ができるのか、そんなことさえ考えさせてくれました。言わずもがなではありますが、どうかこのまま突っっっっ走ってください。

久保田兄さんの数多ある名曲たちの中から5曲ないしは10曲だけ（!!）を選ぶ作業は、至福の時でありながら苦行でした。兄さんのファンキーサイドとスウィートアンドメロウサイド、どちらでいこうか迷ったのですが今回はスウィートアンドメロウサイド＋私なりの「想ひ出」で攻めてみました。スウィートなだけじゃなく心にヒリっとくる曲たちと想ひ出で構成させていただいた今回のプレイリストは、題して「BITTERSWEET SIDE OF THE MR. FUNKY」です。それにしても年々素敵がじゃんじゃん増していく兄さん。その素敵溢れる遠すぎる背中をこれからも頑張って追いかけていきます。そしてまたご一緒できる日を楽しみにしております!!

まず初めに、敬愛する久保田利伸さんのプレイリストを作成させていただいたことを心からうれしく思います。
久保田利伸さんの音楽は幼い頃の僕にソウルを教えてくれました。

そして常に進化し続ける久保田利伸さんの新曲はTHREE1989の楽曲制作にスピリットとスパイスを与え続けてくれています。

R&Bをこの国に浸透させた先駆者であり牽引し続ける存在。

そんなパイオニア的存在を僕らも日々目指して新たな音楽作りに魂を燃やしております。

久保田利伸さんの「GIVE YOU MY LOVE」をカバーさせていただいたときから、憧れのスタジオでアルバムレコーディングさせていただいたこと、ライブに足を運んで下さったことは僕の音楽人生の中の宝物です。

いつの日か、一緒に音楽を奏でる日が来ることを願っております。

来年3月にはツアーもございますので進化したTHREE1989を観に来てくださるとうれしいです。

プレイリストを聴いてくださった皆様。
そしてメッセージを読んでくださった久保田利伸さん。

ありがとうございました！

1曲目から10曲目まで、昼から夜にかけての時系列に見立てたプレイリストです。
気分が上がるアッパーソングから、だんだんとオシャレになっていくようなセットリストを意識しました。

子供の頃からずっと久保田さんに弟子入りしたいくらいに大好きでした。僕の音楽は久保田さんの影響がとても大きいです。幼い頃の僕に影響を与えてくださって、本当にありがとうございました。

完全に個人的な好み、そして久保田さんの曲のみでカバーライブをするならこのセットリストでやりたいなという目線で選ばせていただきました。
皆さんが赤ワインやお好きなお酒を飲みながら、美味しいディナーを堪能されてるところにBGMとして歌いたい。
そんなイメージです。
久保田さんのことは、日本のR&Bの神様だと思っています。
何をどうがんばっても真似できないグルーヴ感、唯一無二のスタイルには、本当にいつ聴いても気持ちよくなり、癒されております。