背が高くて、エンタテイナー

──Shimamuraさんからみたkors kさんの魅力ってどんなところですか？

DJ Shimamura　kors kくんの魅力かあ。まずは、背が高い。

kors k　ははは（笑）。

DJ Shimamura　いやー、背が高いのはいいことですよ（笑）。いろんな服が似合いますから。あとは、昔からずっと見てますけど、がんばり屋というか、狂気を感じるくらいの研究家だよね。

kors k　まあオタクですからね。

DJ Shimamura　ネガティブな感じの研究家じゃなくて、むちゃくちゃポジティブな研究家なんだよね。「人に負けたくない」って気持ちじゃなくて、「知りたい」とか「もっと刺激を感じたい」とか、そういう欲望のもとに音楽を常に研究してる。僕もそれを見てて刺激されますし。

kors k　うれしいですね。

DJ Shimamura　それとやっぱり「エンタテイナーだな」っていうのは感じますね。常にサービス精神があって、人をどう喜ばそうか考えているのがわかるから「この人が何かやってくれたら、絶対面白い」っていう確信がある。

──逆にkors kさんはShimamuraさんをどう思っているんでしょうか？

kors k　DJ Shimamuraの第1印象が「この人なんでこんなに底抜けに明るいんだろう」だったんです。それが彼の得意とするハッピーハードコアにすごく合ってたんですよね。

DJ Shimamura　はははは（笑）。

kors k　ハッピーハードコアって、誤解を恐れずに言えば、“バカなノリ”がすごく楽しい音楽だと思うんですよ。それを体現しているのがDJ Shimamuraだった。バカって言ったら失礼かもしれないですけど、DJ Shimamuraはいつだって底抜けに明るいんです。

DJ Shimamura　最終的に、俺のいいところはバカってことなのかな（笑）。

kors k　単なるバカじゃなくて、ちゃんと周りを楽しませられるバカさ加減というか。それがDJプレイとか曲にも表れてるのが、僕からしたらうらやましい。それとDJ Shimamuraはどんなライブでもブッキングでも断らないんですよね。僕は自分がDJ活動しているとどうしてもモチベーションが上がらないときがあるんですよ。でも彼は舞い込んできた仕事を全部受けてがんばっているのを知ってるから、なんだか僕もがんばらなきゃなって気持ちになるんです。

DJ Shimamura　改めて言われると照れるね（笑）。

kors k　DJとしても、ただひたすら明るい“ハッピーハードコア野郎”としても尊敬してます。いつまでも変わらないでいてほしいなって。

DJ Shimamura　ハッピーハードコア野郎って言葉も完全にバカっぽくていいね（笑）。

“ほかとは違う”ステージを

──kors kさんは3月22日に行われるライブイベント「EXIT TUNES DANCE PARTY -beatnation summit 2015-」への出演も決定しています。「beatnation summit」でのライブは実に7年半ぶりになるそうですが。

kors k　7年半も前になるんだ！ もうそんなに経つんですね。

──7年半前のライブはどういうライブだったか覚えてますか？

kors k　確か当時の自分にとって、一番大きい規模の会場でやらせてもらったライブが「beatnation summit」なんです。「お客さんを楽しませなきゃ」っていう思いが先走っていたのか、とにかく緊張した覚えがありますね。ただ自分のライブ人生にとって、1つの大事な機会になったのが「beatnation summit」で。最近出させてもらってる「ETA」とか、海外のパーティとかもそうですけど、大きい会場でライブをするスタートを切らせてもらった場所なんです。

──ひさびさの「beatnation summit」ですが、今回はどういう気持ちで臨みますか？

kors k　ライブを楽しんでもらいたいっていう気持ちは変わらないですね。みんなに声を出してもらって歌ってもらうような、一体感のあるライブをしたいですね。DJとしても活動してきたので、現場型のスタイルというか、「ほかのトラックメーカーとは違うぞ」って思ってもらえるようなステージにできればいいなって思っています。

──今回のアルバムの曲もやりますか？

kors k　「BEMANI」シリーズの曲じゃないから「beatnation summit」にはどうかなってちょっと思ったんだけど、今作の「Big Ship」はかけようかなと。この曲ってすごくシンプルなので、曲の後半にはみんなで歌えると思うんです。本当にイベントでかけるために作った曲なので「これで盛り上がれたらいいな」って今から楽しみですね。