「極東ロックンロール・ハイスクール」総括

星グランマニエ

本当にこの対バンシリーズがやれてすごく幸せですね。バンドマンとして、ギタリストとして。そしてこの30公演を通して、自分の中でいろんなことを吸収できたと思ってます。僕らにしかできないことや、僕らがやらなきゃいけないことも徐々に見えてきたような気がします。

白鳥雪之丞

対バン相手の皆さんに教えてもらったことがいっぱいありました。自分自身もバンドも、勉強することばかりですけど、さらに努力していきたいです。ドラマーとしても気になる人がたくさんいましたし。特に神聖かまってちゃんのみさこちゃんが気になりますけど（笑）。あれからたまにメールしてるんですけど、なかなか返信くれないんですよね。

白鳥松竹梅

この30公演で30アーティストの人間性を感じて、やっぱりそれが全てだなって思うんです。演奏力だけじゃない人間性というかスター性というか。やっぱり皆さん、そこがすごいんですよね。

西園寺 瞳

このシリーズを通して、いろんなアーティストのいろんな曲をカバーさせてもらったことは、大きな刺激になりました。俺はこのライブは勝ち負けのつもりでやってたんですけど、個人的には勝利にあまり貢献できなかったっていう思いが強くて。楽曲制作に置いては自分も貢献できてると思うんですけど、ライブでは、やっぱり綾小路くんの歌とかしゃべりに比べるとまだまだだなって。そこは反省点ですね。

早乙女 光

「それは運命的な出会いだった。これからヒロティと徐々に距離を縮め、いずれは大きな愛を育んでいきたい。とにかく彼女の今後に注目しているし、そこに自分も携われるのであれば、なおいいんじゃないかと思っている。これをご覧いただいている皆さんにはぜひ毛皮のマリーズ終焉後のヒロティの活躍に期待してほしい」（綾小路による通訳）

綾小路 翔

まずこの企画にご参加いただいた30アーティストの皆さんに、本当に心から厚く御礼を申し上げたいです。今回参加してくださった皆さんは、この企画自体を面白がってくれたり、氣志團というバンドに愛情を持ってくださってる方だと思っていて、そこで生まれる化学反応っていうのは本当に未知数なんです。バンド同士ですでに芽生えている友情もあるし、5年後、10年後に全く別の形で何かが起こるかもしれない。とにかく今回の企画を通して、また何かが生まれる気がしてるんですよね。

僕らもデビュー10年という、まあセミ中堅くらいのところにいるわけで、今この企画をやったのは、やっぱりこのシーンを変えたいっていう勝手な使命感からなんです。ぶつかり合うプライドとかギラギラした思いっていうのはやっぱり観ている人たちを魅了するし、音楽は勝ち負けじゃないかもしれないけど、同時にやっぱり勝ち負けだろう、とも思ってる。でも、なんだか今はロックバンドが戦うことを恐れているように感じるんです。仲のいいバンド同士の対バンはあるし、企業が組んだイベントもある。でも自分たち同士で何かを賭けてぶち当たることが一番大切で。それができたっていう手応えを感じてるんです。

あとはもうひとつ、この過酷な戦いの中で、僕ら氣志團6人が、もう一度同じ方向を向くことができたのが一番大きな収穫だったと思ってます。僕らは昔からずっと一緒にいる友達なんだけど、やっぱり長くやってる中で、お互いの間に誤差が生まれてきた部分もあるし、ベクトルが違ってきた部分もあって。ただ今回の30公演を通して、自分たちの行く場所がもう決まっているなっていうことが再確認できたんですね。言葉で話してはいないですけど、それを感じたからこの30本を乗り切れたんです。ホントにメンバーのおかげだなって思うし、すごく頼もしかったです。改めて、これからもっともっとシーンをかき回していきたい。それが我々の使命だし、試練でもあるんですよね。今は次に来る大きな戦いに向けてまたチリチリと火がつき始めているところなので、ぜひ2012年の我々のアクションにご期待いただければ、というふうに思っています。