1928年に誕生したキリンビバレッジ株式会社のロングセラーブランド・キリンレモンが、“晴れわたろう。”をキーメッセージに掲げてリニューアル。パッケージデザインやブランドイメージを一新させた。

新キリンレモンのイメージキャラクターに選ばれたのは、女優としてだけでなく、adieu名義での音楽活動も積極的に展開している上白石萌歌。彼女は今回のリニューアルに伴って制作されたテレビCMにて、これまで長く愛されているCMソング「キリンレモンのうた」を軽やかに歌い上げている。音楽ナタリーではキリンレモンにまつわるエピソードや、CM撮影について話を聞いた。

取材・文 / 下原研二　撮影 / 藤木裕之

キリンレモンの思い出

──上白石さんはこのたびキリンレモンの新イメージキャラクターに就任されました。まずオファーを受けての感想をお聞かせください。

キリンさんには4年くらい前からお世話になっていて、今回は前から好きだったキリンレモンのイメージキャラクターということですごくうれしかったです。炭酸飲料を飲んですっきりしたいと思うこともよくあって。

──キリンレモンは普段からお飲みになっているんですね。

私の父がキリンレモン好きで常に家に置いてあって、それを家族みんなでよく飲んでいて。だからキリンレモンと聞くとその頃の風景が思い浮かびます。

まっすぐ歌う

──キリンレモンのリニューアルに伴い、“晴れわたろう。”というキーメッセージのもと新CMも制作されました。さわやかな映像に仕上がっていますが、撮影はいかがでした？

あのCM、実は去年の12月に屋外で撮影したんですよ。でもその日はすごく晴れていて、陽も射していたので寒さは感じませんでした。私、春の空ってすごくキレイなイメージがあるんです。今回は真冬の撮影でしたけど、透きとおった感じを出せたかなと。

──CMでは「キリンレモンのうた」を歌われています。上白石さんはadieu名義で音楽活動もされていますけど（参照：上白石萌歌、音楽活動スタートを宣言「申し遅れました。私adieuと申します」）、これだけポピュラーな楽曲を歌唱するうえで気を付けたことってあります？

「キリンレモンのうた」は本当に耳なじみのある曲だったので、歌わせていただけるということが純粋にうれしくて。メロディのさわやかさが失われないように、楽曲の雰囲気に沿ってまっすぐに歌いました。

──レコーディングで苦戦したことは？

「キリンレモンのうた」自体、音程が行ったり来たりして簡単な楽曲ではないので、どう滑らかに歌うかは気を付けました。あとスタッフさんが「さわやかな中に元気な要素が欲しい」とおっしゃっていたので、そこは意識しましたね。

上白石萌歌の晴れわたる瞬間

──リニューアルしたキリンレモンはもうお飲みになりました？

CM撮影のときにいただいたんですけど、おいしかったです！

──上白石さんならどういうシチュエーションでキリンレモンを楽しみたいですか？

温泉に行ってお風呂上がりにキンキンに冷やしておいたキリンレモンをカッと飲みたい（笑）。それに私、このボトルのデザインもすごく好きなんですよ。かわいいし持ち運びもしやすいので、この特集を読んで気になった方はぜひ旅行のお供にしてもらいたいです。

──では最後に、上白石さんが最近“晴れわたった”エピソードがあれば教えてください。

私、晴れた日に早起きしてお散歩するのが好きなんです。それでこの間散歩しようと外に出たら冬の寒さが終わっていて。春の陽気の中散歩するのがとても楽しくて晴れわたりました（笑）。