煌めき☆アンフォレント|再出発した7人が届ける新体制初シングル

煌めき☆アンフォレントのニューシングル「奇跡≒スターチューン / 光彩⌘スターティングオーバー」が4月9日にリリースされる。

昨年12月24日にかねてからの目標だった愛知・Zepp Nagoyaでのワンマンライブを実現させ、見事会場を満員にした三重県のご当地アイドル・キラフォレ。このライブで高橋みおと日南遥を新メンバーに迎えた彼女たちは、新アイドルレーベル・Victoria Beatsより7人体制初のシングルとして本作を発表する。音楽ナタリーではメンバー全員にインタビューを行い、Zepp Nagoya公演を振り返ってもらいつつ、すでにライブで披露されてきたシングルの表題曲2曲について話を聞いた。

取材・文 / 近藤隼人 撮影 / 曽我美芽

煌めき☆アンフォレント

Zepp Nagoya公演を経て、さらにエンジンが加速した

──まず昨年12月24日に行われたZepp Nagoya公演「煌めき☆アンフォレント 3rdワンマンライブ -光彩⌘スターティングオーバー-」を振り返っていただければと思います。グループの目標であったZepp Nagoyaでのワンマンを実現させただけでなく、見事にチケットをソールドアウトさせました。

西ひより 私は去年の1月にキラフォレを卒業したあと、5月に期間限定でグループに復帰したメンバーなので、当初はZepp Nagoyaのステージには立たない予定だったんです。でも、結果としてこのメンバーで達成できてすごくうれしかったですね。みんなで1つのライブを作りあげるという感覚が、今までで一番あったんじゃないかなと思います。

西ひより

──西さんの復帰は、昨年5月にZepp Nagoyaワンマンの開催決定と同時に発表されましたね。

西 はい。もともと結成当初からのキラフォレの目標がDIAMOND HALLとZepp Nagoyaでのワンマンライブで。1回その夢をあきらめた形でしたが、せっかくいただいたチャンスなので、私にできることを精一杯やろうと思いました。

二條満月 結成から3年経って達成できた目標なので、私は「やっとここまで来れた」「続けてきてよかったな」という気持ちでした。それまでも対バンなどでZepp Nagoyaでライブをやったことはあったんですが、ワンマン当日の朝にステージに立ってみたら意外と会場が狭く感じられて、「あ、いけるな」と思ったんですよ。以前だったら不安になっていただろうから、成長を実感しました。ライブもすごく楽しくて、達成感よりも「まだいけるんじゃないか」という気持ちが大きかったです。

茉井良菜

茉井良菜 長い間アイドルとしてライブ活動をしてきましたが、その中でもZepp Nagoyaワンマンは規模が違って。私は途中でキラフォレに加入したメンバーなので、ここまでグループを築き上げてきた人たちに改めて感謝の気持ちが湧いてきたし、ライブを精一杯やることで支えてくれたたくさんの方に恩返しにしようと決めていました。当日はアドレナリンが出てすごく楽しかったですが、いろいろとドタバタしていたところもあったので、もう1回Zepp Nagoyaでワンマンをやりたいという思いもあります。

──目標は達成しましたが、完全に満足はしていないと。

茉井 そうですね。ライブ前は燃え尽きてしまわないかと不安だったんですが、ワンマンの次の日から、さらにエンジンが加速するような気持ちになりました。

──ファンの方のZepp Nagoyaワンマンに対する反応はどうでしたか?

茉井 ライブにたくさん仕掛けを用意したこともあって、終演後の特典会では声をそろえて「楽しかった」と言ってくれました。情報量が多すぎて気持ちが浮いてるような人もいましたが(笑)、みんな楽しんでくれてよかったです。

純粋に楽しめて、自分を変えられた

──昨年3月にキラフォレに加入した双葉さんと谷さんにとって、Zepp Nagoyaワンマンはどんなライブでしたか?

双葉凛乃 今まで経験してきた中で一番大きいステージでのワンマンライブだったので、「絶対に埋める」と言ってはいたんですけど、正直不安が大きかったです。

──自信満々ではなかったんですね。

双葉 全然です。ライブ1週間前には「絶対に無理だ」と病んでいました。メンバーもファンの方もZepp Nagoyaワンマンに懸ける思いがすごく大きかったので、当日ステージに立ってフロアを見た瞬間、うれしくて泣いちゃいました。お客さんの盛り上がりもすごくてうれしかったです。

谷麻由里

谷麻由里 私はもともとすごく緊張するタイプで、頭が真っ白になって失敗しちゃうこともあったんですが、Zepp Nagoyaワンマンの当日はあまり緊張しなかったんです。これをきっかけにその後も緊張しなくなったので、自分にとって大きいライブでした。

──どうして緊張しなかったんでしょう?

 ライブ前にステージを見たら楽しみな気持ちが大きくなって、吹っ切れました。それまでは緊張しすぎて楽しいという気持ちにならなかったんですが、すごく純粋に楽しめて、自分を変えられました。

──高橋さん、日南さんはZepp Nagoyaワンマンで新メンバーとしてキラフォレに加入し、当日は2曲のパフォーマンスに参加しました。

高橋みお

高橋みお キラフォレでの初ステージとして大きな会場でのライブを用意していただいて、当日はこの衣装もお披露目したし、新しいことがいっぱいあってうれしかったです。あのステージに私が立てたのはここにいる先輩方が今までがんばってきてくださったからなので、すごく感謝しています。

──不安やプレッシャーはありました?

高橋 それは一切なかったですね。以前もアイドルをやっていた私にとっては再デビューの場だったので、ステージに立てることにワクワクしていました。

──日南さんは?

日南遥 ライブの2カ月前に初めてのステージがZepp Nagoyaということを知らされたんですが、スケールが大きすぎて実感が沸かなかったです。私はそれまでアイドルの経験がなかったので、初ステージでこんな大きいところに立たせていただけると思ってなかったんです。当日先輩たちのリハーサルを見学していたときも、「ホントに自分がここに立つのかな」と考えちゃって。でも舞台袖で見ているうちにじわじわと実感が湧いてきました。

──実際にステージに立ってみて、いかがでしたか?

日南 楽しかったのひと言ですね! 2曲だけと言ってもすごく緊張したんですけど、ただただ幸せな空間でした。