私たちの二面性は唯一無二

──そんな4人で風光ル梟を結成して。結成3カ月後には「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」「@JAM EXPO 2017」に出演、11月にはメジャーデビューが決まりました。短いキャリアで考えられないような目覚ましい活躍ですよね。

美心　あまりにも展開が早くて、自分でも戸惑ってました。今はやっと目の前のことが1つずつ整理できるようになって。

カノン　デビューが決まったと発表されたときはうまく進みすぎて、「大丈夫かな……」って不安しかなかったんですけど……もうデビューするのが決まっちゃったので、がんばるしかないなって。

──着実ではあるけど、その1歩が大きいですよね。例えば昨日も赤坂BLITZで大勢のお客さんを前にライブしているわけじゃないですか。「緊張してヤバい」ってことはあるんですか？

カノン　昨日は特に緊張でヤバかったです。赤坂BLITZがどういうステージか全然知らなくて、ネットで画像を観て「ええ！ こんなに人がいるところで踊るんだ」って驚きました。でも、いざステージに立ったら目の前がお客さんだらけだからすごい楽しくて。こうやっていろんな人の前で踊っていきたいなと思いました。

──そういう大きな舞台に立てるのは、所属してるレーベルやスタッフの期待だったり、お客さんのリアクションのよさだったりがあるからだと思いますけど。そこまで人を惹き付ける、風光ル梟の魅力ってなんでしょう。

美心　ライブに来てもらったら絶対に好きになってもらえると思うんですよ。これは確信があります！ そこですかね。

──どうして、ライブを観た人が風光ル梟を好きになるんだと思います？

Misaki　ライブって非現実的な場所だと思ってて。パワーをもらえたりとか、日頃のストレスを解消できるから皆さんは足を運ぶと思うんです。アイドルグループの中でも風光ル梟って若いし、フレッシュさがすごいあって。ライブを観たあとに「明日からもがんばるぞ」っていうエネルギーになってるんじゃないかなと思います。だからこそ、1回1回のライブは大事にしてますし、同じ曲を披露するにしても毎回クオリティを上げていけるようにみんなで歌を練習したり、ダンスを練習したりっていうのを積み重ねてます。

美心　私たちは恵まれた環境で、こんなに早くメジャーデビューも決まって「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」や「@JAM EXPO 2017」にも出演させていただいて。チャンスもたくさんあると思うので、そのチャンスを無駄にせずに1個ずつ大事にやっていきたいです。私たちが唯一無二なのは、二面性があるところだと思ってて。かわいくもあり、カッコよくもありっていうのを意識しながらやっているので、そこの部分を見ていただければと思います。

2年後に武道館に立ち、そして世界へ

──1stミニアルバム「風光ル梟」はR&Bの要素が色濃く出ているのが面白かったです。そこも大きな魅力な気がしました。例えば、lyrical schoolだったらアイドル×ラップだし、アイドルにプラスアルファのエッセンスを加えることでほかにはない存在になっていると思ってて。風光ル梟はアイドル×R&Bなのかなって。テクニックが求められる曲が多いですよね。

Misaki　ラップはみんな初挑戦だったので、レコーディングのときは苦戦してましたね。全曲、私が仮歌を録ってからみんな歌っているんですけど、納得いかないところは何時間もかけて、録り直してというのを繰り返したんです。そういう意味では、アイドル好きはもちろん音楽好きの方にも自信を持ってオススメできる1枚になったと思います。

──最後に今後の野望を聞かせてください。

凜　（小さい声で）……やぼうって何？

美心　叶えたい目標ってこと。

──カノンさんは先ほどの達成式で「2年後、武道館に立つ」って話してましたね。

カノン　23区制覇が終わったので、まずは全国制覇をしたいです。ライブで経験を積んで、ゆくゆくは武道館に立ちたいと思います。

美心　その前にワンマンライブがしたいです。多くの人に私たちの曲を知ってもらいたいと言うか、私たちのパフォーマンスを見てもらいたいと思います。

凜　このグループは全員が地方出身者ということもあり、みんなの出身地をライブして回りたいです。で、もっと全国に名前が知れ渡るグループになりたいと思います。

琳美　2年後に武道館に立つ予定にして、世界中に羽ばたきたいです。

Misaki　おお……世界か。

──あと、直近の目標を忘れてません？

美心　なんでしたっけ？

──今日、果たせなかった2300名の署名を集めないと。

美心　ああ……そうですね！ 必ず達成させます。