KANA-BOON|絶好調の日々も、もがき期も…… ニュースで振り返る怒涛のキャリア

2013年

夢の出発点だった「僕がCDを出したら」

「僕がCDを出したら」KANA-BOON初全国流通盤リリース
2013年4月13日 18:00
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谷口 初めての全国流通盤ですね。それまで自主で作ってたCDは手売りしてたので、「自分たちのCDが店に並ぶんや」と思うだけでうれしかったし、このニュースが出たタイミングでは現実感もなくて。だいぶ浮かれてた気がします(笑)。「僕がCDを出したら」をリリースするときに上京したので、まさに夢の出発点という感じですね。

古賀 このニュースが出た4月の時点では、上京の準備は全然できてなかったな。

飯田 そうやな(笑)。上京する直前のライブのとき、同世代のバンドや友達がでっかい横断幕を作ってくれたんですよ。「行ってこい!」という感じで送り出してくれて。すごく感動したし、そのことは今でもすごく覚えてます。

小泉貴裕(Dr)

古賀 「僕がCDを出したら」は、今聴いてもめっちゃいいアルバムだと思います。ライブでずっとやってる曲も入ってるし、6曲通して聴くとストーリー性もあって。KANA-BOONの基盤となった1枚だなと。

小泉 うん。いまだに人気がある曲ばっかりだし、こういうアルバムを一発目に出せたのはよかったなって。このCDを出してから、ライブに来てくれるお客さんもすごく増えたんですよ。

谷口 特に「ないものねだり」が大きかったですね。ポンとできて「次のライブでやってみる?」くらいの感じの曲だったんですけど、MVの効果もあって、たくさんの人に聴いてもらえて。この曲を通していろんな出会いがあったし、KANA-BOONの代表曲の1つですよね。

浮かれたり、つまずいたり、
それぞれ違ったデビューの心持ち

KANA-BOONワンマンツアー開催&新作付属DVD収録曲発表
2013年8月23日 22:00
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KANA-BOON、メジャー1stアルバム「DOPPEL」詳細判明
2013年9月13日 12:00
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谷口 「ついにメジャーデビューだ!」といううれしさでいっぱいでしたね。僕らはメジャーデビューに憧れた最後くらいの世代だと思っていて。メジャーレーベルに対して夢を持っていたし、「特別な世界なんやろうな」という感覚でバンドをやっていたので、それが叶ったときは興奮しましたね。「僕がCDを出したら」のときも同じような感じはあったんだけど、「キューン20イヤーズオーディション」で関わってくれたキューンの人たちもすごく力になってくれたし、ここからKANA-BOONの物語が始まっていくんだなって。

飯田 ずっと「音楽が好き」「好きなメンバーと一緒に音を鳴らしたい」という気持ちで活動していたんですけど、メジャーデビュー以降はプロとして見られる状況になって。この頃はまだ心の準備ができてなかったし、ライブでもレコーディングでもつまずくことが多かった気がします。地元にはメジャーデビューしたバンドがいなかったし、相談できる人もいなくて。悩みつつも、できることをやるしかないっていう感じで進んでた時期ですね。

小泉 何もわかってなかったし、メジャーデビューということに浮かれてました(笑)。MVの撮影もそうですけど、すべてが初めてのことばかりで。「これからどうなるんだろう?」ってワクワクしてました、僕は。

古賀 僕もワクワクしてたし、周りの人たちが喜んでくれるのもうれしかったんですけど、メジャーデビューしても状況が変わらなかったバンドも知っているので「ここからはもっとしっかりやっていかないと」という気持ちもありました。ただ、やることは変わらないとも思ってたんですよね。インディーズでやってきたことをさらに積み重ねて、質を上げていくイメージと言うか。

2014年

痛恨のミスに悔い、TOKIOにときめいた初「Mステ」

「Mステ」に初登場KANA-BOON、10年ぶり稲葉浩志ら
2014年5月16日 21:10
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古賀 初めての「Mステ」、めちゃくちゃ緊張してましたね。「ワウペダルを踏むときにガニ股になってカッコ悪いから直そう」みたいな話をしてました(笑)。「フルドライブ」を生演奏したんですけど、最後に俺がミスしてしまって。

谷口 エンディングのギターね。

KANA-BOON

古賀 テレビ尺だったから「いつもと違う」って意識してたんですけど、最後の最後で間違って。しかも「あ、間違えた」という顔をしてしまったんですよ。放送を観てくれた人から「感極まってるのかと思った」って言われたから、まあよかったですけど(笑)。

谷口 「間違えた」って顔をするのは、当時の悪いクセだったんですよ(笑)。同じ日に出演してたTOKIOの皆さんが優しかったのも覚えてますね。

古賀 そうそう! 俺らの演奏が終わったあと「よかったよ」って話しかけてくれて。

谷口 本当にこういう人たちなんやと思って、めっちゃときめいた(笑)。

飯田 僕もガチガチでしたね。生演奏だから絶対に失敗できないし、「テレビだと演奏のよさが伝わりづらい」という話も聞いてたから、余計にプレッシャーを感じていて。この日のこと、あんまり覚えてないんですよ。

小泉 フロアディレクターの合図で僕がカウントを始めて。あとから親に「顔が映った瞬間に緊張が伝わった」って言われました(笑)。

KANA-BOON「KBB vol.1」
2018年3月14日発売 / Ki/oon Music
KANA-BOON「KBB vol.1」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
3888円 / KSCL-3040~1

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KANA-BOON「KBB vol.1」通常盤

通常盤 [CD]
2700円 / KSCL-3042

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CD収録曲
  1. スパイラル
  2. PUZZLE
  3. バカ
  4. ハッピーエンド
  5. スーパームーン
  6. 夜のマーチ
  7. LOSER
  8. アナートマン
  9. I don't care
  10. ロックンロールスター
  11. 桜の詩
  12. タイムトリッパー
  13. Flame(新曲)
  14. さくらのうた(acoustic version)
初回限定盤DVD収録内容

「KANA-BOONのバイバイハローツアー 2017 年越し編 ~バイバイ 2017、ハロー 2018!~」 LIVE&密着映像

  1. - Introduction -
  2. A.oh!!
  3. ディストラクションビートミュージック
  4. 人間砂漠
  5. Fighter
  6. 結晶星
  7. 一番星
  8. それでも僕らは願っているよ
  9. ないものねだり
  10. - カウントダウン -
  11. バトンロード
  12. バイバイハロー
  13. - Conclusion -
KANA-BOON「KANA-BOON MOVIE 05 / KB CLIPS ~サナギからもぞもぞ編~」
2018年3月14日発売 / Ki/oon Music
KANA-BOON「KANA-BOON MOVIE 05 / KB CLIPS ~サナギからもぞもぞ編~」DVD

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3000円 / KSBL-6303

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KANA-BOON「KANA-BOON MOVIE 05 / KB CLIPS ~サナギからもぞもぞ編~」Blu-ray

[Blu-ray Disc]
3500円 / KSXL-254

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  • なんでもねだり
  • ダイバー
  • talking
  • ランアンドラン
  • Wake up
  • Fighter
  • バトンロード
  • それでも僕らは願っているよ

<Extra>

  • anger in the mind(short ver.)
  • Origin トレイラー
  • 情熱小泉(小泉の「talking」歌ってみた)
  • 覚醒の小泉
  • シルエット 小泉監督編
  • フルドライブ Studio Live
  • 涙 Studio Live
  • ディストラクションビートミュージック Studio Live
  • バトンロード Studio Live
  • それでも僕らは願っているよ Studio Live
KANA-BOONのGO!GO!5周年!シーズン1 三国ヶ丘FUZZ 5日間連続ライブ「Go Back Home」 /「Go Back Home ~ゆとり~」
  • 1st公演 「Go Back Home」-ワンマンライブ- 2018年3月21日(水・祝)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
    <出演者> KANA-BOON
  • 2nd公演 「Go Back Home」-ワンマンライブ- 2018年3月22日(木)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
    <出演者> KANA-BOON
  • 3rd公演 「Go Back Home」-アコースティックワンマンライブ- 2018年3月23日(金)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
    <出演者> KANA-BOON
  • 4th公演 「Go Back Home ~ゆとり~」 2018年3月24日(土)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
    <出演者> KANA-BOON / コンテンポラリーな生活 / オトワラシ / ジラフポット
  • 5th公演 「Go Back Home ~ゆとり~」 2018年3月25日(日)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
    <出演者> KANA-BOON / コンテンポラリーな生活 / オトワラシ / ジラフポット
KANA-BOONのGO!GO!5周年!シーズン2 東名阪対バンツアー「Let's go TAI-BAAN!!」
  • 2018年5月30日(水)東京都 Zepp Tokyo
  • 2018年6月7日(木)愛知県 Zepp Nagoya
  • 2018年6月8日(金)大阪府 Zepp Osaka Bayside
KANA-BOON(カナブーン)
KANA-BOON
谷口鮪(Vo, G)、古賀隼斗(G)、飯田祐馬(B)、小泉貴裕(Dr)からなる4人組バンド。高校の同級生だった谷口、古賀、小泉を中心に結成され、のちに飯田が合流して現在の編成となり、地元大阪を中心に活動を始める。2012年に参加した「キューン20イヤーズオーディション」で4000組の中から見事優勝を射止め、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブのオープニングアクトを務める。2013年4月には活動の拠点を東京に移し、同年9月にシングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビューを果たした。2015年1月には2ndアルバム「TIME」を発表し、同年3月には大阪・大阪城ホールおよび東京・日本武道館にて初のアリーナワンマンライブを行い成功を収めた。その後もさまざまなフェスやイベントに出演しながらリリースを重ねていく。2017年7月にアニメ「BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS」のオープニングテーマとして書き下ろした「バトンロード」をシングルとして、9月に4thアルバム「NAMiDA」をリリース。デビュー5周年を迎える2018年はアニバーサリー企画として、新作のリリースやライブイベントの開催を5シーズンにわたり展開するプロジェクトを展開中。第1弾アイテムとして3月にB面集「KBB vol.1」と、ミュージックビデオ集「KANA-BOON MOVIE 05 / KB CLIPS ~サナギからもぞもぞ編~」を発表した。