ずっと大事に歌いたい「疾走ドリーマー」
──ここからはメジャーデビューミニアルバム「JamMode」について聞かせてください。リード曲「疾走ドリーマー」は、夢に向かっていく思いを描いた爽快なナンバーですね。
坂東 「疾走ドリーマー」はメッセージ性のある前向きな曲で、どの年代の人にも刺さる歌詞になっています。今までのジャムズの曲は人を応援する歌詞が多かったんですけど、この曲は私たち自身にも当てはまる歌詞になっているので、すごく感情を込めて歌えるんです。
津代 子供の頃に夢に見たシンデレラストーリーを叶えるという内容で、最初に歌詞をいただいたときにすごくいいなと思いました。そしたら歌詞カードの歌い出しのパートに「津代」と書いてあって、すっごくうれしかった(笑)。これからも大事に歌っていきたいと思ってます。
神楽 イントロは静かに始まって、みんなで振り返ってジャムズのポーズをするんです。そのあとに走る振りがあるんですけど、そうやってみんなで一緒に曲の世界に入っていく感じが好きです。あと、それぞれの歌割りがメンバーとすごくハマってるところにも注目してもらえたらうれしいです。
豊田 自分たちのことを書いてくれてる気がして、ライブで歌ってるときに「あのときこうだったよな」と思い出して真顔になっちゃう瞬間があるんです(笑)。もちろんライブは集中してるんですけど、いろんなことがよみがえるくらい、曲の中に自分の気持ちが入っちゃう。だから手を振り回すところも思いっきりやっちゃったり、ダンスも気持ちが入ります。自分にとってもグループにとっても大事な曲で、それをメジャーデビューのリード曲に選んでいただけて、自分にとって大好きな曲がまた1つ増えました。ストーリー性のあるMVも含めて、ぜひみんなに聴いてほしいなって思います。
小波 私は曲の後半の大サビで、5人で歌ってたところから9人で歌う瞬間がすごく好きです。全員が横に並んで手を伸ばして上げる振りがあるんですけど、毎回感動して泣きそうになる(笑)。あさが「真顔になる」と言うのもすごくわかるし、気持ちが入りすぎて、自分がどんな顔してるかパフォーマンス中に心配になります(笑)。ここまで気持ちが入る曲に出会ったのは初めてで、これからどんどん大切な曲になっていくんだろうなって。しかもメジャーデビュー作のリード曲ですし、この先何年経っても、50年後とかでもずっと頭に残ってると思います(笑)。それくらい、人生で大切な曲です。
一宮 歌詞が本当に好きです。私は小さい頃からアイドルが好きで、地元で1回アイドルをしたけど卒業して、それからは普通に働いていて。でも、アイドルの夢があきらめきれなくて、ジャムズのオーディションを受けたんです。なので、あきらめない気持ちを歌ったこの曲が自分にすごく刺さりました。この9人のジャムズで一緒に上を目指してがんばりたいという気持ちが込められてる曲だからこそ、多くの人に元気を与えられると思うんです。ずっと大事に歌っていきたいです。
保科 もうダメだってときに聴くと、もうちょっとがんばろうって思える曲です。聴くと元気になれるし、自分を励ましてくれる。私もライブに行く前に聴いて、「よし、今日もがんばるぞ!」と気持ちを切り換えてます。だからいろんな人に聴いてもらって、その人の生きる力になればいいなと思います。
成瀬 間奏のダンスでみんなで円陣を組んで、ジャムズポーズをするんですけど、毎回みんなで顔合わせて笑ったりして、その瞬間に「これがジャムズだな」と思います。あとサビの「『今』を生きる僕らだ」の部分が好きで、昨日や明日のことを考えることが多いけど、今この瞬間が一番大切だなって思えてすごく心に刺さります。
柚木 私たちは歌詞をジャムズやアイドルに当てはめてるけど、ファンの方はやりたい夢やお仕事とかいろんなことに当てはめて聴けると思います。なので皆さんがこの曲を聴いて元気になったらうれしいです。あと振り付けにジャムズポーズがたくさん入っていて。最初にジャムズポーズができたときのことや、初めてのMV撮影でみんなで「ジャムズ!」ってやったことを思い出したり、初心に帰れる曲だなと思いました。大きくなっていくジャムズの曲でもあるし、初心にも帰れる曲でもある、そんな素敵な曲をメジャーデビューの機会に歌えるのがすごくうれしいです。
海外のファンも楽しめる「最先端フォーミュラー」
──ミニアルバムの中から皆さんのオススメの曲をいくつか挙げてもらえますか。
成瀬 「あの日のメリーゴーランド」は歌詞も曲もめちゃめちゃかわいくて、ジャムズのアイドルらしい部分が詰まっていると思います。ライブでも皆さん楽しんでくれています。
津代 「Shooting Star」は切ない思いを歌っていて、すごく好きな曲ですね。
一宮 「Shooting Star」は私のファルセットの歌い出しから始まるので、すっごく緊張します。本当にエモい感じのいい曲なので、たくさんの人の心に刺さるんじゃないかと思います。
津代 ミニアルバムのType-A盤に入ってる「最先端フォーミュラー」は、ジャムズのライブでは定番の盛り上がり曲です。ダンスも踊りやすいのでぜひライブで観てもらいたい。
豊田 「ジャムズのライブは楽しいね」と言ってくださる人は、だいたい「最先端フォーミュラー」から入ってくれているんですよ。自分たちでやっていて楽しいし、いっぱい踊ってくれてる人がいて、みんなが楽しめる曲だと思います。
一宮 海外のファンの方に「どの曲が好きですか?」と聞いたら、「最先端フォーミュラー」と答えてくださったんです。この曲は世界に伝わるんだって思えてすごくうれしかったです。
Zepp Hanedaワンマンへの意気込み
──では最後に、3月20日にZepp Hanedaで開催される2ndワンマンライブへの意気込みを聞かせてください。
柚木 デビューから1年という早いタイミングでZepp Hanedaのステージに立てるとはまさか思ってなかったし、すごく大きなステージなので今から緊張しています。でもファンの方や支えてくれた皆さんに恩返しができるようなライブにしたいなと思ってます。1年の節目に「これからもっと大きくなっていくぞ!」という気持ちをパフォーマンスで伝えたいです。
一宮 2ndワンマンが決まったあと、対バンライブでZepp Hanedaに立たせていただいたときに「こんなに大きな会場をジャムズだけで埋めるのか」と少し不安になりました。でも今はジャムズと出会ってくださったファンの方でZepp Hanedaを埋めて、みんなに成長した姿を見せたい。すごく楽しみだし、私たちもパフォーマンスを磨いていいステージを届けたいです。
豊田 私は1カ月くらい前は楽しみな気持ちだけだったんですけど、1stワンマンの倍以上のお客さんを呼ばなきゃいけないし、私はどれだけ貢献できるのかなとかだんだん不安な気持ちになっていて。でもそれじゃあダメなので、これからの1つひとつのライブを大切にして好きになってくれる人を増やして、Zepp Hanedaを成功させたいです。そしてもっと大きいところで次もライブができるように、全力でがんばって当日を迎えられたらなと思います。気を緩めないでがんばりたいです!
津代 Zepp Hanedaに見合うライブをしたいです。ワンマンライブは、ジャムズに興味を持って初めて来てくださる方も多いと思うんですよ。そこでどれだけジャムズのよさを伝えられるかが大事だと思っているので、自分もだし、「グループのここがいい!」というところを全部ライブに詰めて見せられたらなって思います。
坂東 アイドル人生でZeppクラスの会場でワンマンはしたことがないので、私にとっても未知なんです。でもジャムズは、もっと大きな会場でライブをすることを目標にしているので絶対超えていかなきゃいけない場所だと思っています。大きな会場に負けないくらい、9人のよさを最大限にワンマンで見せたいですね。Zepp Hanedaを成功させて、その先もワンマンをやるごとに「最高だったよね」とファンの皆さんに言ってもらいたい。なので最高を更新していけるように、Zepp Hanedaを成功させたいです!
ライブ情報
Jams Collection 2nd ワンマンLIVE
2022年3月20日(日)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)
プロフィール
Jams Collection(ジャムズコレクション)
一宮彩夏、神楽胡音、小波もも、津代美月、豊田あさ、成瀬みるあ、坂東遥、保科凜、柚木ひるねからなる9人組アイドルグループ。2021年3月3日にステージデビューし、お披露目から数ヶ月で「@JAM」や「TOKYO IDOL FESTIVAL」のメインステージに立つなど精力的な活動を展開している。2022年2月に徳間ジャパンコミュニケーションズからミニアルバム「JamMode」をリリースしてメジャーデビュー。3月には東京・Zepp Haneda(TOKYO)でワンマンライブを開催する。