「ライブってこんなに楽しんやで!」と伝えたい
──ないこさんの「Masquerade Dance」はゴージャスでシックなダンスチューンですね。
ないこ おしゃれでカッコいい曲にしたかったんです。歌詞にはカクテルの名前が入っていて、そこに舞踏会のイメージを重ねて。カクテルの名前にはそれぞれ意味があるので、それも生かしてますね。
──歌詞の書き方もおしゃれですね。語りかけるようなボーカル表現も印象的でした。
ないこ 僕は悠佑のような高音も出せないし、初兎みたいにラップもできなくて。セリフのような歌い方だったり、表情の付け方でがんばりました。ライブでやるときはダンスも大切になると思うので、そっちもがんばります。
──そしてIfさんの楽曲「It’s your fault」は女性目線の切ない楽曲です。
If これまで作詞した曲は、「まっすぐ前を向いてがんばっていこうぜ」みたいな感じで、自分の視点で書くことが多くて。でも、今回は曲を聴いたときに女の子目線の歌詞が合うなと思ったのでそうしました。好きな男の子がいて、相手に対する思いがあふれてるんだけど、なかなか行動に移せない。素直になれないのは君のせい、という女の子の思いを表現した歌詞ですね。悠佑くんに相談して、得意な英語のフレーズも入れながら書きました。歌は難しかったですけどね。メロディもかなり動くし、けっこう苦戦しました。
──悠佑さんの「DIVE!!」は「ハジけろ リズムに合わせて せーので! 揺らせ フロアを」という歌詞もそうですが、ライブの盛り上がりを想起させる楽曲ですね。
悠佑 歌詞にそんなに意味はなくて、まさにライブのために作った楽曲なんですよ。これまでは命の大切さを歌ったり、泥臭い歌詞が好きだったんですけど、メジャーデビューを機に、改めて“悠佑といえばライブ”ということを伝えたくて。
──もともとライブへのモチベーションは高いんですか?
悠佑 僕はすごく高いですね。いれいすを始めたときも「大勢の人の前でライブをやりたい」と思っていたし、それが少しずつ叶ってきてる実感もあって。いれいすのライブに初めて来てくれる子たちはシャイな方が多い印象があるんですよ。だから楽曲を通して「ライブってこんなに楽しんやで!」って伝えられるような曲にしたかったんです。
音楽仲間というより、友達、家族みたいな存在
──人気曲、新曲、ソロ曲を含めて、いれいすの魅力が存分に発揮されたアルバムだと思います。メンバーの皆さんにとって、いれいすの強みはどこだと思いますか?
りうら まず、メンバーの個性がそれぞれまったく違うところですね。これまで通ってきた音楽、歩んできた人生、経験してきたこともそうだし、全員それぞれに魅力があって。ネットがなければ出会うこともなかったかもしれない。
ないこ 初めていれいすを知ってくれた方も、さらに深く僕らのことを知っていくと「私はこの人が好きだ」というメンバーが見つかると思うんですよ。そうやってどんどん、いれいすの沼にハマってほしいですね。
-hotoke- メンバーの仲がいいというか、一緒にいる時間がすごく長いんですよ。活動を始めてから今まで、まったく話さなかった日は1日もないし、プライベートでもよく一緒に行動していて。同じところに行って、同じものを食べて、いろいろ話をして。普通は踏み込めないところにも踏み込める仲だし、お互いを知ってるからこそ表現できることもあるのかなと。音楽仲間というより、友達、家族みたいな存在なんですよね。
初兎 仲のよさはもちろんですけど、6人ともスキルフルだと思ってるんですよ。ボーカルにしても、りうちゃんはオールマイティでなんでもできるし、いむくんは声がいいし、ないちゃんはセリフみたいな歌い方が武器で、マロちゃんは英語のフレーズが得意、悠くんは高音がすごく出る。全員で補い合ってるし、それぞれが強くなることで、グループがさらに大きくなって。りうちゃんが言ったようにネットじゃないと出会えなかったし、奇跡というか、いろんなことが重なってできているグループだと思います。
ないこ 6月に更新したブログでも同じようなことを書いたんですけど、いれいすは活動量がとにかくすごいんですよ。結成から1年半でオリジナル曲を100曲くらい作ったし、発表するイラストやミュージックビデオの数もめちゃくちゃ多くて。結成当初は毎日投稿していたのでリスナーの皆さんからも“供給過多”と言われています(笑)。僕らは結成3年で日本武道館に立つという目標を掲げているし、先に活動を始めた先輩の歌い手の皆さん、活動者の皆さん、YouTuberの皆さんと同じペースでやってたらその人たちにはずっと追いつけない。なんでも2倍、3倍やるという意識で、ずっと努力を続けてきた。そこがほかの歌い手グループさんとの違いだと思いますね。
──そのペースで走り続けるのはかなりきついですよね?
ないこ しんどいなと思うこともありますね。でも、目指す場所が一緒だし、この6人だからやれてるんだと思います。
If すべて自分たちで考えて活動しているのも大きいと思います。もちろん、たくさんの方に協力していただいてるんですが、元になるアイデアはメンバーが考えているし、楽曲や動画の制作にも真剣に向かい合っていて。最初から全部うまくいったわけではなくて、なかなか思うようにいかなかった時期もあるんですけど、それでもあきらめずに挑戦できたことも今の状況につながっていると思います。
悠佑 ないこが絶対的なリーダーとして引っ張ってくれてますからね。「やってみない?」ではなくて、「わからんけど、とりあえずやろう」という感じなんですよ。だからこそメンバー全員が1つになって、このペースでやれてるのかなと。普通、こんなペースでやってたら、誰か辞めてますよ(笑)。
一同 ハハハハハ!
悠佑 この6人だからやれてるんですよね。とにかくみんな根性がすごいし、目標に向かってまっすぐ走れるメンバーばかりなので。
ないこ そう、みんなでがんばってるんですよ。リーダーらしいことができているかはわからないけど、みんながついて来てくれるから、自分もがんばれるので。
──アルバム「DICE」によって、いれいすの活動の規模はさらに広がるはずですし、日本武道館に立つという夢も目前では?
ないこ いや、まだまだですね。あと2回くらい死に物狂いでがんばったら、ようやく届くかもしれないなと思ってるので。がんばります!
ツアー情報
いれいす Summer Tour 2022 Irregular Vacation
- 2022年7月24日(日)京都府 京都FANJ
- 2022年7月30日(土)北海道 サッポロファクトリーホール
- 2022年8月4日(木)大阪府 Zepp Osaka Bayside
- 2022年8月6日(土)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
- 2022年8月11日(木・祝)愛媛県 松山サロンキティ
- 2022年8月13日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
- 2022年8月20日(土)岐阜県 岐阜club-G
- 2022年8月21日(日)大阪府 BIGCAT
- 2022年8月27日(土)新潟県 NIIGATA LOTS
- 2022年8月29日(月)愛知県 DIAMOND HALL
- 2022年9月3日(土)福岡県 UNITEDLAB
- 2022年9月4日(日)佐賀県 GELIS
- 2022年9月10日(土)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
※全日昼夜2部制
[第1部]OPEN 13:00 / START 14:00
[第2部]OPEN 17:30 / START 18:30
プロフィール
いれいす
2020年10月9日に結成された歌い手グループ。赤色担当のりうら、水色担当の-hotoke-、白と紫色担当の初兎、ピンク色担当のないこ、青色担当のIf、黒と黄色担当の悠佑の6人からなる。2021年12月から2022年2月にかけて全国ツアー「RAID OF DICE」、同年5月にバーチャルライブ「Irregular Dive in バーチャル」を開催し、同年7月にメジャー1stアルバム「DICE」をリリースした。7月から9月にかけて全国ツアー「Summer Tour 2022 Irregular Vacation」を開催中。