大人の女性を描いた失恋ソング
──ツアーでは新曲もやりますか?
やりたいなと思っています! 12月18日に配信がスタートした「リボン」はシンプルでわかりやすい曲になっていて。情景が浮かぶような歌詞で、切なさがありながら、ポップさも残しつつ、冬のキラキラした街並みに似合う曲にしたいと思って作った曲です。
──これ、失恋ソングですよね。
はい。やっぱり冬は人肌が恋しい季節だからこそ、別れの時期だと思うんです。本当にこの人でいいのかなとつい考え込んでしまう。だから、最近お別れした人にはぜひ聴いてほしいですし、この曲を聴いて、今隣にいる人を大事に思ってもらうのもいいなと思います。
──これまでよりもちょっと大人の女性が主人公になっている気がしました。
そうですね。私が思う大人の女性を想像して作りました。相手に対していろんな感情を抱いているけど、決して引き留めないし、別れ際が上品で潔いっていう。ほろ苦い恋愛をしたけど、チョコレートが溶けるまでは自分の思い出の中で一生懸命に味わおうというメッセージを込めました。相手に何かを言うのではなく、自分で解決していく。その姿が大人だなと思う、そういう別れ際の曲です。
あれもしたい、これもしたい
──井上さんのデビュー曲のMVを手がけた同い年の松本花奈監督の映画「キスカム!~COME ON,KISS ME AGAIN!~」(4月3日公開予定)の主題歌を担当することも発表されました。
男の子目線で、彼女の大事さに気付いた気持ちを書いた曲ですね。ストリングスが入ってて、壮大な雰囲気になっています。ただ、AメロBメロは私の想像する男の人の気持ちが淡々と語られていて、生活感もあふれてる感じ。サビでは大事なことを伝えたいし、恋じゃなくて、愛について書きたいと思って作ったつもりです。愛に関する私の見解が合っているのかはわからないですが……。
──22歳になったばかりの井上さんにとって愛とはどんなものでしょうか?
今までは、嫌いなところがちょっとでも見えたらそれは好きじゃないというのが恋愛だと思っていました。でも文句というか、愚痴を言いながらも、そこが愛おしく思えたりとか、人間同士だからいいところも悪いところも理解しないといけないなってことが、頭ではわかってきた気がします。そこを歌詞で表現できたらいいなと思って。
──ツアーから始まる2020年はどんな1年にしたいですか?
5周年なので、私も最近、いろいろ振り返っていて。17歳から本当にいろんなことをやらせていただいたなという実感はあるんですけど、まだまだあれもしたい、これもしたいという気持ちがあるので、チャレンジを続けていきたいです! 仕事の面では本当に濃い人生を歩ませてもらっていて、いろんな人に助けていただいて22歳までやってこれたので、これからも周囲の力を借りながら、もっともっとがんばっていきたいと思います。
──シンガーとして、22歳の女性としての目標をお願いします。
シンガーとしてはもっと自分で曲を作って、活動の幅を広げたいなと思います。曲調も、いつもこれでいいのかなと手探り状態なので、もっと自分に自信が付く音楽をやっていきたいなと思います。22歳の女子としては、旅行したいです。とても漠然としてますが、ヨーロッパに行きたいです。旅好きの友達に、「オランダの街並みを見てほしい」と言われてたので、オランダに行って運河が見たいし、1週間くらいニューヨークにも行ってみたいです。あとは面白いことがしたいです。とにかく爆笑したくて。笑える企画を自分で提案してやりたいですね。
ライブ情報
- Inoue Sonoko Winter Tour 2020「その、恋ノうえ。」
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- 2020年1月11日(土)新潟県 GOLDEN PIGS RED STAGE
- 2020年1月13日(月・祝)愛知県 DIAMOND HALL
- 2020年1月18日(土)広島県 広島セカンド・クラッチ
- 2020年1月19日(日)兵庫県 神戸VARIT.
- 2020年1月25日(土)宮城県 Rensa
- 2020年1月26日(日)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
- 2020年2月1日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
- 2020年2月8日(土)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
- 2020年2月16日(日)福岡県 DRUM LOGOS
- 2020年2月21日(金)大阪府 BIGCAT
キャンペーン情報
- #みんなのデルデ
応募期間:2019年12月11日(水)~12月31日(火)
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サンスター文具「DELDE」の公式Twitterアカウント(@delde_official)をフォロー、該当ツイートをリツイートした方の中から抽選で100名を「Inoue Sonoko Winter Tour 2020『その、恋ノうえ。』」に招待。
※記事初出時、本文中に誤字がありました。訂正してお詫びいたします。