四字熟語推しの新アイドルIIIIIIIDIOM誕生、ほぼ全員アイドル未経験のとびきりフレッシュな初インタビュー (2/3)

イイイイイ……ディオム? アイアイアイ?

坂本 初顔合わせのときは、まだグループ名も決まっていなかったんですよね。その直後くらいにメールで伝えられたんですけど、最初は「IIIIIIIDIOM」の読み方がわからなくて。「イイイイイ……ディオム? アイアイアイ?」とか混乱していました。

──このIIIIIIIDIOMというグループ名は、どういう意味が込められているんですか?

ジェームズ 英語で「IDIOM」というのは、「熟語」とか「慣用句」という意味なんです。だから楽曲のタイトルも「一期一会」「無我夢中」とかの四字熟語になっていますし、歌詞の中でも四字熟語がバンバン飛び出します。

高橋 とにかく四字熟語を推していくグループです。おかげで私自身も生活の中で四字熟語がやたら気になるようになってしまいました。

箱崎 ちなみに「I」の文字が7個あるのは、メンバーが7人だから。万が一誰か辞めることがあったら、即、追加オーディションの開催です(笑)。

箱崎愛華

箱崎愛華

占い師「あんた、アイドルになるよ」

──そもそも7人はどうして社内オーディションに応募しようと考えたんですか? 事務所の中にはアイドル志望ではないタレントも大勢いますよね。

数馬 さっきもお伝えしたように私は最初K-POPをやりたかったんですけど、途中からモデルのお仕事にも興味が出て、今の事務所に所属するようになったんですね。でもグループでパフォーマンスするのはずっと憧れだったから、「これはチャンスだ!」と思って応募しました。

ジェームズ 私はダンスがずっと好きだったんです。中学の頃は宝塚歌劇団のミュージカルスクールに通いながらオーディションを受けていて、高校では超強豪校のダンス部に入っていました。自分は踊ることしか能がないと思っていたし、実際、今の事務所に入っても仕事がまったくなくて迷走していたんですね。年齢も20歳になったし、お好み焼き屋さんのアルバイトもつらくて……。そんな追い詰められていたところにオーディションの話があったから、飛びつくように応募しました。

和田 私もジェム(ジェームズ)と同じで、事務所に入ったはいいけど、お仕事もなく路頭に迷っていた感じでして(笑)。「もう高校生活も1年しかないし、どうしよう……」と悩んだ末、占いで「私、お仕事もらえますかね?」って相談したんですね。そうしたら、その占い師さんは言うんです。「あんた、アイドルになるよ」って。

全員 えーっ!?

和田 私は「いや、アイドルというよりはモデルとか女優を目指していて……」と伝えたんですけど、占い師さんは被せるようにして「あんた、ダンスとかしてる?」って聞いてくるんですね。だから「ダンスは一応、子供の頃から習っています」と答えたら、「それだよ」と。「それを使わないと、もったいないから。絶対アイドルしかない」って断言するんです。

和田蘭

和田蘭

奥村 ヤバい! 鳥肌が立ってきた!

和田 その占いに行った直後ですよ、アイドルオーディションのメールが来たのは。もう迷うことなく応募しました。

奥村 らんらんのエピソードに比べると、私はインパクトに欠けるのですが……(笑)。私もアイドルというよりは女優志望で事務所に入ったんです。だけどダンスレッスンを受けさせてもらえるということで、せっかくだから参加することにしたんですね。それがすごく楽しかったんですよ。最初は全然できなかったのに、少しずつ踊れるようになっている自分がうれしくて。歌って踊ることの楽しさを知ってしまったので、オーディションにももちろん応募しましたし、デビューできることをずっと楽しみにしていました。

高橋 私は小さい頃からミュージカルをやっていたんです。大学もミュージカル系のところに通いました。ミュージカルが好きな一方、ロックバンドも本当に大好きで、「つらいことがあっても、音楽さえあれば乗り越えられる」と感じながら生きてきたんですね。音楽に救われてきた私だからこそ、音楽でみなさんに希望を与えたいと思い、オーディションを受けることにしました。

──坂本さんはABEMAの番組にも出演されていましたよね?

坂本 はい、「今日、好きになりました。」(恋愛リアリティ番組)に出ていました。今の事務所はモデルをやるために入ったんですけど、それとは別にTWICEさんが昔から大好きだったんです。それでライブを観たらメンバーさんがすごくキラキラしていて、「モデルもいいけど、私もアイドルとして輝いてみたい」という思いがどんどん強くなりまして……。それで今に至る感じです(笑)。

坂本理紗

坂本理紗

唯一のアイドル経験者、今度こそは本気で

箱崎 私はこの中で唯一のアイドル経験者なんです。残念ながら解散してしまいましたが、同じ事務所のプラスワンというグループにいました。私自身は16歳で入ったんですけど、いまいちピンと来なかったというか、グループではなくソロでやっていきたいと思いまして。結局、それで1年くらいで卒業したんです。当時は普通の高校生活……具体的には恋愛もめちゃくちゃしたかったですし。

ジェームズ おっと! とんでもない爆弾発言を織り交ぜてくるね(笑)。

箱崎 だけど、しばらくするとアイドル活動が恋しくなって……。1人でやっていると周りにメンバーがいた過去が懐かしくなるし、ファンの人たちがチヤホヤしてくれたことも思い出すんです。だって「今日の私、ブサイクだな」って落ち込むような日でも、ファンの方は「かわいい、かわいい!」って全肯定してくれるんですよ? アイドルを続けている子のステージを観ると、あまりにもキラキラ輝いているものだから、本当にうらやましくて仕方なかったです。

──自分の意思で辞めておきながら(笑)。

箱崎 そうなんですよ。だからIIIIIIIDIOMが始動すると決まったときは「今度こそは本気だ!」という気持ちが大きかったです。先のことはわからないけど、「このグループでやっていくぞ!」という意思は自分の中で固いです。