アイドルカレッジ|今のアイカレのすべてを詰め込んだ異色作

みんながアイカレの楽曲のよさに気付いてくれた

──ライブイベントとしては3月に3日間にわたって東京・TSUTAYA O-WESTで行われた楽曲ランキングイベント「アイドルカレッジ ベスト オブ ミュージック2018~神曲カウントダウン!全64曲の頂点はどれだ!?」が開催され、「せいしゅんしもべティック」が1位に輝きました。振り返ってみてどんなイベントでしたか?

海老原 3日間を通して全持ち曲を披露してすごく盛り上がったし、私たちにとっても楽しいイベントになりました。クラスメイト(アイカレファンの呼称)に今人気のある曲がわかりましたし、意外性もあって面白い結果になったなと。

──「YOZORA」が人気も知名度も高い楽曲なので1位は揺るぎないかなと思いきや、結果は3位に。そしてTeam Dのオリジナル曲「透明少女」が2位という意外な結果になりました。

若林 私たちも当日発表されるまでランキングの結果を知らなかったので、終始緊張していました。スクリーンに曲名が出たら「これ、私が出る曲だ!」って、すぐにスタンバイしないといけないという(笑)。

──そのドキドキ感をファンの人と共有できたのは、とてもいい試みだったのではないでしょうか。

若林 慌てて自分のポジションに付く子もいて(笑)。そういうバタバタも普段のライブでは見れないので、お客さんは楽しかったんじゃないかな。

冨田樹梨亜

冨田 けっこう昔の話ですけど、同じようにアイカレの楽曲を全曲披露するライブをやったことがあって。でもそのときは1日で終わる曲数だったんですよね。今は3日間ないと収まらないくらい曲が増えたんだなって感慨深いです。

海老原 このイベントも毎年恒例にしていきたいですね。この先も楽曲が増えて順位は変わっていくと思いますし。今回はチケット1枚で2人まで入場できるという施策もやってみて、初めての方が多く来場してくれました。イベントを通して皆さんがアイカレの楽曲のよさに気付いてくれたようでうれしかったです。

東名阪ツアーは毎回緊張しすぎて吐きそうだった

──そして4月には恒例の東名阪ツアーを開催して、ノンストップライブに挑戦しましたね。

平田 これがもう大変で(笑)。「強くなりたい」という曲でピアノ伴奏を担当して、毎回緊張しすぎて吐きそうでした(笑)。伴奏が終わるとメンバーが駆け寄って来て「がんばったね!」って声をかけてくれて。その瞬間、スーッと緊張の糸がほぐれて泣いちゃいました。とにかく3公演共プレッシャーとの戦いでしたね。

佐藤春奈

佐藤 あと今回のツアーではセンターポジションをいつもと違うメンバーに変えて。「虹とトキメキのFes」では、ほのたん(今野穂乃花)がセンターを務めたんですけど、意外性があってクラスメイトさんもびっくりしてましたね。個人的にもあれは熱かったなあ。

──南千紗登さんが舞台出演のため東京公演だけしか参加できなかったので、彼女のパートをいろいろなメンバーが務めましたね。若手メンバーにとってはチャンスだったのではないでしょうか。

佐藤 河地(柚奈)は、ツアー初日の名古屋でちぃさん(南)のソロパートに挑戦したんですけどうまく歌えなかったんですよ。かなり悔しい思いをしたみたいで、東京でしっかりとリベンジしていました。

1人ひとりが自分の思いをエビさんに託してる

──7月11日発売のニューシングルの表題曲「AKATSUKI」は、あまり明るいイメージの楽曲ではないですね。夢を掴むことを前向きに歌った前回のシングル曲「Wonderful Story」とは対照的な、夢は必ず叶うとは限らないというリアルなメッセージソングになっていて。アイカレの楽曲の中でも異色作ですよね。

海老原 確かにちょっと絶望感のある曲なんですけど、「乗り越えた先にある希望に向けて突き進んでいく」ということも歌われているんです。タイトルの「AKATSUKI」には“夜明け”や“明け方”以外に“物事が実現、完成した際”という意味も込められていて、明るい未来が示されているのかなと。

──この曲では海老原さんと石塚さんがダブルセンターを務めてます。海老原さんは今回が初センターですね。

海老原 正直すごくうれしかったんですけど、「私でいいのかな?」という気持ちも入り混じってて。

──プレッシャーを感じました?

海老原 うーん、そうですね。昨年の夏にリーダーに就任して、さらに今回センターも務めさせていただいて、求められることが今まで以上に多いと言うか。でも、隣にしおちゃん(石塚)の存在を感じるとちょっと安心するんです。曲の最初で指を鳴らす振りがあるんですけど、そこから2人で切ない空気を作ってるんだよね。

石塚 そうですね。

海老原 「一緒にがんばろう」って気持ちが高まるんですよね。しおちゃんはアプカレ(Up's COLLEGE 2nd GENERATION)のスーパーバイザーも努めているので、リーダーをやっている私と通じるものがあると思っていて。そんな2人に続いてほかのメンバーも指を鳴らしていくんです。歌詞も振り付けにも今のアイカレのすべてが詰まってるような気がします。

石塚 2人で言葉にして歌詞の意味を確認したわけじゃないんですけど、アイカレに懸ける思いはエビさん(海老原)と意思疎通できてるなって。私はリーダーに付いていきたいという気持ちもこの曲に乗せてるし、落ちサビの部分でエビさんが1人歌い上げるところでは、みんなの思いを背負って歌ってくれてると思っています。それはきっと私だけじゃなくて1人ひとりが自分の思いをエビさんに託している……それが「AKATSUKI」なのかなって。

アイドルカレッジ

──ダブルセンターだけども石塚さんがそばで海老原さんを支えている、みたいな見方もできるんですかね。

石塚 私、今までけっこう出しゃばりなタイプだったので(笑)。今作ではそういう一面も見せてます。

──1人ひとりが違う動きをしていて、振り付けも独特ですよね。コンテンポラリーダンスのようにも見えました。

海老原 今までの楽曲の中で一番自分の感情を乗せやすいかもしれないです。倒れたりほかのメンバーにもたれかかったりする振りもあって、感情を開放しやすいと言うか。

──お披露目したときのファンの方の反応はどうでした?

石塚 アイドルっぽくてかわいらしい衣装からはこんな雰囲気の曲だとは予想できなかったんじゃないかな。イントロが流れてメンバーがいつもと違う迫力ある振りで動き始めるのを見て、「あれ?」って感じでした(笑)。メンバーがバタバタ倒れていく落ちサビで、お客さんから「怖っ」って声が聞こえてきて。確かにビックリするだろうなと思います(笑)。

アイドルカレッジ「AKATSUKI」
2018年7月11日発売 / Stand-Up! Records
アイドルカレッジ「AKATSUKI」DVD付盤

DVD付盤 [CD+DVD]
2000円 / YZPB-5113

Amazon.co.jp

CD収録曲
  1. AKATSUKI
  2. Duel
  3. Immoral
  4. Making☆迷宮★HAPPY
  5. AKATSUKI(off vocal)
  6. Duel(off vocal)
  7. Immoral(off vocal)
  8. Making☆迷宮★HAPPY(off vocal)
DVD収録内容
  • AKATSUKI Music Clip
  • AKATSUKI Music Clipメイキング映像

エンハンスド

  • AKATSUKI Music Clip(高画質mp4データ)
  • アーティスト写真(個別&集合)
アイドルカレッジ「AKATSUKI」通常盤A

通常盤A [CD]
1000円 / YZPB-5114

Amazon.co.jp

収録曲
  1. AKATSUKI
  2. Duel
  3. AKATSUKI(off vocal)
  4. Duel(off vocal)
アイドルカレッジ「AKATSUKI」通常盤B

通常盤B [CD]
1000円 / YZPB-5115

Amazon.co.jp

収録曲
  1. AKATSUKI
  2. Immoral
  3. AKATSUKI(off vocal)
  4. Immoral(off vocal)
アイドルカレッジ「AKATSUKI」通常盤C

通常盤C [CD]
1000円 / YZPB-5116

Amazon.co.jp

収録曲
  1. AKATSUKI
  2. Making☆迷宮★HAPPY
  3. AKATSUKI(off vocal)
  4. Making☆迷宮★HAPPY(off vocal)
アイドルカレッジ「AKATSUKI」通常盤D

通常盤D [CD]
1000円 / YZPB-5117

Amazon.co.jp

収録曲
  1. AKATSUKI
  2. AKATSUKI (off vocal)

エンハンスド

  • 自撮り写真(各メンバー2枚)
  • AKATSUKI(48KHz24bitハイレゾWAV MASTERデータ)
イベント情報
9th anniversary アイドルカレッジ9大都市ツアー!!! ~奇跡と軌跡、未踏のチャレンジ!!!~
  • 2018年9月24日(月・振休)神奈川県 横浜BAYSIS
    OPEN 16:00 / START 16:30
  • 2018年9月29日(土)広島県 CAVE-BE
    OPEN 15:00 / START 15:30
  • 2018年9月30日(日)福岡県 INSA
    OPEN 13:00 / START 13:30
  • 2018年10月20日(土)千葉県 KASHIWA PALOOZA
    OPEN 16:00 / START 16:30
  • 2018年11月4日(日)北海道 Sound Lab mole
    OPEN 13:30 / START 14:00
  • 2018年11月18日(日)宮城県 HooK SENDAI
    OPEN 14:30 / START 15:00
  • 2018年11月24日(土)大阪府 SUNHALL
    OPEN 16:00 / START 16:30
  • 2018年11月25日(日)愛知県 名古屋ライブホールM.I.D
    OPEN 16:00 / START 16:30
  • 2018年12月9日(日)東京都 TOKYO DOME CITY HALL
    OPEN 14:00 / START 15:00

※チケットは7月21日(土)21:00に楽天チケットにて販売開始

横浜BAYSIS~名古屋ライブホールM.I.D公演
前売券 3500円 / 当日券 4000円

TOKYO DOME CITY HALL公演
前売券 4000円 / 当日券 4500円
/ 撮影可能席 10000円
(ピクチャーチケットも販売予定)

アイドルカレッジ
アイドルカレッジ
「未来のアイドルをみんなと育てていこう」をテーマにダンスや歌唱、演技などのレッスンを公開授業として行い、ファンと共に成長していくアイドルグループ。B.L.T.IDOL COLLEGEとして2009年2月に結成され、2010年4月1日にグループ名をアイドルカレッジに改めメンバーをリニューアルして再始動した。2013年2月に「少女卒業 / YOZORA」でドリーミュージックよりメジャーデビューを果たし、7月に1stアルバム「アイドルカレッジの伝えたいこと」を発表。2014年7月にStand-Up! Recordsに移籍し、第1弾シングル「あのコが、髪を、切らない理由。」をリリースした。2017年10月より新リーダーに海老原優花を据えて行った全国ツアー「8th anniversary アイドルカレッジ8大都市ツアー!!!~新リーダーエビちゃん、ごあいさつに参ります~」にて新メンバー8人が加入。新メンバーはUp's COLLEGE 2nd GENERATIONとして、2018年3月から5月までツーマンライブ企画「Up's COLLEGE 2nd GENERATION 試練のツーマン10番勝負」を行った。同年7月にはニューシングル「AKATSUKI」をリリースし、9月からは東京・TOKYO DOME CITY HALL公演をファイナルとする全国ツアーを開催する。