18人の絆が深まった7大都市ツアー

──ここからは現在行われている全国7大都市ツアー「seventh anniversary アイドルカレッジ7大都市ツアー!!! ～キミに会いたくて～」について聞いていきたいと思います。6都市を巡ってきて、残すは12月29日の東京・恵比寿ガーデンホールでのツアーファイナルとなりますが、ここまでを振り返っていかがですか？

石塚　会場によって雰囲気が全然違いましたけど、しっかり気持ちを乗せて毎回いい形でライブができたなと。特にツアー初日はちぃさんが舞台のお仕事があって参加できなかったんですよ。そのときはちぃさんがいない分、みんなが1つにまとまって力を出せたかなって。勢いを保ったままここまで来たので、ツアーファイナルでは完全燃焼したいですね。

南　私は舞台が決まった時点でツアー初日に参加できないことは決まってたんですけど「私がいなくて大丈夫かな」って不安に思ってたんですよ。でも自分としては舞台の稽古もあって、それはそれで大変で。メンバーのツアーのレッスンを横目で見つつ「がんばってほしいな」って思ってました。でも初日の名古屋公演が近付くにつれてだんだん寂しくなってきて（笑）。初日の前日にメンバーみんなにLINEしたんですよ。

冨田　そんなこともあったね。

南　普段はあまりLINEとかしないんですけど、そのときは寂しくなっちゃってついつい（笑）。

石塚　ちぃさん以上に私たちも寂しいって思ってたんですよ！

南　あはははは（笑）。

冨田　でも、ちぃちぃ（南）がいないことで、いつもとは違うアイカレが見せられるとも思って。ちぃちぃのパートを別のメンバーが歌うことで曲全体の雰囲気も変わるし、そういうのも大事かなと。「虹とトキメキのFes」では私と汐ちゃんで決めゼリフを言ってましたし（笑）。

石塚　私、「決めた！」って言いました（笑）。

南　めっちゃ喜んでるじゃん！

海老原　私もちぃさんのソロダンスパートを全部やってました。「ちぃさんよりもうまくやってやろう」って思いながら（笑）。

南　エビちゃんのほうが事実うまくて。ダンスの先生に指摘されました（笑）。

河東　あと、名古屋ではちぃさんの似顔絵をみんなで描いたんですけど、サプライズでちぃさんが描いたメンバー全員の似顔絵が届いて。

南　寂しさを似顔絵描きにぶつけたんだよね（笑）。でも私含めて18人の顔を描くのって思ったよりも大変でした。

河東　メンバーの特徴が捉えられていて、すごいなって思いました。本当に1人ひとりをちゃんと見てるんだなって。

冨田　でも、じゅりのヘタだったよ！

南　じゅりは似せられなかったからせめて彫りを深くしておいた（笑）。

──南さんは寂しさとか悔しさを2公演目の大阪からぶつけた感じですね。

南　私にとっては大阪がツアー初日だったので、緊張しましたね。私だけじゃなくてみんなもすごく意気込んでたなっていうのは感じました。

石塚　なんか、ちぃさんの声を聞くとハートが燃えてくるんですよね。あと、ちぃさんに背中を叩いてもらうと気合いが入るので、大阪ではようやく全員でのツアーが始まるって気持ちになってライブも盛り上がりました。

海老原　「This is it ～永遠少女～」という曲を大阪でやったんですけど、曲の間奏の部分でちぃさんがいきなり「カモン！」って言い出して。これまでそんなの言ったことがないから「気合い入ってんな！」って思いました（笑）。

河東　今回のツアーは2部構成になっていて、昼公演の1部では各地のアイドルさんとツーマンライブ、夜公演の2部ではアイカレのワンマンライブをやったんですけど、広島での昼公演にはMAPLEZさんをお招きして。私たちは選抜7人でMAPLEZさんの「BRIGHT!!」という曲をカバーさせていただいたんですけど、私、本番で間違えてしまって……。

海老原　たくさん練習してたんですけど、やっぱり難しかったですね。でもどのツーマンライブもとても勉強になりました。

石塚　ツアー中は18人全員での移動で大変だったんですけど、アイカレにとって貴重な体験になったと思います。メンバーとの絆がより深まりましたね。

7年という時間に恥をかかないパフォーマンスを見せる

──ツアーで成長を感じられたメンバーはいますか？

南　当たり前のことなんですけど、レッスンでメモを取って、わからないことを何度も聞いてくる子が増えたなって。結局間違えちゃったりもしてましたけど、でも今までそういうことをやらなかった子がやるようになったのは、成長したってことだと思うので、素直にうれしいです。

石塚　ぱるな（佐藤春奈）ちゃんは全体のまとめ役をやってくれていて。後輩なんですけど、先輩にも意見を言ってくれるんです。みんながそれぞれ役割を持って動いてるのはいい傾向だなって。

──今回のツアーではライブ中にくじ引きをして、次に歌うメンバーを即興で決めて歌うという試みをやってます。1曲目は結成当初から歌い続けてる代表曲「いちごパフェ」なので慣れてるメンバーも多いかと思いますが、2曲目は毎回変わるので、その都度震えるんじゃないかと。

海老原　おっしゃる通りです（笑）。

石塚　「いちごパフェ」を歌ってる最中に2曲目に出演するメンバーは裏で打ち合わせをしてるんですけど、パートを決めきらないうちに本番が始まることもしばしばありましたね（笑）。東京でもザワザワしてる私たちをぜひ見てほしいなと。

──では最後にツアーファイナルに向けて意気込みをいただけますか。

石塚　今年はアイカレ結成7周年という記念の年で、7都市ツアーに加えて春には東名阪ツアーもやりました。そして締めくくりとしてツアーファイナルではとても大きな会場でライブをすることが決まって。7年間の感謝の気持ちと、これからもがんばろうという思いを込めてツアーファイナルのステージに立ちたいと思います。皆さんには、今のアイドルカレッジを目に焼き付けてほしいです。あとツアーファイナルでは7つの発表があるので、2017年もまだまだ続いていくアイカレに注目してほしいです。

海老原　「7年活動してきたアイドル」として、好きだからこそここまで磨いてきたパフォーマンスをドカンと見せつけたい。ツアーファイナルは「これぞアイカレ！」というライブにします。けっこういろんな曲をやるので、1曲ごとにこれまでの思い出を込めてお届けしたいなと。飾らずに今のアイカレをそのまま見せます！

冨田　ファンの人に「アイカレは大きな会場でライブをやるのが向いてる」と言ってもらうことが多いので、恵比寿ガーデンホールのステージに立てるのはとてもうれしいです。でも今まで以上にがんばらないと会場の大きさに負けちゃうと思うので、後ろの方まで距離を感じさせないパフォーマンスをしたいと思います。メンバー全員で気持ちを1つにして最高のライブにしたいです。

河東　個人的なツアーファイナルのテーマは「泣かせたいし、泣きたい」です。今のアイカレってすごく温かいんですよ。メンバー同士も相手のことを思って意見するし、スタッフさんも熱心で。もちろんファンの皆さんも私たちの成長を見守ってくれていて、みんながアイカレのことを愛してる。そんなたくさんの愛を私たちはどう返していくのか、ちゃんと考えなきゃいけないと思うんです。だからツアーファイナルは皆さんが感動の涙を流せるようなものにしたい。そしてアイカレもメンバー全員、幕が降りたら泣き崩れるみたいな（笑）。すべてやり切って、出し切る、みたいなライブにします。

南　7年という時間に恥をかかないパフォーマンスにします。そういうライブにすること、それだけです。そして来年につながるようなものにしたいですね。1500人集めて話題にもなりたいですし、そのツアーを通じて新たにアイカレに興味を持ってくれる人もいるかもしれない。まだ見ぬキミに出会うために、がんばりたいと思います！