EBiDANの新グループ・ICEx(アイス)が8月16日にシングル「CANDY」でビクターエンタテイメントからメジャーデビューした。
“全ての愛を愛す”を活動コンセプトに持つICExに集まったのは、阿久根温世、志賀李玖、竹野世梛、千田波空斗、筒井俊旭、中村旺太郎、八神遼介、山本龍人の8人。平均年齢17歳というフレッシュさをもって大きな一歩を踏み出した彼らは、いったいどのような魅力と可能性を秘めているのだろう。
音楽ナタリーでは、ICExのデビューを記念してメンバーにインタビュー。グループの成り立ちやメンバーの個性、ポップに彩られたデビュー曲「CANDY」について。一度知ったら愛さずにはいられないICExのさまざまな魅力を伝えてもらった。
取材・文 / 三橋あずみ撮影 / 梁瀬玉実
ICExメンバー自己紹介! 制限時間内に伝えたい自分のこと
──デビュー記念のインタビューということで、まずは1人ずつ自己紹介をお願いできますか? それぞれ制限時間30秒で、可能な限り自分の情報を伝えてもらえたらと思います。ではスタート!
阿久根温世 2005年4月13日生まれ、牡羊座の
志賀李玖 2004年5月20日生まれの牡牛座、
竹野世梛 2008年8月28日生まれの
一同 おおー。
竹野 目標は、自分たちの力だけで国立競技場に立つこと。絶対に立ちたいです!
千田波空斗 2005年6月14日生まれ、18歳の
一同 からあげ……?
千田 カラオケです!(笑) よろしくお願いします。
筒井俊旭 2006年3月27日生まれ、牡羊座の
千田 言ったな、これ。準1級取らないと!
阿久根・竹野 落ちろーっ!(笑)
筒井 いや、絶対落ちないから!(笑)
中村旺太郎
筒井 なんという時間の使い方! ありがとう、グループ思いやね。
八神遼介 2008年8月11日生まれ、
山本龍人 ピンク担当、
一同 おおーっ!
山本 絵もグループで一番うまいです。目力も誰にも負けません! 憧れている先輩は、原因は自分にある。の長野凌大くんです。表情の切り替えとか、大きく踊るダンスが好きです。僕も大きく踊ってます!
ICExが8人組になるまで
──ICExというグループの成り立ちについて教えていただけたらと思うのですが、去年の夏にEBiDAN NEXT(EBiDAN研究生)のTEAM Sとして活動をスタートさせたのが、ICExの始まりですよね?
志賀 はい。TEAM Sは新たなグループを作ることを目的に結成された研究生チームで、オーディションに勝ち抜いてメンバー入りしたのが阿久根、僕、竹野、千田、中村、山本の6人でした。6人でたくさんのステージに立たせてもらって経験を積み、審査を重ねた結果6人全員がグループのメンバーになることが正式に決まりました。そして、同時に最終オーディションの合格者として筒井と八神が加入してICExというグループができたんです。
──TEAM Sとしての活動期間の思い出はありますか?
山本 僕と旺ちゃんとシガリク、温世はもともと前の(EBiDAN NEXT)選抜で一緒に活動していたこともあって、TEAM Sができたとき、世梛と波空斗とは4対2でなんとなく分かれてしまっていたんです。TEAM Sの最初の審査は1日で振り入れをして次の日に曲を披露するというものだったんですけど、みんなで自主練をするうちに4人と2人の間にあった壁がだんだんなくなっていって。そこからお互いにちゃんと話せるようになったので、あの振り入れの1日はすごく濃かったなと思います。
千田 すごく仲が深まって、僕、TEAM Sの楽しい思い出があるんですけど……シガリクがハマったオンラインゲームを、ほかの5人も全員やるんですよ(笑)。家に帰ったあとも寝る間を惜しんで、全員でプレイしたり……。
山本 グループ通話しながらね。
千田 そうそう。あと、ボウリングとかスポーツができるところに、みんなで時間を合わせて遊びに行きました。
──筒井さんと八神さんが合流してグループに合流したとき、ほかの6人はどのような心境でしたか?
志賀 最終的にメンバーが増えてグループになることは前もってわかっていたんです。ただ、1人増えて7人組になって、センターを作る形で活動していくのかなと思っていたので、2人加入してきたのは予想外でした。誰が来るかも全然予想できなかったから……ねえ?
筒井・八神 え?(笑)
一同 あはははは!
山本 いや、でもとっしーはダンスがすごくうまくて、バック転とかアクロバットも得意で。一方の八神は歌がすごいうまくて、年齢のわりに大人びた声をしているんです。実力のある2人が入ってきてくれて、心強いなと思いました。
中村 とっしーは本当に実力があるし、一緒に活動したこともあるので「来てくれてありがとう」という感じだったんですけど、僕的に八神は驚きしかなくて。同じEBiDAN NAGOYA出身なんですけど、八神が入りたての頃に名古屋で小さなライブをやったときの「新しい子が入ってきたんだな」という印象しかなかったから、まさか同じグループのメンバーになるとは思わず、本当にびっくりしました。
──あとからグループに合流した2人は、当時どんな心境でしたか?
八神 とっしーと一緒にオーディションを受けていたので、どちらかが落ちてどちらかが受かるのはすごく嫌だったんです。とっしーは絶対に受かると思っていたんですけど、2人とも合格できて……だからよかったなって思いました。とっしーと受かることができて。
筒井 照れるな(笑)。僕はみんなと合流できたのがうれしかったし、ずっとアーティストになることが夢だったから、ここまでがんばってきてよかったなと思いました。ただ、それと同時に不安な気持ちも少しありました。TEAM Sとしての6人のノリというか、チーム感がすでにあったので、最初はどうしようかな?という感じで。でも僕は研究生時代に一緒に活動していたメンバーも多かったから、すぐに馴染めたと思います。ただ、八神はほぼほぼみんなと初めまして状態だったので……。
八神 最初は少し怖かったです。年齢的にもみんな年上だから、あまり自分からしゃべれなくて。
筒井 八神、入ったばかりの頃はホントに僕としかしゃべれなかったもんね。
山本 2人と対面して「8人で活動していきます」と決まった日に、メンバー全員でごはんを食べに行ったんです。「これからがんばろう」って約束して、乾杯をして。そうやってごはんを一緒に食べたり、活動をしていく中で八神もだんだん打ち解けていったよね。
千田 あと、彼がちょっとずつふざけてる感じを出すから、みんなが「八神がふざけてるぞ!」みたいな感じで反応していたら、いつの間にか馴染んでいたと思います(笑)。
山本 最初はすごくおとなしい感じなのかなと思ったんですよ。
筒井 それが、日を重ねるごとにおちゃらけ出したというか(笑)。今ではICExいちのおちゃらけキャラになってます。
八神 いやっ……!
一同 いや?(笑)
八神 でも、とっしーもよくしゃべるよね?
千田 確かに、とっしーもおしゃべりだね!
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みんなの案をぎゅっと寄せて、今の形になりました