ハンバート ハンバート「愛のひみつ」インタビュー&阿佐ヶ谷姉妹との特番密着レポ|その“LOVE”はどこからやってきたのか

「ハンバート ハンバート 愛のひみつ SPECIAL」収録レポート

ニューアルバム「愛のひみつ」のリリースを記念し、佐野と佐藤がさまざまな企画に挑む特別番組がスペースシャワーTVでオンエアされる。番組にはゲストとして、ハンバートがリスペクトを寄せるお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹も登場し、特番ならではのコラボレーションが実現した。

撮影はライブ、コント、トークの3つに分けて行われ、阿佐ヶ谷姉妹もすべてのコーナーに参加。ライブパートではアルバム「愛のひみつ」収録曲を中心にパフォーマンスが繰り広げられた。冬の森を彷彿とさせるセットの中、ハンバートの2人はアコースティックギター、ハーモニカ、そしてボーカルのシンプルな編成で演奏を披露。撮影序盤では緊張した様子を見せつつも、合間には普段のライブMCのように「最近見た夢」などについて語り合い、場の雰囲気を和ませた。「おなじ話」演奏時には阿佐ヶ谷姉妹の2人もボーカルを担当し、スタジオには温かなコーラスが響き渡る。さらに姉妹2人が掛け合いを繰り広げるパートもあり、オリジナル版とはまた違った魅力を盛り込んだアレンジとなった。

続くコントコーナーでは、佐野が阿佐ヶ谷姉妹とコラボユニット「阿佐ヶ谷3姉妹」を結成しショートコントに挑戦。1テイクでOKが出るほど息の合ったパフォーマンスを披露した。ノリノリでコントに挑む佐野の姿を見た江里子は「ハンバートのファンの方に怒られないかしら……」と心配する一方、佐野は「感無量です!」「夢が叶いました……!」と満面の笑みで喜びを告げた。

そしてトークコーナーでは阿佐ヶ谷姉妹がインタビュアーを務め、アルバム「愛のひみつ」の制作エピソードが語られた。姉妹が歌う「徹子の部屋のテーマ」に乗せて登場したハンバートは、ガチガチに緊張している美穂の姿を見て思わず笑みを浮かべる。「愛のひみつ」をじっくりと聴いてきたという美穂は、「カチカチになった高野豆腐のような心にお出汁が染みてくる、そんな温かいアルバムでございました」と独特なワードセンスで同作を絶賛。江里子は収録曲の中で「庭の木のみる夢」が特にお気に入りだと語り、「クリスマスシーズンに阿佐ヶ谷の商店街でガンガンかけていただきたい」とその思い入れの深さを告げた。

このインタビューではアルバムタイトルにちなみ、「ユニットの2人の間で“ひみつ”にしていること」を語り合ったり、楽曲やコントのネタの作り方を説明したりと、さまざまな話題が展開された。そんな中で「忘れ物をしがち」など、2組の間で数多くの共通項が見つかり、終盤ではすっかり意気投合。最後には「今度一緒に阿佐ヶ谷に行きましょう!」と約束を交わし、番組共演を超えた関係を感じさせた。

ハンバート ハンバートと阿佐ヶ谷姉妹。