今ここにいることを不思議に思うときもある

──皆さんはなぜHKT48のオーディションを受けようと思ったんですか？

穴井千尋　私はもともとクラシックバレエを習ってたんですけど、途中からモデルになりたいなって思うようになって。でもアイドルになりたいとはぜんぜん考えたことがなくて、「なんで受けたんだろう？」って今ここにいることを不思議に思うときもあるんです。

──それでも受けてしまったのは？

穴井　お母さんが新聞でオーディションのことを見つけて、「受けてみる？」って聞いてきて。それで私も「じゃあ受けよっかなあ？」みたいな……で、受けたら書類審査が受かって、2次も……それで「ここまで来たら合格したい！」と思って最終審査に臨んだんです。

──なるほど。兒玉さんはどうですか？

兒玉遥　私は小さい頃から目立つのが好きで、学級委員とか生徒会とかを積極的にやって人前に立つのも好きだったんです。で、そこからテレビとか雑誌とかに出て、もっといろんな人に自分を見てもらいたいなという思いが出てきて、いろんなオーディションを受けるようになって。それを経て今ここにいます。

──宮脇さんは？

宮脇咲良　私は小学2年生から子役として舞台に立っていて、将来は舞台女優になりたいなって思ってたんです。でも途中で勉強の楽しさに気づいて、一度辞めました。でも心のどこかにもう一度舞台に立ちたいという思いもあって、そういうときにHKT48のオーディションを知ったんです。落ちたらまた勉強に集中しようと思って受けたんですけど、まさか受かるとは思ってなくて。しかも合格したら住んでる鹿児島から福岡は遠いし、どうしようと思ってたんですけど……でも今ここにいられて本当によかったです。

私、HKT48にすごく運命を感じてるんですよ

──村重さんはどういうきっかけでオーディションを受けたんですか？

村重杏奈　私、昔は教室の隅っこで静かに本を読んでる子だったんですよ。

穴井・兒玉・宮脇　えーっ!?

村重　本当に本当に。友達もぜんぜんいなくて、休日も外で遊ぶよりは家でマンガを読んで過ごすくらいおとなしい子で。だけど明るくなりたいとはずっと思っていて、小6か中1の頃に「こんな自分はイヤだ！」って自分を変えたいと思ったんです。それでダンススクールに入って、歌やダンスを勉強しているときにHKT48のオーディションを知って。私、HKT48にすごく運命を感じてるんですよ。

──運命？

村重　はい。ちょうどそのときに偶然HKTのオーディションを見つけて、「受けてみなよ」ってパパに言われて書類を送ったんです。

──それで合格したわけですね。そして2期生の朝長さんはどうですか？

朝長美桜　私はあまり芸能界に興味がなかったんですけど、HKT48の2期生オーディションがあるっておばあちゃんに教えてもらって。最初は受けようか迷ったんですけど、自分に自信を持ちたいと思って応募しました。

──すでに1期生が活躍してるのをテレビなどで目にしていたと思うんですけど、オーディション前ってHKT48のことをどう思ってました？

朝長　実は詳しくは知らなかったんです。でもテレビで集合写真を1回観たことがあったんですけど、そのときに村重さんがすごくかわいいなと思って。私、ハーフの子が大好きなので（※村重は日本人とロシア人のハーフ）「かわいい！」と思って……（笑）。だから村重さんだけは知ってました。

──村重さん、今隣にいますけど。

朝長　はい……あ、かわいい（笑）。

村重　ね？ みおたん（朝長）からも認められるなんて、私本当にすごいなと思って。

一同　あははは（笑）。