この5人になってから本気の度合いが変わった

──そんな5人でひめキュンフルーツ缶ということで。

奥村　なんかさくの印象しかないわ（笑）。

岡本　うん、濃すぎ。

谷尾　しゃべり過ぎたかな（笑）。付け足しなんですけど穂乃花は対バンとかでMCの威力を発揮してきます。普段はもじもじしてるんですけど。

河野　対バンだとね、台本が嫌いなのでしゃべりたいことを言っちゃうんですよ。台本に縛られないで生きていこうと思って。

菊原　いや、たまには守ってほしい。

──さて、ひめキュンの結成が2010年。もう3年経過しましたけどあっという間でした？

岡本　そうですね。

谷尾　最初8人だったんですけど、この5人になってからの活動がとにかく濃くて。そこから自信はついてきたんですけど、まだまだこれからだなって思ってます。

──それまではメンバーの卒業もあって、なかなか集中して活動することが難しかった？

河野　そういう意味では5人になってからの本気の度合いが変わりましたね。

奥村　うん、団結力というかね。辞めてしまった3人がグループのメインどころだったし、残ってるのは後ろのメンバーばかりだったので。だから見返してやろうって思ってました。

河野　そうそう。そういう状況になったときにまず社長から「解散するか？」って言われたので、やってやろうって思いました。本気出していこうって。

奥村　みんなでいっぱい話し合ったよね。

──どんな話をしたんですか？

河野　やっとレッスンができるねって。

──え、今まではできなかったんですか？

河野　昔は全員揃ってレッスンできることが少なかったんですよ。

奥村　しかも人数が多かったからそれぞれのことが伝わりにくいし。

河野　グループで分かれたり、ごはんも別々のテーブルだったりしました。

岡本　まともな話し合いというか、全体でのミーティングをする機会も少なかったですし。

奥村　だから5人になって本当に話すようになりました。

──じゃあ今の5人体制がむしろグループにとっては一番いい形だと。

河野　そうですね、意識が変わって成長できていろいろと良くなった。

地元に全国のファンを呼びたい

──結成当時、このグループはこういうイメージでやっていきますよ、みたいな説明というか指針ってあったんですか？

河野　なんにも言われてないですね。

谷尾　決まったことは何もなくて、伊賀社長にとりあえずレッスンして3年待てって言われました。3年経ったら変わるから続けろって。

──その3年という言葉を皆さんは信じてレッスンに励んで、ライブ活動をしてきて。そして3年でメジャーデビューが決定。

谷尾　うん、すごいと思います。

──メジャーデビューしたときの目標って何か決めました？

奥村　オリコンで1位を獲得することです。

菊原　あとワールドツアーやりたいっていうのもあった。

奥村　そうそう、あとミリオンね。

──意外と多いですね（笑）。

河野　でもメジャーデビューするからって東京に拠点を移すとかはしないって決めて。地元を今までと変わらずに大切にしていきたいという気持ちが強かったので。

谷尾　うん。やっぱり地元での公演はツアーとか東京でやるライブとは全然違うんですよ。だから地元にとにかくファンを呼びたいっていう気持ちがあるので、大きな目標としては地元のひめぎんホールっていう3000人くらい入る会場に全国のファンを呼びたいんです。

──地元以外のファンも増えました？

谷尾　そうですね。ツアーもしましたし。

奥村　地元の公演では県外の人のほうが多かったりすることも最近はあります。

河野　メジャー後は大阪のファンが増えた印象ですね。関西の方がすごく来てくれるようになって。

奥村　今年「MONSTER baSH 2013」に出たのも大きかったと思います。バンドファンの方がすごい増えてきて初めて会う方も多くなってきました。