「こうやって女の子口説けばいいのかー」とか（笑）

──今作のクレジットを見ると、作詞は今回、SOYAさんとKIMさんが約半分ずつ担当されています。そこでちょっと面白いなと思ったのが、いくつかの恋愛ソングには2人が同じシチュエーションや目線で書いていると思える歌があるんですよね。

KIM　ああ、そうなんです。それは俺らも面白いなって改めて気付いて。別々に書いてるんですけど、不思議ですよねー。

──「このテーマでそれぞれが書いてこよう」とか、2人があたかも決めて書いたかのような偶然ぶりですよ。

KIM　例えば遠距離恋愛の歌だったら「夜空のLUV LETTER」と「春風～いつか桜の下で～」っていう風に2パターンの曲がありますもんね。僕ら自身も、そういうのは単純に歌ってて楽しいです。

──自分が作ったものではない歌詞を歌ってみて、同じシチュエーションでも何か違うなって感じますか？

KIM　感じますね。俺はSOYAの詞を見て、「あぁ、こうやって女の子口説けばいいのかー」とか（笑）。

SOYA　おいっ、KIM！ ナタリーは載るよ？ いいの!?（笑）

一同　あははははは（笑）。

──（苦笑）。毎回、細かい発言までリアルに書いちゃってますからね。

SOYA　いえいえ、いつも楽しく見させてもらってます（笑）。

KIM　さっきの俺の言葉に関しても大丈夫です！

KIMは女の子にジャケットをかけてあげるタイプ

──ああ、良かった（笑）。ちなみに、そういった2曲同士を比べていくと、SOYAさんとKIMさんの恋愛観や作風の違いが表れてる気がしたんですよね。

KIM　それはあると思います。SOYAの歌詞を見ると、俺は自分よりも断然ロマンチストだなっていう印象。僕もその……ストレートな物言いだけじゃなくて、遠回しに伝える美学とか、ちょっとした駆け引きとかをしてみてもいいのかなって思いましたね。

──確かにSOYAさんの歌詞には、比喩的な表現やファンタジックな世界観を感じる部分もあるんですよね。

SOYA　はい。でも僕は逆に、KIMみたいにストレートに言える人がうらやましくて。タイプで言えば、女の子が寒いって言ったらおそらくKIMはジャケットをかけてあげるんですよ。

KIM　（爆笑）

TOSHIRO　多分、やったこともあるだろうしね。

KIM　まぁまぁまぁ。実際どうなのかは伏せとくけど、なるほどねー。そう見えてるんだ（笑）。