ナタリー PowerPush - 秦基博
弾き語りアルバムが伝える秦基博の魅力と本質
「BEST OF GREEN MIND '09」リリースに寄せて
秦くんはもの静かです。スタジオでいつもニコニコ、フンフン頷いています。でも、自分の音楽で何か起った時、ここぞという肝心な時には、スクっと立ち上がって「僕はコウ思う!」って発言します。そしてそれがまた非常に的を得ているのです。だから秦君のレコーディングでは、僕はお祭りで言うところの御神輿(おみこし)の担ぎ役。わっしょいわっしょいみんなを盛り上げるだけで十分なのです。あ、それから、レコーディング終わりで「またね!」って握手する時、その掌の厚みから、秦君の優しくて熱いハートビートを感じます。秦基博は、歌うために生まれて来た心アツき男なのです。
音楽プロデューサー 亀田誠治
せつない曲はさらに「思いっきり泣ける曲」に、ちょっと元気めな曲は「明日がキラめく応援歌」にしてしまう、強力な歌声だと思う。
心の奥にグイグイ入り込んでくるような。
でもクドさや暑苦しさがあんまり無い、稀有な存在ですね。
マイクを通さない生声がまた良いんだ!
スピッツ 草野マサムネ
秦さんの歌声はソウルフルだ。といってもブラックミュージックを器用に歌いこなすとかそういった類いの話ではなくて。音楽を良く知ってる人にも、そうでない人にも、分け隔てなく心の奥に届いてくる。本当に自然な魂の歌声だ。
堀込泰行(キリンジ/馬の骨)
「アイ(弾き語りVersion)」ビデオクリップ
DISC 1
- やわらかな午後に遅い朝食を
- 虹が消えた日
- シンクロ
- Lily
- 君とはもう出会えない
- 僕らをつなぐもの
- 最悪の日々
- 赤が沈む
- サークルズ
- 鱗(うろこ)
- dot
- Theme of GREEN MIND ※新録
- アイ(弾き語りVersion) ※新録
DISC 2
- 朝が来る前に
- フォーエバーソング
- Halation
- プール
- ファソラシドレミ
- Baby, I miss you
- キミ、メグル、ボク
- 花咲きポプラ
- 青い蝶
- 風景
秦 基博(はたもとひろ)
1980年生まれのシンガーソングライター。横浜を中心に弾き語りでのライブ活動を展開。2006年11月にシングル「シンクロ」でメジャーデビュー。強さを秘めた柔らかな声と、耳に残るポップなメロディで大きな注目を浴びる。2007年9月に発表した1stフルアルバム「コントラスト」がチャート・トップ5入りを記録し、ブレイク。2008年には「キミ、メグル、ボク」「虹が消えた日」「フォーエバーソング」といったヒットシングルを続けてリリースし、2ndアルバム「ALRIGHT」発売後の全国ツアーから2009年3月に行われた日本武道館公演、そして5月から7月にかけて行われた弾き語りツアーのチケットすべてを即日ソールドアウトさせた。最近では冨田ラボ×松本隆とのコラボ作「パラレルfeat.秦 基博」やTHE YELLOW MONKEYトリビュートアルバムへの参加も話題に。