ナタリー PowerPush - glee×乃木坂46

橋本、生田、深川「glee/グリー」を観る

アメリカの人気ドラマシリーズ「glee/グリー シーズン4」がついに日本に上陸。11月2日にDVD / Blu-rayボックス「glee/グリー シーズン4」が発売となり、レンタルも解禁された。これを記念してナタリーでは「glee/グリー」の楽しさを知ってもらうための企画を実施。特集では乃木坂46の生田絵梨花、橋本奈々未、深川麻衣の3人に「glee/グリー シーズン1」の第1話を視聴してもらい、彼女たちとともにこのドラマの魅力を掘り下げた。

取材・文 / 宮崎敬太 撮影 / 笹森健一 企画 / 富樫奈緒子

glee/グリー 第1話を無料で観る

シーズン1:第1話を一緒に観てみよう

「glee/グリー シーズン1」を観る3人。写真左から深川麻衣、生田絵梨花、橋本奈々未。

──今回は皆さんに「glee/グリー シーズン1」の第1話を観てもらいました。

深川麻衣 実は私、「glee/グリー」大好きなんです! シーズン3まで観てます。

橋本奈々未 私は今回が初めて。「glee/グリー」のことは知ってたけど、観たことはなかったんですよね。

生田絵梨花 私は全然知らなかったな。

──橋本さんと生田さんは初めて「glee/グリー」を観て、どんな印象を持ちましたか?

印象的なシーンをお絵描きする3人。どんな絵が描き上がるのでしょうか? みんな真剣な表情。

橋本 すごい面白かった!

生田 私はミュージカルが好きで実際に観に行ったりもするから、すごく楽しめました。

──では、今回観ていただいた第1話で印象に残ったシーンを絵で表現してみてください。

一同 はーい!

廊下を歩いてるだけでジュースをかけられるなんて

生田絵梨花の印象的なシーンは、「glee/グリー」の代名詞とも言えるシーン「ジュースかけ」。いい子の皆さんはマネしちゃダメ、ゼッタイ。

──皆さん、個性的な絵になりましたね。それぞれ絵についての説明ください。

生田 じゃあ私から。これはレイチェルがいじめっ子たちにジュースをかけられちゃうシーンです。グリー部がバカにされてるって一番よくわかる象徴的なシーンだったので、すごいインパクトがありました。

──劇中では“グリー部はダサい”、“アメフト部とチアリーディング部がカッコいい”という描かれ方ですよね。

生田 日本ではたとえどんなに人気のないクラブに所属していても、普通に廊下を歩いてるだけでジュースをかけられるなんてことなんてないじゃないですか(笑)。あれにはすごくびっくりしました。アメリカっぽいなあというか。

深川 でも、このジュースをバシャっていうのがドラマの恒例行事になっていくんだよ。

生田橋本 え、これからも続くの?

深川 うん。なんかもう毎週で、本当にグリー部がかわいそうになっちゃったりもする。

「もっとひどくなっちゃうんですか……?」(生田絵梨花)

生田 もしかして、もっとひどくなったり?

深川 卵が……。

生田 うわあ、大変。

橋本 (資料のパンフレットを手に取って)だって、ここでもベーッてやってるよ!

生田 あそこまでバカにされている彼女たちがこれからどうがんばっていくのかが気になります。

深川 ああー、先を言いたい!(笑)

部活の大変さがわかるからフィンの決意に驚いた

「glee/グリー」ポーズを決めた橋本奈々未。シンプルながら特徴を捉えた描写で、橋本の推しメンであるフィンが活躍するシーンを表現した。

──橋本さんは非常にシンプルに描写しましたね(笑)。

橋本 でもわかりますよね?(笑)

──フィンと車椅子のアーティが出てくるシーンですね。

橋本 そうです!

──フィンはアメフト部のスター選手なのに、ひょんなことからグリー部に入るという、このドラマの主役の1人です。

橋本 この絵はフィンが1回はグリー部に入るんだけど、自分がいじめられる立場になっちゃって、「やっぱり戻る」ってアメフト部に言いに行ったときのシーンです。アメフト部は足が不自由で車椅子に乗ってるグリー部のアーティを簡易トイレに閉じ込めて、それをフィンにひっくり返せって強要するんです。

──アメフト部に戻るみそぎとしてグリー部員をいじめろ、みたいな感じでしたね。

橋本 でもフィンはやらないじゃないですか。それでアメフト部もグリー部も両立するって言い切るのがカッコよかった! 私、高校の頃にバスケ部に所属していたから、部活の大変さがすごくわかるんです。しかもフィンの高校はアメフトの強豪校じゃないですか。なのにそんな大変な道をあえて選ぶという決意がすごいと思いました。

──「本当に好きなことに背を向けたくない」とアメフト部に宣言したあとグリー部で歌うフィンの姿は、“歌で自己解放をする”というドラマ「glee/グリー」のテーマを体現していました。

「『glee/グリー』って深いですね……」(橋本奈々未)

橋本 はい。……あと全然関係ないけど、アメフト部の日常会話がツボでした。しょうもなすぎるというか(笑)。

──確かに。でも実はああいう何気ないシーンが、現代アメリカの文化批評になっているんですよね。しかも彼らはただのいじめっこ子かと思いきや、何人かが今後物語の中で重要な役割を担うことになるんです。

橋本 えー、ただのおバカな登場人物じゃないんですね!?

深川 そうなの、いろいろあるよー。あの子を妊娠させたり、あの子とあの子がくっついたり離れたり……。

生田 気になるー!

glee/グリー

「glee/グリー」とは?

「glee/グリー」はアメリカの地方高校を舞台にした青春ドラマ。校内ヒエラルキーの最下層にいるグリー(合唱)部が奮闘する姿を巧みに練り上げられた脚本とテンポのよい編集で見せていく。さらに本作の大きな特徴は、選りすぐられた新旧ポップソングが合唱で歌われるということ。しかもショウクワイアと呼ばれるダンスも取り入れたスタイルで、作品に彩りを加えている。アメリカでは放送1年目から大きな話題を巻き起こし、2010年度のゴールデングローブ賞やエミー賞を受賞。日本でも口コミから大きな話題となり、現在はシーズン4まで視聴することができる。アメリカでの最新シリーズはシーズン5。

「glee/グリー シーズン1」 / 2013年11月2日発売 / 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
SEASONSコンパクト・ボックス [DVD10枚組] / 4990円 / FXBJE-49267
「glee/グリー シーズン4」 / 2013年11月2日発売 / 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
Blu-ray BOX [4枚組] / 23100円 / FXXA-59204
DVDコレクターズBOX [12枚組] / 18480円 / FXBA-59204
レンタル情報

Vol.1 - Vol.6
11月2日(土)からレンタル開始

Vol.7 - Vol.11
11月22日(金)からレンタル開始

乃木坂46 (のぎざかふぉーてぃしっくす)

乃木坂46

2011年8月に「AKB48の公式ライバル」として誕生したアイドルグループ。グループ名の「乃木坂」は最終オーディション会場の「SME乃木坂ビル」、「46」は「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み」に由来する。総合プロデュースはAKB48同様、秋元康が担当。全国規模のオーディションにより、3万8934人の応募の中からスターティングメンバーとして33名が選出された。2012年2月にシングル「ぐるぐるカーテン」で待望のメジャーデビュー。オリコン週間ランキングで初登場2位を記録し、20万枚を超えるセールスを記録した。同年5月に「おいでシャンプー」、8月に「走れ!Bicycle」、12月に「制服のマネキン」、2013年3月に「君の名は希望」を発売し、すべてオリコン週間ランキングで初登場1位を獲得。同年5月には2期生が加入した。7月に6thシングル「ガールズルール」をリリースし、50万枚を超える過去最大のヒットを記録。10月に初の写真集「乃木坂派」を刊行したばかり。11月27日には7thシングル「バレッタ」をリリースする。