音楽ナタリー PowerPush - GLAY
「MUSIC LIFE」特集
「MUSIC LIFE」参加ドラマーインタビュー
中村達也 メールインタビュー
参加曲
「TILL KINGDOM COME」
──GLAYからレコーディングの依頼が来たときどう思われましたか?
へえ…ついにきたか!と、案外と嬉しく感じました。。
でも、どんなイメージでぶっ叩けば喜んでもらえるのかな?とは少し悩みましたね。
──GLAYメンバーと会ってみていかがでしたか?
ボクは以前、そうですね、かれこれ18年前くらいになるのかな。当時ボクが在籍していたBlankey Jet Cityというバンドのスタッフやら仲間内で作った草野球チームがありましてね。そのチームの助っ人としてTERUくんがたまに参加してくれていました。TAKUROくんも1度くらい一緒になったかな?
ボク自身、野球とかそんなに参加していたわけではないけど。そんなレクリエーションの時は和気あいあいと過ごしていたし。BJCにもTERUちゃん(照井利幸)というニックネームの仲間がいたので、ブランテルとグレイテル…なんて、ふざけて呼んだりして楽しく過ごしました。
TAKUROくんとも、共通の知り合いを通じてBarで呑んだりしたこともあって。
もー随分と前になってしまったけど。昔から同じ時代にいて、俺はこの国でジタバタ頑張ってるけど。GLAYは、やっぱスマートに、前向きにしっかり戦ってるBandだな…と。俺はそう思ってます。
──デモ曲を聴いたときの感想を教えてください。
懐かしいノリだなとおもいました。Aerosmith、Guns N' Rosesがもってるノリ。
──メンバーとのやり取りの中で印象的だったことはありますか?
もーはっきりは覚えてないんですけど、とにかくイッチョやったろかい!みたいな、ノリで、STUDIOに乗り込んで、2度、3度叩いて、メンバーとプロデューサーの亀田さんから、メチャメチャかっこいいじゃん!これでいこうぜ!みたいな話になってサッサと終わっちゃいました。なもんで、あれこれ悩む暇も与えられませんでしたね。
──GLAYは中村さんのドラムに何を求められていると思いましたか?
無邪気でデタラメで野性味あふれる叩きっぷりでしょうか? 俺は、当時Motley Crueばっか聴いてたので、俺の憧れのトミー・リーさんみたいにバスドラが、意表をついたところでドスッと入ってきて、おかずは、タイトで~~とか、もくろんでいたんだけど、結局のところ自分は自分にしかならないんだよね、何を求められようと。
──普段のセッティングとの違いはありましたか?
特になかったと思うよ。
──完成した曲を聴いてみての感想はどうでしたでしょうか?
ライブやりたい。いっひっひ!
- ニューアルバム「MUSIC LIFE」 / 2014年11月5日発売
- 「MUSIC LIFE」
- 2CD豪華盤 BALLADE BEST☆MELODIES / 3996円 / ポニーキャニオン / PCCN-00017
- 2CD豪華盤(G-DIRECT限定)BALLADE BEST☆MEMORIES / 3996円 / loversoul music & associates / LSCD-0018
- 1CD盤 / 2700円 / ポニーキャニオン / PCCN-00018
CD収録曲
- BLEEZE(Album Ver.)
[作詞・作曲:TERU / ドラム:永井利光] - 百花繚乱
[作詞・作曲:TAKURO / ドラム:松下敦] - Only Yesterday
[作詞・作曲:TAKURO / ドラム:村石雅行] - 疾走れ!ミライ
[作詞・作曲:TERU / ドラム:永井利光] - 祭りのあと
[作詞・作曲:TAKURO / ドラム:永井利光] - 浮気なKISS ME GIRL
[作詞・作曲:TAKURO / ドラム:高橋まこと] - 妄想コレクター
[作詞・作曲:HISASHI / ドラム:永井利光] - Hospital pm9
[作詞・作曲:TAKURO] - DARK RIVER
[作詞・作曲:TAKURO / ドラム:村石雅行] - TILL KINGDOM COME
[作詞・作曲:TAKURO / ドラム:中村達也] - MUSIC LIFE
[作詞:TAKURO / 作曲:JIRO / ドラム:永井利光]
GLAY(グレイ)
函館出身の4人組ロックバンド。TAKURO(G)とTERU(Vo)を中心に1988年から活動を開始し、1989年にHISASHI(G)が、1992年にJIRO(B)が加入して現在の体制となった。1994年にシングル「RAIN」でメジャーデビュー。1996年にはシングル「グロリアス」「BELOVED」が立て続けにヒットし、1997年に「HOWEVER」がミリオンセールスを記録したことでトップバンドの仲間入りを果たす。1999年7月には幕張メッセ駐車場特設会場にて20万人を動員するライブ「MAKUHARI MESSE 10TH ANNIVERSARY GLAY EXPO '99 SURVIVAL」を開催。この人数は単独の有料公演としては、日本のみならず全世界での史上最多動員記録となっている。その後も数多くのヒット曲やヒットアルバムを生み出し、2010年4月には自主レーベル「loversoul music & associates」を設立。メジャーデビュー20周年を迎えた2014年9月20日には、宮城で大型ライブ「GLAY EXPO 2014 TOHOKU 20th Anniversary」を敢行した。同年11月5日、1年10カ月ぶりとなるオリジナルアルバム「MUSIC LIFE」をリリース。
中村達也(ナカムラタツヤ)
1965年生まれ。10代の頃より原爆オナニーズ、ザ・スターリンなどさまざまなバンドに参加し、1990年に浅井健一と照井利幸とともにBlankey Jet Cityを結成。1996年にはソロプロジェクトLOSALIOSを始動させる。2000年にBlankey Jet Cityが解散したあとは、LOSALIOSの活動と並行してドラマーとして精力的に活動を展開。2011年には斉藤和義とMANNISH BOYSを、2012年にはチバユウスケ(The Birthday)やイマイアキノブとThe Golden Wet Fingers、同年に仲井戸麗市とthe dayを結成。俳優としてもドラマや映画に出演している。
2014年11月26日更新