音楽ナタリー Power Push - 「ジョージア コールドブリュー」

シシド・カフカが味わう、初めての「ジョージア コールドブリュー」

Music

「ジョージア コールドブリュー」を飲みながら聴きたい音楽

Monsieur Perine「Ton Silence」

ブランチに気分を上げるために「ジョージア コールドブリュー ブラック」を飲みながら聴きたいですね。Monsieur Perineはジャケ買いで出会ったコロンビアのバンドなんです。女性ボーカルなんですけど、スペイン語でフレンチポップを歌っていて。スペイン語にフランス語が混ざるっていうのが面白いなあと。

マリーザ・モンチ「Amor I Love You」

ゆったりとした曲なので、昼下がりから夕方にかけて心を落ち着かせたいときに聴きたいです。マリーザ・モンチはブラジルの方で、彼女の声が甘いので「ジョージア コールドブリュー カフェラテ」を合わせたいですね。ちなみにマリーザは東京スカパラダイスオーケストラの茂木欣一さんから教えてもらったんです。

ちあきなおみ「星影の小径」

大好きなちあきなおみさんの楽曲です。ちあきさんのハイトーンな声が重なっていくコーラスワークがすごく素敵なんですよ。この曲は夕方に「ジョージア コールドブリュー ブラック」を飲みながら聴きたいです。夕暮れ時のちょっと寂しい気分のときに、ちあきさんの歌声に包まれたいです。

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シシド・カフカ

Coffee

歌詞を書くときにカフェでコーヒーを飲みながら作業することが多いんですが、そのときどきの気分でブラックのときもあれば、ミルクを入れるときもあります。私自身制作中にコーヒーに触れる機会が多いし、コーヒーってミュージシャンにとってすごく身近な存在だと思いますよ。レコーディングスタジオには必ずコーヒーがあるから、もうずっと飲んでるんですよね。スタジオに入った瞬間にコーヒー、作業しながらコーヒー、ひと息つくときにコーヒー……っていう感じで(笑)。

「ジョージア コールドブリュー ブラック」

New Album

最新アルバム「トリドリ」は、2016年6月にリリースしたミニアルバム「K⁵(Kの累乗)」で学んだことを自分で体現するというテーマを持って制作しました。「K⁵(Kの累乗)」は甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)さんといったアーティストの方に作詞、作曲、ディレクションをすべてお任せしていたので、自分が飛び込む形だったんですね。今回の「トリドリ」には奥野真哉(ソウル・フラワー・ユニオン)さんや織田哲郎さんといったさまざまなプロデューサーさんに参加していただいたのですが、曲をリクエストする段階からトークセッションして、最後まで一緒に作り上げました。

ミニアルバムの制作でご一緒したアーティストさんに学んだことは、歌詞もメロディもサウンドも作り込みすぎず、力を抜いて引き算をすることが大切だということ。引き算したところに聴く人の気持ちが入っていくことに気付いたんです。あと今までは英語詞と日本語詞が同じブロックに混在するのが苦手だったんですけど、ミニアルバムの制作時にそういう変なこだわりをとっぱらうことができて。そこから自分にしていた蓋が取れたみたいに、自然に新たなアイデアが生まれるようになりました。だから今回「トリドリ」の制作時にも「力入ってる! 抜いて、抜いて、よし!」って自分に言い聞かせて、いい意味で力を抜いて作業しました(笑)。「トリドリ」には私にとって意外性があって、面白みのある曲が詰まっています。現在開催しているリリースツアーではシシド・カフカの成長を見ていただけると思います。