カマしたな~、凌大!
──ほか、自分のパートに関係なく好きなところはありますか?
空人 俺は和人の「甘いのも悪くないな」ですね。
和人 ありがとうございますー!
空人 和人の低音ってあまり聴いたことがなかったかもなって思いました。ここまで低い歌声はなかなか聴けないっていう新鮮さがいいなと思います。あとこれは自分のパートなんですけど、「最終回はなんかまだ見たくなくて」の音の当て方はぜひみんなに聴いてほしいです。ゆったりな曲調の中でしっかりリズムをハメていくパートなんですけど、音がハマると気持ちいいんです。
和人 「蝋燭」全部いいんですよね……全部いいけど、俺、歌詞が特に好きかな。凌大が歌ってる「『おやすみ』じゃ、ねえ 終わりたくないね 黙って続けて良い夢が見れるまで」っていうところなんかもう、カマしたな~、凌大!みたいな。
凌大 (笑)。
和人 しかも、凌大の声や歌い方って雰囲気があるじゃないですか。それを存分に生かしているから、とても“よき”かと思います。
空人 ここ、2番の歌詞が「『おやすみ』は、ねえ 言いたくなくて 黙って続けてもう夜が明けるまで」に変わるのもいいんですよ。
凌大 そうなんだよなあー。
和人 あと、さっきも話に出てたけど、凌大のDメロの「Yeah」ね。
空人 そこから音が盛り上がって、潤くんのラストサビですから。
潤 僕はDメロが全部好きですね。2番に入ってAメロBメロと来て、サビに入るかと思いきや、まるで違う曲になったんじゃないか?と思うくらい、華やかで明るいDメロになるっていう構成が。変化が感じられるところも、メロディもいいなあと思います。
──今回、久下さんは楽曲について何かお話をされていましたか?
凌大 「(曲が)なんか新しいよね~」と言ってました。そのくらい?(笑)
和人 というか、たぶん久下さんって僕たちと雑談をするのが好きなんですよ!
潤 そうそう(笑)。
和人 楽曲の話、最近あんまりしないです(笑)。レコーディング現場でも、久下さんは僕たちに楽曲のことを伝えるというより「あなたがどんな感じで歌うのか見てみたい」みたいな感じで見守ってくれるタイプなので。今回もそんな感じで、僕は終わったあとに少し世間話をしまして。「大人っぽくなったね」と言っていただきました。
げんじぶのチルタイム
──ちなみに、皆さんが夜を過ごすとき、「これをすると“チルアウト”できるな」という趣味や習慣はありますか?
和人 チルタイムかあ。それは“チル咲”さんに聞いてください!
光咲 えっ、僕!? ちょっと待って(笑)。
和人 じゃあ、“チル潤”は?
潤 (即答で)ガンプラです!
和人・空人 ねえ、それホントなの?
潤 本当だよ。
和人 神経使って疲れたりしないの?
潤 急いで作ってるわけじゃないから。ゆっくり好きなように、説明書も気にせずパーツを切ってヤスリで整えるだけで、僕は十分チルできますね。和人はどうなの?
和人 僕、一時期お香を焚いてました。1本焚いて、スマホをいじったり音楽聴いたり、台本読んだり。で、香りを楽しみながら眠りにつくっていう。
凌大 それで言うと、僕はアロマキャンドルだわ。
一同 へえー。
凌大 キャンドルに火を点けて、その火をずっと見てるっていう。最後に吹き消すと香りがふわっと立つので、それを嗅いで、寝ます。
一同 ……。
凌大 え、何?(笑)
空人 いいんじゃない? チルじゃん。
凌大 僕、火を見るのが好きなんですよ。波とかもそうだけど、あのゆらゆらが落ち着くんです。ゆらゆらを見てると眠くなるし、リラックスできる。
──正に「蝋燭」ですね。
空人 ね、素敵。
──空人さんはどうですか?
空人 僕は、帰り道にアイスコーヒーを飲むことかな。
潤 ああ、帰り道いいなあ。
空人 コンビニでアイスコーヒーを買って、それを飲みながらゆっくりお家に帰る。それが一番落ち着きますね。で、チル咲は?
光咲 そうだなあ。僕はラーメン屋さん巡りが趣味なんですけど、大人気店に1人で1時間くらい並んだあと、席でラーメンを待ってるときがチルかな。
和人 なんか通だね! 待つ時間も好きなタイプなんだ。
光咲 まだかな、まだかな?と待ってるのが楽しいです。1人だと気楽に待てるでしょ。誰かと一緒に行くと「退屈しないかな?」とか気を使っちゃうから。行列店には1人で行きたいですね。その待ち時間は楽しいです。
大富豪の夜
──では、ドラマのタイトルにちなんで。メンバー同士での“midnight call”の思い出はあったりしますか?
凌大 僕は、ときどきします。相手は雅哉とか空人とか、最近は要人が多いかもしれないです。LINE上での会話が長くなってくるときに途中から電話に切り替えることもあるし、普通に話したくて電話するときもあるし。基本グループの……げんじぶの話をしていますね。
空人 そうだね、プライベートの話はあんまりしないね。
和人 俺、凌大と電話したいなー。
凌大 絶対やだ。
和人 電話したらどんな話するんだろうね? 2人で。
凌大 ケンカだよ(笑)。
和人 ケンカだな(笑)。
一同 あはははは!
凌大 あとは、電話と言えば“大富豪”じゃない?
和人 それだ。コロナ禍のステイホーム期間のことなんですけど、みんな家でできることはひと通りやり尽くした頃。手持ち無沙汰を解消する相手が、もうメンバーくらいしか残ってなかったんです。そんなとき、ふと「みんな何してんの? 大富豪でもする?」という話になって、徐々に人が集まってきて、グループ通話をしながらオンラインで大富豪をしたんです。でも4人までしかプレイできないから、順番待ちが発生して。
潤 そうそう。
和人 最大6人集まって、プレイヤーを回しながら遊んで、プレイしてない人も一緒におしゃべりしてね。
空人 (小声で)そうだったんだ~。
和人 ひとしきり盛り上がって「楽しかったね、またやろうねー」と通話を切って寝て起きたら、空人から「俺は?」ってLINEが入ってたという。
一同 あはははは!
凌大 ずっと7人で電話してると思ってたんだよ。
和人 マジで、げんじぶ大集合した!と思ってたよね。大富豪は4人で回してるから、すっかりいるものだと思ってたんですよ。
空人 すっごい寝てました。
和人 だから、また大富豪会を近々開催しようかって話したりもしてるんですよ。
空人 雅哉とかアプリ入れてたもんね。
──7人、仲良しですね。
空人 うーん……そうですか?
一同 あはははは!
和人 1人いなかったから! 根に持ってる!(笑)
光咲 いやあ、仲いいですよねえ。
大きな壁だけど、同じくらい大きなチャンス
──11月5日に開催されるぴあアリーナでのライブの日も徐々に近付いてきましたね。
光咲 どんなふうになるか僕の中でまだ想像がつかないんですけど、アリーナ公演ということで演出の幅も広がるし、僕らにしか見せられないものを作っていけたらいいなと思います。和人が戻ってきて1発目のワンマンライブがこのぴあアリーナなので、僕ら7人の絆と成長を皆さんにしっかり見せていきたいです。
凌大 僕は逆に、けっこう実感湧いてきています。「アリーナの舞台に立つんだなあ」という気持ちは通り越して、心境的にはいつその日が来ても、というマインドになってます。これからの僕たちにとって忘れられないライブになると思うし、アリーナという場所に進む1歩は、大きな1歩になると思う。だからこそ、今までのげんじぶらしさを踏襲しつつも、未来の自分たちの経験値になるような挑戦もしたいなと思います。この公演を1つの転換期にしたいですし、まず大前提に、アリーナに立てるということは、観測者がここまで支えてくれたからこその実現するものなので、すべての感情をこの日に示したいです。これまで歩んできた4年分の気持ちを見せられるようなライブにできたらなって思います。
──ありがとうございます。では最後、和人さんに、これからのげんじぶについて考えていることを教えてもらってもいいですか?
和人 グループに復帰して1カ月が経ちましたが、ファンのみんなの温かさをすごく感じますし、7人で大きなステージでのライブを作っていくことを含め、これからが楽しみだなと思うことばかりです。ファンの方を幸せにすることが僕たちにできる一番の恩返しだと思うので、11月5日は来てくれた人みんなに感謝を伝えて、みんなを幸せにしたいです。ぴあアリーナは僕たちにとって過去最大規模の会場だけど、その先も見せられるライブにしたいと思っています。なかなかに大きな壁だとは思うけど、同じくらい大きなチャンスだと思うので。このチャンスを生かして、もっと大きく羽ばたいていこうと思います!
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桜木雅哉と吉澤要人のQ&A