ナタリー PowerPush - 藤井隆 Like a Record round! round! round! in 富士急ハイランド

本気の洋楽イベントが富士急進出!藤井隆の音楽ルーツを探る

予算を詳しく教えてもらえますか?

藤井隆

──今回は富士急イベントの話がメインですので(笑)、そろそろ本題に。「Like a Record round! round! round!」はずっとネイキッドロフトやロフトプラスワンという、いわゆるサブカルチャーを発信する独特の空間で行われていて、それがこのイベントの特色になっていると思うんですよ。それを今回はあえて、遊園地の中という華やかな場所に移して行うわけですが、この違いはいかがですか?

しかも今回はバスツアーもあるんですよね。Rさんのこれまでのバスツアーに参加された方の話を聞くとみんな楽しいって言うし、お笑いナタリーさんのレポート(参照:RGバスツアーが新境地に到達、あるあるおあずけ修学旅行 / 三保松原心の観光大使、奇跡を起こしたRGあるあるバスツアー)を読むとヤキモチ焼いてしまうというか。Rさんのことをあんなに丁寧に取り上げていて、そういう意味では僕、ナタリー嫌い(笑)。でも本当に楽しそうですし、参加させてもらえるのは光栄ですね。

──バスの移動中もカラオケが予定されていますし、富士急ハイランドでは普段さまざまなイベントが行われている野外ステージが舞台になります。

富士急ハイランドさんは、テレビの収録などで本当によく行かせてもらってるんですよ。たぶん東京に来て一番行ってる遊園地だと思います(笑)。やっぱり特別な場所なんですよね。そこに「Like a Record」で行かせてもらうことは本当に光栄です。

──あのクローズドな空間だからこそ成立しているかもしれないマニアックな世界観が、果たして野外ステージでどうなるかというのが今回の見どころだと思います。藤井さんはこの環境をどう楽しみますか?

Rさんと椿さんは特に、時間帯とか天井があるないとか、そういう環境の違いにまったく左右されない人たちだから、2人に付いていけば問題ないと思います。ただ今回はDAMさんのカラオケから選ぶんじゃなく、楽曲は決め打ちになるんですよね。大きな違いはそこだけなので、これをどうプラスにするか。いつもはリハーサルしたものをお見せするんじゃなく、その場で起こったこと、お客さんのリアクションも含めて飲み込んで形にするのがこのイベントのやり方だったんですけど、今回はあえて決めるというのが大きなチャレンジなので、3人とスタッフで集まってじっくり話し合いたいですね。

藤井隆

──そうですね。基本的なコンセプトを踏襲しながらも、カラオケ機材ではないことや、タイムスケジュールの刻み方などで、まったく違う見せ方になるのではないでしょうか。

1日2回公演ということで決定していますけど、僕はまだそこ諦めてなくて。4回公演にしたいんですよ。回数を重ねることで何か新しいものが生まれるんじゃないかという予感があって。

スタッフ できなくはないですけど……朝すごく早くなりますよ。

全っ然。富士急さんから「4も要りません!」って言われるならアレですけど(笑)。あと、もしよかったら予算を詳しく教えてもらえますか?

──あはははは(笑)。

おかげさまで経験を積んでいますから、この予算ならこれはできる / できないというアイデアがこちらから出せるので。美術であったり音響であったり、環境や時間帯でいろいろな見せ方ができるでしょうし……(と、富士急ハイランドのアトラクションを利用したアイデアを次から次へとプレゼン)。

生の舞台の面白さを再確認

藤井隆

──お話を聞いていると、「Like a Record round! round! round!」を藤井さんが今、いろんな経験を積んだ上でやっているというのは、すごく重要なことかもしれないですね。大げさに言うと、藤井さんの人生において大きな転換期にもなりうるような。

いやホントそうですよ。この3、4年で僕はだいぶ生まれ変わりました。「Like a Record」もそうですし、品川プリンスシアターの舞台や、外部のお芝居などに参加させていただいたことは、自分の中で大きい出来事ですね。舞台は、観ている人がそれぞれ観ながら“編集”しますよね。こっちで主人公が話していても、こっちにいるおじいさんが気になったらそっちに視点を合わせますし。それが舞台の醍醐味であり、怖いところでもあります。編集で助けてくれるテレビも好きですが、生の舞台の面白さをここ数年で再確認しましたね。

──それぞれ別の経験値を積んできた3人が集まって「Like a Record」をやっているというのも興味深いですね。

あの2人と「Like a Record」をやっていると「何この異空間!? この星でここだけ」みたいな気持ちになって(笑)、ゾクゾクするんですよ。それを自分が大好きな富士急ハイランドで3人で……これゲストを呼ぶってのもありですかね?

──アイデアが尽きないですね(笑)。

いろんな可能性があると思うんですよ。ちょっと次回の企画会議から参加させてもらってもいいですか?

椿鬼奴

椿鬼奴コメント

椿鬼奴から見た藤井隆とは……

昔「本番で~す!」という番組で初めて藤井さんの前でネタをやらせていただいたとき、すごく笑ってくださって。そこからどんどんお仕事がつながっていったんです。配信番組「ヨシモト4WEEKS NOW」で一緒にニュースキャスターをやらせていただいていたんですが、そのとき初めてお酒を飲まれることを知って。お酒、お強いんですよ。同種だと思ったら親しみがわきました。「沖縄国際映画祭」では、飲みながら「どっちが頭おかしいか」なんて言い合いになったり(笑)。

藤井さんのパフォーマンスは本当にセクシーなんです。それも、男性のセクシーさではなく、強い女性が見せるセクシーさを藤井さんのパフォーマンスに垣間見ますね。マダンナ(マドンナ)とかカイリー・ミナーグ(ミノーグ)とか。2PMではなく少女時代。「Like A Record~」でのパフォーマンスもどんどん進化していて、天才的なアーティストだなと感じています。

え? 藤井さんを男性として見たら? 藤井さんは私にはまぶしすぎますね(笑)。

特集Index

  • 藤井隆 本気の洋楽イベントが富士急進出!藤井隆の音楽ルーツを探る
  • レイザーラモンRG 本気の洋楽イベントが富士急進出!RGのあるあるルーツを探る

Like a Record round! round! round! in 富士急ハイランド

開催日時:2013年8月28日(水)16:00~(予定)

場所:山梨県 富士急ハイランド園内 マッドマウス前特設ステージ

料金:無料
※入園には別途富士急ハイランド入園料が必要

出演:藤井隆 / レイザーラモンRG / 椿鬼奴

※イベント当日は午後から藤井隆、レイザーラモンRG、椿鬼奴が園内にサプライズで出没予定。

※本イベントは、雨天決行 (荒天の場合は中止) です。
雨天の場合でもイベントは実施致しますが、スケジュールが大幅に変更となる場合もございますのであらかじめご了承ください。イベントの中断・中止・延期に伴う、富士急ハイランド入園料の払い戻しや会場までの旅費等(キャンセル料含)の補償は一切致しませんので、ご了承ください。

Like a Record round! round! round! in 富士急ハイランド プレミアムバスツアー開催

富士急ハイランド営業概要

営業時間

8月10日~8月15日:7:00~22:00
8月16日~8月31日:8:30~21:00

※9月以降、時期により開園・閉園時間が異なるので、オフィシャルサイトで要確認。

休園日

8、9月は無休

※10月以降についてはオフィシャルサイトで要確認。

料金

入園料:大人・中高生 1300円 / 子供 700円
フリーパス:大人 5000円 / 中高生 4500円 / 子供 3700円

交通

▼車
・新宿から中央自動車道で約80分、河口湖ICに隣接
・東京から東名高速道路・御殿場IC、東富士五湖道路経由で約90分

▼バス
・新宿から中央高速バスで約100分、富士急ハイランド下車
・東京駅から東名高速バスで約150分、富士急ハイランド下車
(バスは要予約)

▼電車
・JR中央本線大月駅で富士急行線に乗り換え富士急ハイランド駅下車、大月駅から約50分

藤井隆(ふじいたかし)
藤井隆

1972年3月10日生まれ、大阪府出身。1992年に吉本新喜劇オーディションを経て、お笑い芸人として吉本興業入り。2000年にシングル「ナンダカンダ」で歌手デビューし、同年「NHK紅白歌合戦」に初出場する。数々のシングルのほか、2002年発売のアルバム「ロミオ道行」、2004年発売のアルバム「オール バイ マイセルフ」などで高い評価を得ながらも、2007年8月発売のシングル「真夏の夜の夢」以降はしばらくアーティストとしての活動を休止。2013年6月にニューシングル「She is my new town / I just want to hold you」で6年ぶりにアーティスト活動を再開した。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。