ソワソワして、スーパーを5周くらいしました
──新体制となった風男塾が初めてリリースするシングルが「Dash&Daaash!!」という作品ですが、まず表題曲について、皆さん的にはどんな印象を持っていますか?
健水 すごくよいです!
宙 間違いない!
真咲 疾走感にあふれた、今の風男塾らしい曲だなって思います。
宙 「Start!」という歌詞から始まる、新体制にピッタリな曲で。今の風男塾の勢いを感じていただけるのではないかなと思います。(急に早口で)そしてこの曲はテレビアニメ「群青のマグメル」のオープニングテーマになっていまして……。
──アニメ好きな宙さんとしては、うれしい?
怜生 うれしいよな!
宙 うれしいですね。最初曲を聴いたときに「アニメのオープニングっぽいですね!」とスタッフさんに言ったら「オープニングです」って返されて(笑)。もう、それがうれしすぎてちょっと、その日はずっとソワソワしてました。スーパーを5周くらいしました。「ちょっと今日は奮発していいんじゃないかな」って気持ちになりました。
怜生 かわいい(笑)。
──アニメのオンエアはご覧になりましたか?
宙 もちろんです。やっぱり鳥肌立ちますよね……! 自分たちの声が画面から聞こえてきてキャラクターたちが動いてるって、何度見ても感動します!って、めっちゃしゃべってすいません(笑)。
健水 確かになあ。歌に合わせて絵が切り替わる瞬間とか、めっちゃ気持ちいいよな。
宙 オンエアがスタートする前は、ずっと真咲と想像してたんですよ。「この歌詞のときにキャラクターはどういうポーズをするかな?」とか。もうね、全然違ったんですけど(笑)。
一同 あはははは!(笑)
──真咲さんはいかがですか?
真咲 この曲は、まさに少年マンガの世界観だなって。すごくストーリー性があって……これからの風男塾の活動がただのお仕事なんじゃなく、俺たち6人がいてファンのみんなという仲間がいて、みんなが集まって夢のために前進し続ける、冒険の旅なんだなって。そういう世界観があるなって思いました。なんと言うか、自分も活動していくうえで、ただの活動だと思うんじゃなく「みんなで冒険していくんだ」と思いながらやっていこうって思えたというか。
──それはワクワクする考え方ですね。
真咲 そうなんです。この曲を聴いて、ワクワクした考え方をするようになりました。
すべてにバックアップされながら歌っているような感覚
──メッセージ性が強い歌ですし、曲自体もパワフルなので、伝える側にもエネルギーが必要なんじゃないかなと思ったのですが、歌う際に意識していることはありますか?
健水 歌詞の意味ももちろん考えるんですけど、なんだか曲調と振り付けと衣装と、すべてにバックアップされながら歌っているような感覚がありますね。曲が流れ出した瞬間に体が動いてしまうような感覚があるし、踊っている最中にファンの方の顔を見るとすごい笑顔を向けてくれているからつられますし、なんと言うか、自分たちが引っ張ってもらっているような楽曲だなと思います。
怜生 わかる、俺もそういう感覚。曲や振り、衣装やファンの方の持っている力が大きいから、そこに乗っかって、そのときの感情が……自分の今のどんな感情が乗るのかな?と毎回思いながら。そのときに感じたものを表現するようにしています。
──爽太郎さんと大弥さんは初めてのレコーディング、いかがでしたか?
爽太郎 先輩の歌声を先に聞かせてもらってから臨んだんですけど、全然自分の歌声に余裕がないなと思って。先輩の歌声は心にゆとりがあって笑顔が想像できるような歌声だったから、そこでまず勉強になるなって思いましたし、自分もこんなふうにのびのびと笑顔や情景が浮かぶような歌い方をしたいなって。それをこの歌詞からも元気勇気をもらって、力強さを持って歌うようにしてます。
大弥 初めてこの歌詞を見たとき、本当に前向きだなと思って。自分たちも新体制、俺自身は新メンバーとして入るので不安な気持ちもあったんですけど、この歌詞に後押しされるというか。この歌詞自体が本当に風男塾に合っているなと思います。だからこの先もし不安なことが起きたりしても、この歌詞が指標になって引っ張ってくれるんじゃないかなと思って。皆さんにも自分自身と思いを重ねてもらえたらいいなと思いながら歌いました。
──ミュージックビデオも、皆さんが冒険をしているようなストーリー仕立ての作品でしたね。
怜生 では、説明は俺が。健水、俺、真咲、宙の4人が宝を求め、地図を手に冒険しているんですけど、その旅の途中、岩に挟まれて困っている大弥と爽太郎を助けるんです。そうして6人が仲間になり、一緒に困難を乗り越えて絆を深めながら宝物を見つける、というストーリーです!
──風男塾自身のストーリーとリンクしているんですね。映像から、楽しい雰囲気が伝わってきました。
健水 楽しかったよね。
──岩に登るハードなシーンもあって。
怜生 俺はボルダリングをやっていたので「やっと見せ場が来た!」って感じでした(笑)。
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テンション重視で行っちゃってます