風男塾|6人でスタートダッシュ! 無限の未来への冒険

風男塾が6月19日にニューシングル「Dash&Daaash!!」をリリースした。

2月に新メンバーの桜司爽太郎と香月大弥が加入し、6人の新体制となった風男塾。6人体制で初めて発表されるこのシングルはテレビアニメ「群青のマグメル」のオープニングテーマを表題曲に据えた、ポジティブな推進力にあふれる作品に仕上がっている。

シングルのリリースを記念して、音楽ナタリーでは6人にインタビュー。新体制のことや新曲のこと、風男塾の今について語ってもらった。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 曽我美芽

憧れは続いていて、夢なんじゃないかって思うくらい

──2月に新メンバーの桜司爽太郎さんと香月大弥さんが加入されて、ナタリーに登場してもらうのは今回が初めてですね。

桜司爽太郎 香月大弥

桜司爽太郎 はい、桜司爽太郎、ピンク色担当です。

香月大弥 香月大弥、黄色担当です。

──中野サンプラザホールでのワンマンライブでファンの皆さんにお披露目をされて、少し時間が経ちました。

愛刃健水 2人ともすごくしっかりしてます。しっかりしすぎだから、こちらがちゃんとしなきゃって思わされるくらい。

紅竜真咲 本当に。

健水 最初のライブでもしっかり挨拶していたし、ファンのみんなの心をつかむのも早かったから、もう安心です。

──爽太郎さん大弥さん、初ライブはいかがでしたか?

爽太郎 すんごく緊張しました! 緊張 of 緊張という感じで……(笑)。でもメンバーの皆さんがそばにいてくれる心強さはあったので、なんとか自分の見せられるものは見せられたかなと思います。

大弥 ファンの方の前に立つのが初めてで、しかも(瀬斗)光黄さんの卒業のすぐあとだったので、ファンの皆さんがどんな感情で俺たちのことを見てくれるんだろう……という思いが念頭にありました。そんな中でパッとステージに立ったときに、皆さんが新体制を受け止めてくれていることを感じたので、それがとてもうれしかったです。

──メンバーになると決まったときは、どんな心境だったんでしょう?

爽太郎 俺は素直に「うれしい!」と思いました。風男塾はずっと大好きなグループで憧れで……この話は怜生くんによく話すんですけど。

藤守怜生 そうだね。

爽太郎 今でも憧れは続いていて、この状況が夢なんじゃないかって思うくらい。ずっと前から風男塾に笑顔や元気をもらっていたし、自分が入ってからももらっているような感覚です。これからも、メンバーやファンの皆さんからもらうパワーを噛みしめながら活動していきたいって強く思っています。

2人と一緒に楽しみたいから、自分も楽しくいよう

──憧れていたその印象は、メンバーになっても変わらない?

紅竜真咲 草歌部宙

爽太郎 これまで見えなかったところを「こういう感じなんだ!」と知ることも多いんですけど、その1つひとつが自分にとってはうれしいことです。

──では大弥さんは、風男塾に入ると決まったときはどう思いました?

大弥 まさかこの人生の中で、自分が風男塾に入るなんて考えていなかったので……とても不思議でした。「人生何が起こるかわからないな」という気持ちが一番大きかったです。

──そして、真咲さんと宙さんは2人の先輩になったわけですね。

真咲 はい。でも、先輩らしいところはないです!

草歌部宙 宙も、ないです!

爽太郎 いや、ありまくりですよ。

真咲 もともと子分気質なところがあったから、2人に対してどんなことをしてあげられるのかわからなかった時期もあったんですけど、それよりも「2人と一緒に楽しみたい」という気持ちがあるので、自分も楽しくいようとは思っています。

 宙もあまり先輩という立場になったことがなかったから「どうしよう」という気持ちがすごくあったんですけど、そういう先輩後輩みたいな考え方を自分の中でナシにして、人として付き合っていこうって。2人のがんばっている姿に「自分もがんばらなくちゃ」って、加入した当時の気持ちを思い出すこともありますし。ホントにいい影響をたくさんいただいております。

すごく思ってくれているんだなというのがわかるんですよ

──では健水さん、新メンバーの2人はどんなキャラクターなのかを教えていただけますか?

愛刃健水

健水 いい意味で、入って来たときとイメージが変わっていないんですよね。そんな中で、より一層いいところや面白い、かわいいところを発見している感じなんですけど……爽太郎は、すべてを吸収しようとする子ですね。まっすぐ物事を見て全部吸収して、いっぱい吸収しすぎてしまって「ワーッ」となることもあると思うから(笑)、そういうときには助けてあげなきゃなって思いますし。そんな中で“自分のものにしていく力”がすごくあると思う。「自信がない」って言うんですけど、自信を持ってほしいですね。

爽太郎 ありがとうございます。

健水 大弥も魅力がいっぱいなんです。絵が本当に上手で。自分たちをどんどん美化して描いてくれるんです。

 グッズのデザインしてほしいよね。

健水 確かに!

大弥 いつか機会があればやらせていただきたいです!

健水 歌い手さんの映像みたいなアニメとか作ってほしい。

真咲 確かに!

健水 風男塾の曲でね。

藤守怜生

 2次元の僕たちっていうことですよね。

大弥 俺、いつかやりたいんです。1人ひとり、2.5次元のキャラクターを作ったら面白いんじゃないかなって。

真咲 それ、絶対にいいと思う。

怜生 ゲーム出したいよね。

 プログラミング学ばなくちゃ(笑)。

──では、怜生さん目線で見た2人の印象は?

怜生 2人ともめっちゃ真面目だなって。あと、すごく賢いなって思います。考え方もしっかりしてる。大弥はロジカルですし、爽太郎も賢いなって思うんだけど天然が前に出過ぎて……どんな賢さかっていうのはうまく言えないんですけど(笑)。

爽太郎 いやいやいや(笑)。

怜生 でも風男塾に対する思いを自分にいっぱいしゃべってくれてたり、すごく思ってくれているんだなというのがわかるんですよね。