熱い思いが詰まった1stシングル
──3月27日には1stシングル「胸の奥のVermillion」が発売されます。作曲を手がけたJanne Da Arcのkiyoさんが「音楽的に難しいことはあえてあまり考えず、僕の中では最大限にストレートな曲風にしました」とコメントしている通り、表題曲は疾走感あふれる力強いナンバーに仕上がっています。
片桐 メンバーの衝動が詰まっていて。振り付けもカッコいいし、すべてがメンバーと融合して1つになっている曲だと思います。
板橋 歌詞に「胸の奥で薫り発つ」とあるように、それぞれが葛藤してきたことや悔しかった気持ちが熱い思いになって詰まっています。あとkiyoさんが演奏に参加しているので、シンセサイザーの音にも注目してほしいです!
西岡 メロディも覚えやすいし、ライブを観に来た小学3年生の妹が口ずさんじゃうくらい耳に残る曲ですね。
──kiyoさん立ち会いのもと行われたレコーディングはいかがでした?
板橋 kiyoさんは基本的に優しくて、見守ってくれていました。
片桐 パパみたいでした!
──そうなんですね。元seeDreamのメンバーは初めてのレコーディングだったと思いますが、緊張しませんでしたか?
片桐 真凛は泣いちゃったんだよね?
加藤 「とりあえず1回歌ってみて」と言われて、どうしていいかわからなくてすぐに泣いちゃいました。自分では精一杯声を出してるつもりなのに声量が全然なくて、悔しかったです。
葉山 スタジオのブースに入るとすごく孤独感を感じるんですよ。歌割りは多くなかったんですけど、緊張しすぎて声が出なかったです。
板橋 でも音源を聴いたら「ぽんちゃん、こんな声出るんだ!」と思うくらい声が出てました! 出し切っていたと思います。
──片桐さんと西岡さんはどうでした?
片桐 私は2年くらいアイドルをやっていた中での初レコーディングだったので、身構えちゃいました。ブースに入るのが憧れで、いろいろと感動しました。
西岡 私は緊張することは特になく、歌うことが好きだったので幸せでした。だんだんと声が出なくなって高音を出すのが大変でしたが、落ちサビのパートをいただいたし、ハモリもやらせていただいて、いい経験になりました。
──「胸の奥のVermillion」のミュージックビデオは、kiyoさんをはじめとするバンドメンバーの演奏をバックに6人が踊る映像になっています。
板橋 すごいことですよ! Janne Da Arcのkiyoさんが私たちの後ろにいるなんて! 私たちがダンスを間違えるとバンドの皆さんも一緒に撮り直すことになるので、プレッシャーもありました。
西岡 でも楽しかったです。バンドメンバーの方と一緒にごはんを食べたりお話したりして、緊張感がほぐれました。kiyoさんだけでなく、プロデューサーの貝塚(翔太朗)さんも出演しているので安心感がありました。
加藤 撮影を通して学んだことがたくさんあったので、これからのライブに生かしていきたいです。
アルファベットをふんだんに入れられてうれC
──カップリング曲としては、摩天楼オペラの彩雨さん提供の「Magnet」が収録されます。彩雨さんは「リーダーの板橋さんと一緒に考えたアルファベットラップが楽曲を印象付けるいいフックになりました」とコメントしてますが、どういう経緯で曲にアルファベットラップを入れることになったんですか?
板橋 私からはホントに何も言ってないんです! もらった歌詞を見て、「めっちゃアルファベットあるじゃん! えっ、ラップやるの!?」と驚きました。レコーディングの途中で彩雨さんに「ラップの部分は歌詞を変えてもいいんだよ。好きな言葉を考えてみて」と言われて、プロデューサーさんと彩雨さんと一緒にその場で新たに歌詞を考えたんです。彩雨さんと一緒に歌詞を作るという貴重な経験ができたし、振り付け含め楽曲にアルファベットをいっぱい入れられました。
──それに対して、ほかのメンバーはどういう反応だったんですか?
板橋 冒頭から全身でアルファベットを表す振り付けがあるんですが、最初、佳奈美は嫌そうな顔をしてました(笑)。
伊原 私、アンチアルファベットなんですよ。付いていけなくて。だって、わけわかんないじゃないですか(笑)。かなな(板橋)はレコーディングでも踊っていて、すごいなと思いました。「意味ないのに、なんでやってるんだろう」って(笑)。
板橋 でも、ライブではみんなノリノリでやってくれるんですよ。
片桐 カッコよくCを決めるのにハマってます(笑)。
板橋 ぽんちゃんもカッコよく踊ってくれてるよね?
葉山 それは振り付けだから……。
加藤 (笑)。かなながうれしそうに踊っていて、微笑ましいです。
──曲にアルファベットがふんだんに入ってて、やっぱりうれしいですか?
板橋 はい! うれCです!
今から見といて絶対に損はない
──最後にFragrant Driveとしての目標や、今後の活動への意気込みを聞かせてください。
板橋 まずは「胸の奥のVermillion」をオリコン週間シングルランキングで10位以内にランクインさせたいです。あと、定期公演や単独公演のチケットをソールドアウトさせたいし、最終的に目指すところは日本武道館です。
片桐 結成されたときにみんなで目標を話し合ったんですよ。
板橋 あとMVでバンドの皆さんとご一緒して、生バンドでツアーを回りたいと思いました! 佳奈美とれなぴがギターをやってるので、それを披露する機会もあるといいな。
──お客さんの前でギターを披露したことはあるんですか?
伊原 生誕イベントで一度だけ披露しました。
西岡 私はまだないので、今年のうちにやりたいと思ってます!
片桐 私はドラムのレッスンを受けているので、2人とコラボして何かやれたらいいな。それと、ライブでLTGの楽曲をメドレーで歌ってみたいです。今は披露されていない曲もいっぱいあるので。
加藤 体力を付けて、いつかはノンストップライブもやってみたいな!
板橋 やりたーい!
西岡 私、すごい汗っかきなのでノンストップライブはヤバいかも(笑)。
──夏のライブは大変そうですね。
西岡 でも夏フェスに出たいです!
板橋 出たい! Clef Leafでは「TIF」(「TOKYO IDOL FESTIVAL」)に出演できなかったので、フラドラでリベンジして1人でも多くの方に私たちのことを知ってもらいたいです。
──伊原さん、葉山さんは何か挑戦してみたいことはありますか?
葉山 私はアイドルだけでなく芸能界でマルチに活動したくて、いつかは演技もやってみたいです。
伊原 私はいつかソロでライブしたいです。あと最近、写真集を出したいと思うようになりました。去年の「アイドル横丁夏まつり!!」で「グラドル横丁」に参加したのが楽しくて。
片桐 佳奈美ちゃんの写真集なら自腹で買うなあ。
加藤 私は100冊買います!
──(笑)。では、最後に音楽ナタリーの読者にメッセージがあればお願いします。
板橋 シングルに入っている4曲はどれもテイストが違うし、seeDreamやClef Leafで披露していた曲も今の6人で歌っていて新しい見せ方をできていると思うし、絶対後悔させないので一度イベントに遊びに来てください! 絶対に大きくなるので、今から見といて損はないです!
片桐 今なら古参になれます!
板橋 ぜひライブを観に来てほCです!
イベント情報
- Fragrant Drive 1stワンマンライブ ~胸の奥のVermillion~
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- 2019年4月28日(日)東京都 TSUTAYA O-Crest
- Fragrant Drive「胸の奥のVermillion」
- 2019年3月27日発売 / Label The Garden
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Type-A [CD]
1200円 / COCA-17575 -
Type-B [CD]
1200円 / COCA-17576
- Type-A収録曲
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- 胸の奥のVermillion
- Magnet
- パピナ
- 胸の奥のVermillion(Instrumental)
- Magnet(Instrumental)
- パピナ(Instrumental)
- Type-B収録曲
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- 胸の奥のVermillion
- Magnet
- Melt
- 胸の奥のVermillion(Instrumental)
- Magnet(Instrumental)
- Melt(Instrumental)
- Fragrant Drive(フラグラントドライブ)
- 2018年12月、日本コロムビアのレーベル・Label The Gardenに所属するseeDreamとClef Leafが統合する形で結成されたアイドルグループ。西岡玲菜、伊原佳奈美、葉山ゆず、板橋加奈、加藤真凛、片桐みほの6人からなる。2019年3月にメジャーデビューシングル「胸の奥のVermillion」をリリースし、4月に東京・TSUTAYA O-Crestで1stワンマンライブを開催する。