ExWHYZ「Dress to Kill」特集|みのミュージックが深堀り!豪華プロデューサー参加の“バラエティアルバム”の全貌

ExWHYZが3月20日に“バラエティアルバム”と銘打った新作「Dress to Kill」をリリース。豪華プロデューサー陣が参加した今作の発売を記念して、人気音楽系YouTuber・みの(みのミュージック)がExWHYZメンバーへのインタビューを行った。

「Dress to Kill」は、SeihoがDJプレイ用にExWHYZ楽曲をリミックスしたことなどをきっかけに制作された新作。大沢伸一のアンセム「Our Song」のカバー、maho作詞による新曲「Unknown Sense」など全10曲が収録されている。企画アルバムと侮るなかれ、リスナーを驚かせるであろう要素がたっぷり詰まった「Dress to Kill」の魅力、そして数々のライブを経て成長したExWHYZメンバーの今の声を紹介する。

取材 / みの(みのミュージック)文 / 田中和宏撮影 / 塚原孝顕

ExWHYZ「Dress to Kill」トラックリスト

  1. Dresscode [Prod.Seiho]
  2. Unknown Sense
  3. Our Song [Prod.Shinichi Osawa]
  4. Secret Secret [Shin Sakiura REMIX]
  5. ANSWER [Seiho REMIX]
  6. 4:00 a.m [80KIDZ REMIX]
  7. Obsession [English Ver.]
  8. D.Y.D [Miru Shinoda, Kento Yamada REMIX]
  9. As you wish
  10. Fleeting

参加クリエイター:大沢伸一 / Seiho / Shin Sakiura / 80KIDZ / Miru Shinoda(yahyel) / Kento Yamada(yahyel) / 岡嶋かな多 / 栗原暁(Jazzin'park)ほか

ExWHYZの“バラエティアルバム”とは?

──「Dress to Kill」は“バラエティアルバム”ということですけど、聞き慣れない言葉ですね。どういう意図が込められているんですか?

mayu 既存曲のリミックスだったり、新曲だったり、大沢伸一さんの「Our Song」のカバーも入ってたりしてます。完全なる新作というよりは「ちょっと遊びで出しました」って雰囲気にしたくて、“バラエティアルバム”という表現になりました。

左からyu-ki、now、maho、mikina、mayu、みの。

左からyu-ki、now、maho、mikina、mayu、みの。

──その内容だと「リミックスアルバム」と言い切るケースが多そうですけど、あえてバラエティアルバムにしたということで。全10トラック中、3曲が新曲なんですね。

mayu 新曲のうち先行配信された曲が2曲あるので、アルバムで初めて聴ける新曲は1曲になりますね。

──2022年に前身グループのEMPiREが解散し、ExWHYZが結成されましたけど、これまでのExWHYZを総括するベスト盤という捉え方はできそうですか?

mikina リミックスが全然オリジナルと違う雰囲気になってるんですよ。

──となると、玄人向けとも言えるけど、新しいアルバムという感じですね。

maho リミックスバージョンを発表するのも初めてだし、「Obsession[English Ver.]」みたいに完全に英語だけで歌っているのも初めて。文字通りバラエティ豊かで、面白いものがごちゃごちゃ詰まったアルバムという感じです。

リミックスバージョンへの反応「新曲かな?」

──ExWHYZの楽曲はEMPiRE時代とは違う、クラブ寄りの楽曲が多いですよね。いわゆるアイドルファンとフロア映えする音楽のファンが同じ空間にいるという感じがExWHYZにしか作れないライブの特徴だと思うんですが、ここまでを振り返ってみて、お客さんの反応は?

mayu  EMPiRE時代のファンの方からも「すごい! すごい!」みたいな反応を多くいただいているのはうれしいです。

左からmaho、mikina、mayu。

左からmaho、mikina、mayu。

mikina 「全然よくわかんない!」っていう人はいない気がします! 初めて聴いたとき、観たときに衝撃を受けているような印象はあって、新鮮な気持ちで楽しんでくれている人が多いんじゃないかな。

now で、一部のリミックス曲はもうすでに披露してるんですけど、リミックスバージョンでのパフォーマンスになると、イントロで「あれ? 新曲かな?」という反応があるのが面白いです(笑)。

左からyu-ki、now。

左からyu-ki、now。

maho リミックスバージョンだと振付も変わるからね。

──ええ! オリジナルとリミックスでダンスが変わるんですか。となると、もう別の曲扱いだし、皆さんからすると大変ですよね?

一同 はい(笑)。

──エレクトロニックな楽曲に振りを付けることについて、「リズムを取るのが大変そう」という話を以前していたと思うんです。今回さらにリミックスに振りを入れるとなると、もはや事件のような大変さなんじゃないかなと。振付は誰がやってるんでしたっけ?

maho みんなでやってますが、主にmayuちゃんかな。

──つまり一番ブチギレてる?(笑)

一同 はははは。

mayu いやいや! キレてないですよ!

──ホントに? 振付には印税入らないだろうし(笑)。

mayu ははは。確かにリミックスはもう別の曲って感じですね。音の質感もBPMも違えば、構成も全然違うこともあって、感じるものがまったく違うっていう。だからこそ原曲に引っ張られず、リミックスバージョンのイメージをすごく膨らませやすかったので、楽しく作れました。まあオリジナル以上に音楽的なアプローチもあるので、苦戦した部分もありましたけど(笑)。