=LOVE「絶対アイドル辞めないで」インタビュー|アイドルとファンが素直な気持ちを伝え合えるきっかけに (4/4)

甘えると「はいはい」とあしらってくる瞳が好き

──続いて、髙松さんと野口さんがダブルセンターを務めるカップリング曲「仲直りシュークリーム」について紹介をお願いします。

野口 「ダーリン」というフレーズなど、甘くてかわいらしい曲です。ここ最近の=LOVEの曲は、「呪って呪って」や「ラストノートしか知らない」など大人びた内容のものが多かった中、この曲では急激にかわいらしいイメージになっています。

髙松 ライブで盛り上がりそうだよね。合いの手が多いですし、舞香の「えー、じゃあ舞香ちゃんが悪いってこと?」と、樹愛羅の「樹愛羅ちゃんとシュークリーム、どっちが好き?」というセリフがとてもいいです。早くライブで披露したいですし、ファンの方には盛り上がってほしいです。

髙松瞳

髙松瞳

髙松瞳

髙松瞳

齋藤 このセリフパートをもらえてうれしかったです。コンサートのたびに少しアレンジしても面白そうです。

諸橋 樹愛羅が言わなさそうなセリフだよね。このセリフはレアです。

──ところで、髙松さんと野口さんのダブルセンターはこれが初めてですよね。

諸橋 2人はバランスがいいです! 「絶対アイドル辞めないで」の衣装もショートパンツでおそろいですし、スタイルがいいので2人が並ぶと映えるんです。

──2人で行動するときなど、普段はどんな会話をするんですか?

野口 会話の中身はないです(笑)。

諸橋 同い年だから波長が合うのかな。

野口 同い年だけど、瞳はとてもしっかりしていて物知りなので、勝手にお姉ちゃんみたいに思って甘えています。それを「はいはい」とあしらってくる瞳が好きです(笑)。

諸橋 その関係性が素敵だよね。

髙松 私としては少しめんどくさい……(笑)。ですが、そこが衣織のいいところだと思います。身長が同じくらいなので隣にいるとしっくりきますし、安心します。

野口 声の相性もとてもいいです!

髙松 ユニゾンで歌うと、いい感じに馴染んでマッチします。歌の途中に息が多めなところが共有していて主張し合わない。

──お二人が「=LOVEアリーナツアー2024『Tell me what's more than "LOVE"』」で≠MEの永田詩央里さんと本田珠由記さんによるユニット曲「2時半ろけんろー」をカバーしたのも、ファンの方から好評でしたよね。

髙松 ポイントは衣織がみるちゃん(本田)のポジションを担当したことです。その結果、「2時半ろけんろー」は大反響でした!

大人になってからの恋の曲

──大場さんセンター曲「海とレモンティー」についての印象も聞かせてください。

音嶋 花菜ちゃんは元気でいつもパワフルなイメージなので、こういう切ない曲でフィーチャーされるのは少し意外でした。

音嶋莉沙

音嶋莉沙

音嶋莉沙

音嶋莉沙

髙松 意外ですが、なんだかレモンティーっぽさがある。

齋藤 確かに。レモンが入っている紅茶をよく飲んでいるイメージがある。

野口 「甘さキュンと酸っぱい」という歌詞も花菜ちゃんっぽいです。

齋藤 「ラブロケ」(14thシングル「ナツマトぺ」に収録されている大場がセンターを務めたカップリング曲)とはまた違った魅力があります。

野口 「一口だけもらった あの時 恋の味だった」という歌詞も素敵です。「初恋はレモンの味」とよく言いますよね。それに掛けて表現した歌詞なのかなと思っています。さすが指原さんです。

齋藤 レモンソーダではなくて、レモンティーなのがいい。少し大人な感じがします。

諸橋 例えば、学生の恋愛を描いた「君の第3ボタン」(16thシングル「呪って呪って」のカップリング曲)には「校庭 残って 叫んだ 君が好きだ」というフレーズがありますが、「海とレモンティー」では「好きだと叫ぶ事も出来ない恋」と歌っています。学生とはまた違った、大人になってからの恋の曲だと感じました。

メンバーみんな自然体で、人間らしいのが=LOVE

──「絶対アイドル辞めないで」のMVの再生回数が=LOVE史上最速で100万回を突破したり、9月にKアリーナ横浜での2DAYSのコンサートが控えていたり、ますます勢いを増している=LOVEですが、夢に向けて前進しているという実感はありますか?

諸橋 =LOVEというグループ名がより大きくなっているのかなとは思います。年配の方も=LOVEという名前を聞くと「知ってる!」「テレビで観たことある!」「娘が好きなんです」と言ってくださいます。それはとてもうれしいです。

──知名度の上昇を実感しているんですね。

齋藤 「絶対アイドル辞めないで」が話題になった影響で、=LOVEという名前は知っているけど、曲を聴くことや、パフォーマンスを観ることはなかったという人にも注目していただけるようになったと思います。今回の新曲がファンの方がより増えるきっかけになったらうれしいです。

──=LOVEの目標は東京ドームのステージに立つことだと思いますが、その夢に近付いてきた手応えはありますか?

諸橋 =LOVEは性格が消極的なメンバーが多く、「絶対に東京ドームに立とう!」と心の中で思っていても口に出すことは少ないです。ですが、指原さんが「=LOVEを東京ドームに立たせたい」という思いをずっと持ってくださっていて、それはとてもありがたいことですし、指原さんについていきたいと思っています。

──最後にもう1つだけ聞かせてください。先日、指原さんにインタビューした際、「=LOVEのコンサートは華やかさと表現の説得力で泣けるんです。『アイドルってこうだよな』と思わせてくれる」という話が出ました(参照:≠ME「Springtime In You」特集)。「絶対アイドル辞めないで」ではまさにその華やかさが全面に出ていると思いますが、=LOVEならではの特徴、魅力を自分たちではどう捉えていますか?

諸橋 楽曲のおしゃれさ、幅広さだと思います。それが「華やか」というイメージにつながっているのかもしれません。また、アイドルとしてステージに立って輝いている一方で、メンバーのプライベートでの素が見える部分が=LOVEの特徴だと思います。

齋藤 もちろんアイドルらしい一面もしっかりありつつ、バラエティ番組でも全力で何事にもチャレンジしますし、「常にアイドルでいよう!」という意識がいい意味でなくて、自分の個性を全部さらけ出しています。

野口 メンバーみんな自然体で、人間らしいと思います。ステージに立っている私たちを見ると、「キラキラ輝いていて手が届かない」と思うかもしれませんが、ファンの方に共感してもらえる部分がメンバーそれぞれにあります。それが=LOVEらしいところだと思います。

ライブ情報

=LOVE 7周年コンサート「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」

  • 2024年9月7日(土)神奈川県 Kアリーナ横浜
  • 2024年9月8日(日)神奈川県 Kアリーナ横浜

プロフィール

=LOVE(イコールラブ)

指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ。2017年9月、ソニーミュージックより1stシングル「=LOVE」でメジャーデビューした。これまでに16作のシングルをリリースし、すべてオリコン週間シングルランキングトップ10入りを果たしている。6thシングル「ズルいよ ズルいね」、8thシングル「青春”サブリミナル”」、12thシングル「Be Selfish」、14thシングル「ナツマトぺ」、15thシングル「ラストノートしか知らない」は初登場1位を獲得。2021年5月にリリースした1stアルバム「全部、内緒。」でもオリコン週間アルバムランキング初登場1位を獲得した。2023年10月には、過去最大規模となるコンサート「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を埼玉・さいたまスーパーアリーナにて2日間行い、大成功を収める。2024年2月から4月にかけて初のアリーナツアー「=LOVEアリーナツアー2024『Tell me what's more than "LOVE"』」を開催。9月に神奈川・Kアリーナ横浜で「=LOVE 7th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を行う。=LOVEというグループ名には、「アイドルとはファンに愛されなければいけない。そしてアイドルという仕事も自分が愛さなければいけない」という指原の思いが詰まっている。