=LOVE「この空がトリガー」発売記念インタビュー|さわやかサウンドと切ない歌詞が混ざり合う、新たな王道青春ソング (2/5)

髙松瞳×ロック

──シングルには、髙松さんがセンターを務める力強いロックナンバー「Junkies」がカップリング曲として収められます。

髙松 イコラブにとってひさしぶりのロックナンバーですね。合いの手やコールを入れられるところが多いので、今のうちに曲を覚えておいていただいて、ライブでの声出しが解禁されたらファンの方みんなで思いっ切りコールしてほしいです。

髙松瞳

髙松瞳

髙松瞳

髙松瞳

齋藤 今までのイコラブにはあまりなかった雰囲気の曲です。ロックなんですけど、歌詞にハートが入ってたりとかわいい面もあって、イコラブらしい曲になってると思います。ライブだとまた印象が違ってくると思うので、ステージで披露するのが楽しみです。

──髙松さんは王道のアイドル曲が似合う印象で、こういうロックナンバーを歌うイメージがなかったので、そのギャップや新鮮さも感じられますね。

髙松 こういうロックの曲ってあまり普段聴くこともないんですよ。自分ではわからないんですけど、もしかしたら私に似合うイメージがあってセンターに選んでいただいたのかもしれません。新境地というか、新しい挑戦ですね。

山本 でも私は、瞳の歌い出しを聴いた瞬間にすごくピッタリだなと感じました。私の勝手なイメージですけど、イコラブってメンバーが全員そろうことですごく強くなれるグループだと思うんです。その中でも「私たちがイコラブだ!」って、ポジティブにみんなを前へと引っ張ってくれるのが瞳で。そんな瞳がこの曲でセンターに立つことに大きな意味があるんじゃないかなと思いました。

山本杏奈

山本杏奈

山本杏奈

山本杏奈

佐々木 最初に音源を聴いた段階では誰がセンターになるのか想像がついてなかったんですけど、瞳だと聞いたときになんだか納得したんです。確かにロックな曲を歌うイメージはなかったですが、瞳は内に秘めた強さや熱さがあって。瞳の周りにいると、自分も強くなれるような気がするんですよ。「Junkies」は瞳がセンターに立って歌うことで、聴く人の心を奮い立たせる曲になっていると思います。

齋藤樹愛羅のポテンシャル

──そのほか、今作には齋藤樹愛羅さんのソロ曲「Kiara Tiara」も収録されます。樹愛羅さんがオリジナルのソロ曲を歌うのはこれが初めてですよね。

齋藤 ソロ曲をいただけると聞いたときはうれしさもありつつ、不安もありました。こういうカッコいい曲が大好きなんですけど、ライブで1人で披露するのが挑戦でもあります。この曲の歌詞のようにカッコいい自分を見せて、ファンのみんなに「Kiara Tiara」を好きになってもらえたらうれしいです。「樹愛羅、助けに来たぞ」(2018年発表の齋藤樹愛羅センター曲)のときよりも成長した姿を見せたいですね。

──振付はどんな感じなんですか?

齋藤 ダンス自体のテンポが速くて、息切れしながら振り入れをしています。今までで一番体力を使う曲で、自分がこの曲を踊りながら歌ってる姿をまだ想像できないんですけど、これからいっぱい練習して、ファンの方の前で披露するときには堂々とパフォーマンスできるようになっていたいです。

佐々木 本当に難しいダンスだと思います。でも、その振付が樹愛羅に合ってるなって。

山本 この曲の樹愛羅のダンスを見たとき、「最高!」って思いました。初期の頃の樹愛羅は赤ちゃんみたいな存在だったのに、この曲を踊ってるときの姿は昔とは別人のように大人っぽいんですよ。今の樹愛羅だからこそ表現できる楽曲だと思います。

齋藤 ダンスの先生にも「中学生のときと比べてダンスが上手になったね。大人っぽいダンスも踊れるようになったね」と言われてうれしかったです。

齋藤樹愛羅

齋藤樹愛羅

齋藤樹愛羅

齋藤樹愛羅

──樹愛羅さんはイコラブの最年少メンバーということで、グループ内で妹のような存在でもあると思うのですが、結成からの5年間でしっかり大人へと成長してきてるんですね。

山本 でも、キャラクターはそのままかな(笑)。

瀧脇 (笑)。昔はピンクのイメージがあって、ふわふわしていて、本当に子供だったんですけど、本当にいい感じに大人に成長していると思います。いつからか私服がピンクから黒に変わって、だんだんとそれが当たり前になってきて。パフォーマンスだけじゃなく、いろんな面で成長していますね。イコラブの中で一番人間として成長したメンバーかもしれないです。

佐々木 パフォーマンスに関してはもともとポテンシャルが高かったですし、本人も知らず知らずのうちに進化しているんだと思います。今回もそうですけど、樹愛羅はどんな曲に対しても声が合うんです。2021年に開催された「=LOVE全国ツアー『全部、内緒。』」で、AKB48さんの「黒い天使」を1人でカバーしていたときも、ファンの皆さんがすごく喜んでいました。普段のキャラクターからはイメージが湧きづらいですけど、ダンスの面でも声質的にもちょっとダークで大人っぽい曲が似合うんですよね。「Kiara Tiara」のパフォーマンスを観たら、普段の姿とのギャップで新たに沼っちゃう人が出てくると思います。

齋藤 自分的にはあまり変わってないような気がするんですどね(笑)。でも、前よりはちゃんと物事を考えられるようになったかなと感じています。昔は「歌って踊るの楽しい!」という気持ちだけで生きていたんですけど、自分がアイドルであること、ファンの方がいることをしっかり意識できるようになってきたかなって。

──樹愛羅さんのみならず、イコラブはメンバー個々の成長のスピードが早いイメージです。まだ結成6年目とは思えないほどに。

山本 特に去年のイコラブはメンバーそれぞれの個人仕事も充実していて、ありがたいことにグループとしても個人としても、すごく素敵な1年を過ごすことができました。今年はさらに濃い1年にして、それぞれが個人仕事からイコラブに戻ってきたときに、個々の力が合わさって最強なグループになれたら理想ですね。私たちの夢や目標としてる舞台からはまだまだ遠い場所にいるので、「今の自分たちならいける!」と自信を持てるようにがんばりたいです。

2023年2月22日更新