なぎさが私の理想のアイドル像

──なぎささんの初ソロ曲「現役アイドルちゅ～」についても聞かせてください。この曲はアイドルであることをメタ的に歌った“ザ・アイドル”な内容のナンバーですね。

なぎさ　ある日、スタッフさんに突然スタジオに呼び出されて「私、怒られるのかな……何したっけ？」とドキドキしながら行ったらソロ曲をいただけることを知らされて。1つ夢が叶ったといううれしい思いがありつつ、曲を聴いた途端に「これは人生で一番好きな曲になるな」と確信しました。「自分のアイドル人生の代表曲になるだろうな」って。「今日も鏡をチェック」という歌い出しや、「なーたん、今日も可愛い？」という歌詞が私にぴったりで、一生大事にしたい曲だなと思いました。

瀧脇　まさに、なぎさのための曲だね。

佐々木　なぎさにしか歌えない曲です。私たちもガヤとしてレコーディングに参加したんですけど、すごい楽しかったです。

大谷　「うんぬくんぬ」のコーラス、めっちゃ難しかったよー（笑）。

なぎさ　あるとき、私がSHOWROOMの配信で「unknown」という単語を「うんぬくんぬ」と読み間違えちゃったんですよ（笑）。そしたらそれをコーラスに入れられて……聞いていてわかるかわからないかくらいの微妙な入り方なんですけど、曲を集中して聴いたら「うんぬくんぬ」と歌ってるのがわかるかもしれなので、ぜひそこにも注目してほしいです（笑）。

佐々木　とてもライブ映えする曲だと思います。今はお客さんが声を出せる状況ではないですが、ファンの皆さんに合いの手を叫んでほしいね。

大谷　なぎさが「いつまでも好きでいて 約束よ」って歌ったら、客席から「好きだ！」って返ってくるんだよ。夢みたいじゃない？

なぎさ　ヤバい！ 楽しみすぎる！（笑）

──なぎささんは毎日筋トレをしたり、食事管理を徹底していたり、アイドルとしてプロ意識が高いことでも知られていますね。

なぎさ　生涯現役の方もいらっしゃいますが、長い人生の中、アイドルでいられる期間って普通は短いじゃないですか。だから応援してくださるファンの方のためにも、全力でアイドルをがんばりたいと思っているんです。

大谷　私にとって、なぎさが理想のアイドル像なんですよ。私は前島亜美（ex. SUPER☆GiRLS）ちゃんが好きなんですが、亜美ちゃんみたいな完全な王道タイプのアイドルって実はなかなかいないじゃないですか。同じメンバーなのにただのファンみたいなことを言っちゃうんですけど（笑）、ひさびさにそういう子を見れてうれしいなと思っています。

なぎさ　うれしい！ 今の発言、見出しに大きく使ってもらっていいですか？（笑）

──わかりました（笑）。アルバムのリード曲「桜の咲く音がした」についても、ぜひ皆さんの印象を教えてください。

なぎさ　「桜の咲く音がした」は聴いてるだけでキュンキュンする甘酸っぱい初恋の曲なんですけど、最後のサビの「好きが咲いたんだ」のところで初めて「好き」という言葉が出てくるんです。はっきり恋心を自覚した情景が浮かんできて素敵です。そのタイミングで衣装が変わるのもライブの見どころの1つになるので、楽しみにしていてほしいですね。

大谷　でも、私たちはドキドキだよね。

大場　ホントに緊張する！ マイク持ちながらやらなきゃいけないからね。

佐々木　きれいに決まったら、ホントに桜が咲いたように見えると思います。

大場　ダンスもバレエのような美しさを強調しているので、指先まで注目していただけたらと思います。

音嶋　全体的に動きをそろえるのが難しい曲で、ミュージックビデオの撮影ではギリギリまでダンスの先生に教わってがんばりました。レコーディングでは、はかない歌声を意識して歌って、アルバムのリード曲にふさわしい注目ポイントが多い曲になったと思います。

どんどん知名度を上げて「早く来たい！」

──「全部、内緒。」は=LOVEが次のステップに進むための集大成的なアルバムだと思いますが、今、指原プロデューサーに対して気になっていること、聞いてみたいことはありますか？

大場　私のことをどう思っているか知りたいです（笑）。いいところと、直したほうがいいところ。

大谷　それは知りたい（笑）。

──ライブのあとにパフォーマンスの感想やそれに対するアドバイスを聞くことはあるんじゃないですか？

大谷　そうですね。最近はリハーサルにも来てくださって、指原さんが「ここ直したほうがよくなるよ」と言ってくださったところを直すとホントによくなるんです。

大場　光の当たり方までアドバイスしてくださって。

佐々木　アドバイスが全部具体的で、わかりやすいんです。

なぎさ　私はつらいときに最初に連絡するのが、指原さんかお母さんなんです。指原さんはすぐに的確な答えを返してくださるし、優しいお姉さんのような存在で、メンバーのことをよく見ていて。ホントに神様みたいです。

大谷　私は自分の中で思いが募って抱えきれなくなったタイミングで指原さんに相談するんですが、そうすると爆発しそうだったものが鎮まるんです。メンバー1人ひとりの気持ちをしっかりわかってくださっていて、いろんな考え方を持っていて。ホントにすごい方だなと思います。

──相談したいことがあるときは、気軽に連絡できるような関係性なんですか？

佐々木　最初の頃は、有名な方だし、ちょっと怖いというか、「私から気軽に連絡とかしちゃいけないのかな」と思ってたんですけど、グイグイ行けば行くほど返してくださる方で。そういうのがわかってきてからは、親しみやすい方だなと感じています。

──現在、アルバムの発売を記念した全国ツアーの真っ最中です。全国9カ所を回る今までのツアーを上回る規模で、ファイナルは神奈川・横浜アリーナで開催されますが、最後にその意気込みを聞かせてください。

瀧脇　今回、開催地がメンバーの地元ばかりなんですよ。以前からツアーで各メンバーの地元を回りたいと話していたので、それが実現してうれしいです。私は神奈川出身なので横アリのステージに立てるのは感激ですし、その開催日が7月7日で、同じ神奈川出身のなぎさが7月6日、私が7月9日が誕生日なんです。絶対に思い出に残るツアーになると思います。

大場　フェスなどで横浜アリーナのステージに立ったことはあるんですけど、まさか自分たちだけの単独コンサートをできる日がこんなに早く来るとは思ってなかったので、ホントにうれしいです。ステージから「アリーナ！」って叫びたいよね（笑）。

大谷　やろうやろう！

佐々木　1人1回ずつやろう！（笑） まだどんなライブになるかわからないですが、毎回素敵な演出の中でコンサートをやらせていただいているので、それに負けないようなパフォーマンスを見せたいです。

──すでに武道館のステージに立ったグループに言うのも失礼かもしれませんが、=LOVEは今どんどんファン層を広げていて、これから本格的にブレイクするのでは、という空気を感じています。

なぎさ　私たちとしては「ブレイク寸前だ！」という感覚はないんですけど、地上波で冠番組が始ったり、アルバムを出させていただいたり、大きいステージでコンサートを開催できたり、4年間活動してきてみんなの夢が叶ってきていて。「=LOVE、これから来るね！」という声も聞くので、私たちとしてはどんどん知名度を上げていって「早く来たい！」という気持ちです！