=LOVE|再び12人で歩き出す 髙松瞳センター復帰曲は王道の青春ソング

気負わずにセンターをやりきる

山本杏奈

──10月には神奈川・ぴあアリーナMMで≠MEとの合同コンサート「=LOVE ≠ME スペシャルコンサート『24girls 2020』」が行われ、8thシングルの表題曲「青春"サブリミナル"」が初披露されました(参照:=LOVEと≠ME「24girls」サプライズ発表に涙!ぴあアリーナでファンと喜び分かち合う)。ここ最近のシングル曲とは方向性の異なるさわやかな衣装、パフォーマンスを見て、ファンはどよめきながらも盛り上がっていましたね。

山本杏奈 デビュー曲の頃から指原さんは「王道のアイドルが少なくなっている」という話をされていて、だからこそ=LOVEは王道の楽曲からスタートしたんですけど、3rdシングルからはカップリング曲では王道の曲を歌いつつも、表題曲でいろんな表現をやらせていただいてきました。またこうやって12人そろったタイミングでキラキラの青春ソングを発表できることがうれしいし、今の=LOVEだからこそ歌う意味のある曲だと思います。曲が届いたときは「神曲だ!」とテンションが上がって、完成した音源を聴いたときもやっぱり12人で歌う=LOVEの曲が好きだなと実感しました。

──特に気に入ってる歌詞はありますか?

山本 私のお気に入りの歌詞は「期待と不安のシナプス」「リュックに炭酸」という部分で、どっちも例え方が好きなんです。指原さんの歌詞を見るたび、「どうしてこういう言葉が出てくるんだろう?」と不思議に思うんです。

音嶋莉沙

音嶋 女の子の青春を描いた歌詞でありつつ、「やっとスタートに立てた気がしてる」とか、今の私たちの気持ちとリンクするところもあるんです。

──髙松さんは復帰して早々に表題曲のセンターに復帰することになりましたが、いい意味で特に気負うことなく先頭に立っているように感じました。

髙松 王道の曲で復帰させていただけると知ったときは楽しみな気持ちになりましたし、指原さんの私に対するイメージはこういうものなのかもしれません。気負わずに任されたことをやりきるつもりです。レコーディングもミュージックビデオの撮影もめっちゃ楽しかったんですよ。素で明るい感じを表現できました。

──MVは海を舞台にしていて、夏曲のようにさわやかな映像になっていますね。

山本 撮影の日はすごく天気がよくて、みんな思い切り日焼けしちゃいました(笑)。

諸橋沙夏

諸橋 泊まりで撮影して、なぎさと大谷(映美里)と3人一緒の部屋だったんですけど、そのときにいろんな話をして。

なぎさ した! 夜遅くまで起きてました。

諸橋 そういうとき意外と深い話をするんですよ。何を話したか全然覚えてないんですけど(笑)。

なぎさ 深夜のテンションでぶっちゃけた話もするんだよね。ここで言えない話ばっかり(笑)。

髙松 私たちの部屋もしたよ。樹愛羅と(佐竹)のん乃と、最終的に7人くらい集まって(笑)。

──話すのは仕事のことからプライベートのことまで?

諸橋 そうですね。お泊り会のような雰囲気でキャッキャ話すメンバーもいれば、深い話をするメンバーもいて。とてもいい関係性だと思います。

いろんなことがありました

──シングルのType-Bには髙松さんとなぎささんによるデュエット曲「流星群」がカップリング曲として収録されます。歌詞はお互いに思いを伝え合うような内容になっていますが、2人はどのようにこの曲を受け取りました?

髙松瞳

髙松 指原さんが私たちのことを歌詞に書いてくださったので、大事に歌わなきゃいけないなと思って、レコーディング期間中、この曲に熱中しました。2人でめっちゃLINEしたよね(笑)。

なぎさ めっちゃした!(笑)

髙松 なぎさが先にレコーディングしたので、「どういう感じで歌った!? なんて言われた!?」と聞きまくりました。

なぎさ ファンの方に隅々までくまなく見てほしいくらい、この曲の歌詞が好きなんです。2人の名前や特徴が入っているし、今まであった出来事が描かれているので、すごく胸に響きます。

──「うまく言えないけれど ずっと側にいてくれて ありがとう」という歌詞もありますが、ライブで歌うとき照れくさくならないですかね?

なぎさ 絶対照れちゃう!

髙松 そうかな?(笑)

齊藤なぎさ山本杏奈

なぎさ 私は初披露が怖いです(笑)。緊張して照れちゃうと思います。

髙松 でも、最後の「隣にいて欲しい」というところは絶対エモくなると思います。

山本 2人の歌う姿を見たらニヤニヤしちゃいそう(笑)。瞳と(佐々木)舞香と3人でお仕事をするときに初めて聴かせてもらったんですが、歌詞を見ながら舞香と何度も「最高!」って言ってました。2人の歌声がぴったり合っているし、こういうふうにストレートに思いを伝える曲が大好きで。2人の関係性を通して=LOVEのこれまでの歩みを思い出して泣きそうになりました。

諸橋 冬の空を見上げながら聴きたいよね。私は今日初めてちゃんと歌詞を見たんですけど、なぎさも瞳もこの1年でいろいろと思うところがあっただろうし、こういう曲を歌えることが素敵だと思います。ファンの方もこの曲を聴けてうれしいんじゃないかな。

──ほかのメンバーから見て、髙松さんとなぎささんはどういう関係性なんでしょうか?

諸橋 2人はオーディションのときから仲がいいんですよ。最前に立ってみんなを引っ張ってきてくれた分、それぞれにいろんなことがあったと思います。

なぎさ はい、いろんなことがありました(笑)。

齋藤樹愛羅

──2021年1月17日には東京・日本武道館でライブツアー「WINTER TOUR『You all are "My ideal"』」のファイナル公演が行われます。合同コンサートでツアーの開催がサプライズ発表されたとき、皆さん驚いて涙していましたね。

山本 この状況でツアーができると思ってなかったので、まずそれに驚いたし、初日公演が行われるTOKYO DOME CITY HALLも目標としている会場だったから、その時点でうれしくて。武道館公演の開催が発表されたときはものすごくびっくりしましたね。指原さんからはいつも「楽しいという気持ちを持って、考えすぎずライブをやったほうがいいよ」と言われているので、武道館でのライブもしっかり楽しみたいです。

樹愛羅 武道館でライブをやるという実感がまだなくて。ぴあアリーナMMもすごく広く感じたし、いい緊張感を持って臨みたいと思います。

髙松 私は1月19日が誕生日なので、10代最後のライブが武道館になるんですよ。だからより一層楽しみです!