EMPiRE|Seihoも外部プロデューサーとして参加 いざ放つ初の両A面シングル 6人の“本能”トークも

EMPiRE、行くしかない!

──EMPiREの活動は、今年1月の東京国際フォーラムでのワンマンライブ「EMPiRE BREAKS THROUGH the LiMiT LiVE」でさらに勢い付いたような印象です。昨年からコロナ禍が続いていますが、最近はどんな思いで活動していますか?

MAYU いい意味でみんな肩の力を抜いてライブを楽しめるようになりました。前は「カッコ付けなきゃ」「作り込まなきゃ」という感じで力みすぎていた部分もあったんですけど、あまり気にしなくなったというか、だんだんとラフな感じでライブ全体を楽しめるようになってきて。お客さんと共鳴していると実感する瞬間があって、声は出せないけど通じ合える、心を通わせられるときがあるなって感じながらステージに立っています。ライブ感を大事にすることができるようになってきたなと感じます。

MiKiNA 自粛期間明けに有観客のライブができるようになったときに改めて「お客さんがいることって、こんなにも私たちに力を与えてくれているんだ」とすごく感じましたし、お客さんと一緒にいられる時間を大切にしようという気持ちが大きくなりました。そこで自分たちのイメージ、コンセプトとして変わらないところもありつつ、ライブではそのイメージに囚われすぎず、切り離して考えられるようになりました。

──国際フォーラム公演は全39曲を披露するというタフな内容で、メンバーにとってチャレンジングなライブだったと思います。あのワンマンライブでの経験は、2021年がいい1年になるはずだという自信につながったんではないでしょうか?

MAHO やっている最中もそうだったんですけど、終わったあとのみんなの空気感がよかったんですよね。「このライブをやってよかったな」って。みんなが心の奥底にある充実感が伝わってきたので、「2021年、EMPiRE行くしかない!」と強く思いました。

──そして3月にはクラブ形式のフリーライブ「EMPiRE'S GREATEST PARTY -EAT SLEEP EMPiRE REPEAT-」を開催しました。

MAYU 「EGP」ではダンスミュージック中心にセットリストを組んでいるので、ロック調の曲よりは打ち込み系の、クラブ映えするような曲が多いです。照明や映像の演出もクラブに近くて、普段のライブ以上に「みんなで踊ろうぜ」みたいな雰囲気です。この前の「EGP」は、今までで一番演出とか内容的にも盛りだくさんだったので、すごく楽しかったです。

──「EGP」はひさしぶりに椅子なしのライブだったんですね。

MAYU ひさびさのオールスタンディングは、やっぱりいいですね。楽しいし、「ライブだなー!」って感覚でした。

MiKiNA 椅子なしの有観客ライブは1年ちょいぶりくらいかな?

MAYU そうだと思う。秋のホールツアーは椅子があったし。

──踊っているお客さんの姿も「EGP」ならではという景色で。

NOW 全部踊れるエージェントも全然いましたよ(笑)。

MAYU なんならマイクありの想定で踊ってる人がいた(笑)。

NOW 左手マイクで、自分もアイドルかのように。そういう人もいれば、曲に合わせて手を挙げて一緒に楽しんでくれる人もいて。

──コロナ禍の影響で制約があるにもかかわらず、EMPiREはそういう空間を見事に生み出しましたよね。

MAYU 自由に楽しんでほしい気持ちがすごくあって。こういう状況ではあるけど、いろんな人がEMPiREのライブに足を運びやすくはなったのかなって。フロアは1人ひとりの位置がマス目で区切られてるから、好きに楽しめるし。

──コロナ前まではできなかった、今だからできることとも言えますね。

MAYU 以前のライブだとフロアはお客さんがギュウギュウでしたから。その熱さとかライブならではの空間という意味ですごくよかったけど、今は今で足を運びやすくなった人もいるだろうなって。

映像美にメドレーに盛りだくさん「EGP」ライブ映像

──3月の「EGP」のライブ映像は「HON-NO / IZA!!」の初回限定盤のBlu-ray、DVD盤のDVDに収録されます。山田健人さんによるVJ演出も見応えがありますね。

MAYU 山田さんが事前にどういう演出にするのかを共有してくださるので、その映像のあるライブを想像することもありますね。映像をバックにすると強い気持ちになれて、より一層「私たちはカッコいい」って気分に浸れる(笑)。

MiDORiKO 正面から観たいよね。

MAYU うん。自分たちのライブをフロアから観てみたいなって気持ちになったので、ライブ映像にしていただけるのはありがたいです。「EGP」の映像はカメラワークがすごく素敵なんですよ。フロアのサイドにあるクレーンカメラから撮った舐めるような動きの映像がすごくよかったです。

MiKiNA ライブ映像で会場全体の空気もすごく伝わるし、会場では見られないような私たちの細かい表情までしっかり映ってるしね。

YU-Ki あと、このライブでは初めてメドレーをやったんです。ポンポンポン!とテンポよく「EGP」でしかできないようなテンションの。パリピみたいなノリ(笑)。そういう「EGP」ならではの雰囲気が見どころですね。私たちもテンション上げてイキったポーズを決めてるので、ぜひ観てほしいです。

NOW エージェント(EMPiREファンの呼称)を盛り上げる煽りも、「これをしよう」って考えたものじゃなくて、楽しいからとっさに出たものがメンバーそれぞれでたくさんあったので、そういうところも見どころだと思います。

MAYU コロナ禍で陽の目を浴びなかった「ORDiNARY」の衣装でやってるというのもポイントですね。やっとエージェントの前で着られてよかったです。

EMPiRE

──普通のアイドルライブではメンバー個人にスポットを当てることが多いですが、「EGP」は映像やレーザーなどを駆使して全体を演出していて。まるで空間そのものがEMPiREという雰囲気です。

MAYU 「EGP」はクラブ系の箱でやってるんですけど、最初に渋谷WOMBでやったときはほぼ真っ暗でした(笑)。全然明かりがない中でレーザーだけビュンビュン飛んでる。私たちがどうこうじゃなくて、空間を丸ごと楽しんでもらいたいし、「何も気にせず音に身を任せてくれ!」みたいな。

MAHO 映像には客席もけっこう映っていて、ライブ感が楽しめます。踊ってるお客さんとか、すごくパリピな格好をしているお客さんとかもいますし。

NOW いたいた。光るサングラスの人とか。

MAHO エージェントを含めたライブ空間を映像でも楽しんでもらえると思います!

ライブ情報

EMPiRE'S SUPER ULTRA SPECTACULAR SHOW
  • 2021年11月23日(火・祝) 千葉県 幕張メッセ 幕張イベントホール OPEN 16:00 / START 17:00
チケット情報
EMPiRE