一度観ただけではわからないかもしれないから、何度も観てほしい
──ミュージックビデオも、過去のEBiSSHのMVにはないコミカルさのある仕上がりですね。
TETTA 今回のMVでは2つの世界を描いていて、ヘアメイクアップアーティストの僕らとEBiSSHの僕らの2役を演じてます。メイクさん役の僕らは、自分をカリスマだと思い込んでいるけど、腕はいまいちという設定で。
NAOYA ホントはすごく下手なのに、腕には自信を持っているんです。そこにひさしぶりにお客さんが来て、めちゃくちゃ張り切るけどどうなるの……?っていうお話ですね。
──リップやマニキュアを塗るシーンは、演じてみていかがでしたか?
KOHKI 普段しないことなので、手が震えるっていう……(笑)。
TETTA しかも、ただ塗るだけじゃなくて「個性を出すように」って監督から言われたんです。なので僕は普通とは違う角度からリップを塗ってみたり顔を近付けてみたり、いろんな方法を探してみました。不器用な役だから、少しはみ出すように塗ってみたり。
──かなり細かく演じているんですね。
TETTA そうなんですよ。一度観ただけではわからないかもしれないから、何度も観てほしいです。
──撮影中の出来事で印象に残っていることはありますか?
REI 一番面白かったのは、KOHKIがマニキュアの瓶を割ったことですね(笑)。
KOHKI 全然面白くないよ(笑)。
NAOYA 自分はカリスマだと思っている役だから、普通のメイクさんは絶対しないだろっていう動きをするんですよ。KOHKIは指の間に瓶を挟んで投げるために練習をしていたら、1つミスしてしまって。
KOHKI 落としてしまって、真っ白な床が真っ青になりました(笑)。
──そして、映像の最後にネタバラシがありますけど、謎の美女役をさとり少年団の永玖さんが演じています。彼との共演はいかがでした?
REI 永玖は仕事人と言いますか。女装をしていても関係なく、自分のやるべき仕事をしっかりとこなしていましたね。プロ意識がすごかったです。
TETTA すごい落ち着いてるんですよ! メイクされているときくすぐったくて、自分だったらきっと動いちゃうと思うんですけど、彼は“無”ですもん!
KOHKI 永玖はすごいけどさ、TETTAから見て「落ち着きがないな」っていう人はそもそもいないでしょ(笑)。
一同 あははは!(笑)
TETTA いっぱいいるって! 犬とか「落ち着きないな」って思うもん!
NAOYA 犬と張り合うなよ(笑)。
REI TETTAの落ち着きのなさをしのぐ人はいないよ(笑)。
日頃はおじいちゃんなので、たまにはカッコいいところを見せないと
──映画の話に戻ってしまいますが、皆さんは今回の「映画ドライブヘッド」で声優デビューをされたんですよね。
TETTA はい、初めての経験でした。REIなんかはずっと「声優やりたい」って言ってたから、それがEBiSSHで叶ってうれしかったです。みんな同じ日に声優デビューしましたよ! 自分のキャラは男らしい役だったんですけど、アフレコが思ったより早く終わって「ちょっと才能がある……?」って思ってます。
NAOYA 単純に、スケジュールの問題じゃない?
TETTA とにかく(笑)、新鮮ですごく楽しくて。いい経験をさせてもらいました。
──REIさん、声優デビューは念願だったんですね。
REI そうなんです。僕はアニメがすごく好きなので「いつかやってみたいな」ってずっと思っていて。なので、テレビでよく観ていたアフレコを自分が経験できるなんて!って感じでうれしかったです。最初は不安のほうが大きかったけど、いざやってみると楽しかったです。
NAOYA REI、「うまい」ってほめられてたよね。
KOHKI けっこう長いセリフもあったんですけど、スラスラ言えてOKも早くて。「あれ、前からやってた?」みたいな感じ。
REI 日頃はおじいちゃんキャラなので、たまにはカッコいいところを見せないと(笑)。
NAOYA それと、当日は「ドライブヘッド」に出演されている声優さんお二方が僕らのために立ち会ってくださったんです。「こうやってみるといいよ」ってアドバイスをくださったのは、めちゃくちゃ助かりました。おかげでスムーズに行ったかなって思います。
KOHKI たったひと言でも、ストーリーを想像しながらニュアンスを付けていかなきゃいけないんです。普段そういう作業をしたことがないので、声優さんてやっぱすごいなって思ったよね。
NAOYA お芝居とかは体や顔の表情も使って伝えられるけれど、声優さんが使うのは声だけだしね。僕はそこがすごく難しかった。
REI 本当にオーバーにやる意識で声を出さないと、平たく聞こえてしまうんですよ。
──すごく新鮮な経験で、今後の皆さんの糧になりそうですね。
一同 そうですね。
REI 本当に! 経験できてよかったです。
サングラスをしてスポーツカーで海岸線を走っているような景色を想像して……
──カップリング曲についても聞かせてください。まずは「HI・KA・RI~君となら~」。
TETTA 片思いの曲で、主人公の思いがストレートにつづられてます。「真夏のハーモニー」っていうフレーズが出てくるように、夏の歌なんですけど……最初に曲を聴いたとき、僕、サングラスをしてスポーツカーで海岸線を走っているような景色を想像して……。
NAOYA ダサい……。
KOHKI とにかく夏っぽさを感じたんだね(笑)。
TETTA そう、夏っぽさを感じました。なので、この曲を聴いて海に行ってほしいです! ちょっと日が暮れてきたくらいのイメージです。僕、MVまで想像しましたから。
──では、歌入れのときもそういうイメージを思い浮かべながら?
TETTA そうですね。で、この曲はほほ笑みながら明るい気持ちで歌いました。表情もすごく大事なんですよ。真顔で歌うのとほほ笑みながら歌うのとでは、声も変わってくるので。
REI アップテンポでノリのいい曲なので、それをお客さんに伝えられたらと思って、僕も明るい気持ちで歌いましたね。僕はMV監督にはならなかったです(笑)。
TETTA REIは僕が助手席に乗せてあげるよ。
REI 誰の運転よりも怖いよ!(笑)
──それとこの曲はラップパートが難しそうですね。音の取り方が独特と言うか。
NAOYA これは難しかったです。「君はただ笑顔のまま」からKOHKIと2人で歌うんですけど、ピッタリ合わせられるようにすごく練習を積みました。あと個人的に、僕「この人の恋は叶ったのかな?」って歌詞を読んで考えてる。自分のイメージではバッドエンドなんですけど……すごく気になってしまうんですよ(笑)。
もっともっとたくさんの方に、この曲で踊ってほしい
──TYPE-B収録の「エビパレ」はすでにライブの定番曲になっていて「まだ音源になっていなかったんだ?」という感覚でした。
一同 そうですね。
KOHKI CDに入れるにあたって音数が増えていたり、バージョンアップしてます!
NAOYA 初めてCDに入って歌詞もちゃんとわかると思うので、BAEBAE(EBiSSHファンの呼称)には歌詞も覚えてもらって一緒に盛り上がりたいですね。
──ちなみにエビパレの「パレ」とは、なんの略ですか?
NAOYA これは「パーティ」の略ですね。
REI なので、自分たちもパーティ感をイメージして歌ってます。
TETTA 僕、「さあ手を上げて!」の部分は特に、ライブではめちゃくちゃ気合い入れて歌ってます! 歌うと言うか、聴いてくれる人に自分の心を投げかけて、「盛り上がってくれ!」という一心で。このパートが「エビパレ」のポイントだと思っているので、ホントに大事にしてますね。
NAOYA 「エビパレ」は振り付け講座の動画を公開したり、ファンの方と一緒に盛り上がれるようにという思いで初めて作った曲なので、やっぱりお気に入りだし……もっともっとたくさんの方に、この曲で踊ってほしいなっていう気持ちがあるんですよ。
REI 間奏のメロディがめちゃくちゃカッコよかったりもして、踊っていても気持ちいいんです。
NAOYA いつかさ、僕らは歌わずにお客さんのコールだけで踊ってみたいよね。
KOHKI そうだね。
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僕らの成長が見せられる曲かもしれない