タクヤ×塩﨑太智×田中洸希×吉澤要人インタビュー
リョウガさんが1人ひとりにお辞儀していた
──タクヤさん、太智さん、洸希さん、要人さんには「ライブ」をテーマにお話を伺えたらと思うのですが、げんじぶは1月に、スパドラは3月に、同じパシフィコ横浜 国立大ホールで初めてライブを開催することが決まっていますね。
吉澤要人(原因は自分にある。) そうですね。僕らげんじぶメンバーは、以前この会場に超特急さんのライブを観に行ったことがあって。
タクヤ(超特急) あ、ホント!
要人 確か3年前だったと思うんですけど……。
タクヤ じゃあ「EUPHORIA」(「BULLET TRAIN SPRING / SUMMER TOUR 2019 EUPHORIA)かな。
要人 客席にメンバーの皆さんが来てくれたのがすごく印象的で。リョウガさんが関係者席に座っている方1人ひとりにお辞儀していたのを覚えてます。
タクヤ あはははは!
要人 ステージだけじゃなく会場全体を使うライブを、このときに初めて観たんです。そこからずっと、そういう演出をやることは憧れの1つでもあります。
タクヤ そうなんだね。で、M!LKはパシフィコやってるのか。
塩﨑太智(M!LK) 今年の2月にやったんです。その前にも一度やったことがあるんですけど、当時は僕ら、客席を埋められなかったんですよ。今年のライブはそのときのリベンジのような意味合いもあったので……3階席までみ!るきーず(M!LKファンの呼称)のペンライトの光が見える景色は、すごくきれいでしたね(参照:「あくまでここはスタート地点」M!LK、メジャーデビュー後初ワンマンで踏み出した“夢路”への一歩)。
気を抜けない感覚がすごくある
田中洸希(SUPER★DRAGON) 僕らスパドラはライブハウスでやることが多いので、そこまでホールに慣れていないというか。ライブハウスとホールだと、音の環境もだいぶ変わるじゃないですか。
タクヤ 変わる変わる。
洸希 そういうところを含めて普段とはだいぶ変わってくると思うので、ホールならではのいい見せ方ってどんなものなんだろう?と、最近考えたりしていて。
タクヤ ステージの組み方にもよるけど、「EUPHORIA」のときはほとんど素舞台だったのね。そうなると、お客さんからすべてが見えちゃうというか。ステージはすごく広いし、客席は上にも横にも広いので、気を抜けない感覚がすごくある。単純なことではあるんですけど、僕はダンサーなので……会場が大きくなればなるほど、より大きく踊ろうということを意識していますね。
洸希 ああ、そうなんですね。
タクヤ あとはやっぱりカメラ目線とかね。パシフィコくらいの大きな会場になると、後ろのほうの席はどうしても肉眼ではステージを見づらいでしょ。どの席もチケットの値段は変わらないわけで、その中で来てくれたすべての人に同じ満足感を感じてもらいたいとなると……生カメとか、いろんなものに意識を向けることが大切だなと思いますね。あとね、パシフィコは楽屋が広くてきれいだよ。
要人 そうなんですね!
洸希 おお! それはありがたいです。
要人 ちなみに、皆さんの楽屋の過ごし方というか……本番前に必ずやることってありますか?
タクヤ 僕、ないんですよね……(笑)。あえてほかのアーティストの曲を聴くとかアゲアゲな曲を聴いてテンション上げるとか、精神統一するとか、いろんなルーティンを聞くんだけど、僕自身はそういうのがなくて。もう、そのまま行きます。満足のいく答えじゃなくてごめん。
要人 いえ、全然!
太智 僕はテレビを観ます。ライブ会場に入るとスタッフさんも忙しく動いているし、メンバーもいい意味でバタバタと騒がしくなるけれど、僕、その様子を真に受けて「ライブだ!」と思いすぎると、緊張しちゃうんです。だから楽屋で普段のようにテレビを観て……僕、ニュースを観るのが好きなんで。夕方のニュースを観ながら、普段と変わらない時間を過ごすっていう。
タクヤ そうなんだ。
太智 だから、テレビは必ずつけますね。
その会場で与えられる満足感の、さらに1個上を目指す
──ライブへ向けて、タクヤさん、太智さんから何か実践的なアドバイスはありますか?
タクヤ 大きいステージだからといって何か変わったことをやろうとしなくていいと思いますし、大きいからといって、特別に構える必要はないと思う。でも、デカければデカい分、できる演出とか構成とか、いろんな可能性が広がると思うから。それはメンバーみんなで意見を出し合って、みんなで一丸となっていいものを作っていけたらいいんじゃないかなと思いますね。
太智 どんな会場でも意識は変わらないというのは、僕らも一緒です。僕らは、どこでやるときも「ドームツアー実現」という目標を掲げているので、例えばパシフィコでライブをやるとなったら、来てくれた人に「M!LK、パシフィコじゃ狭いな」と思わせようって、みんなで意識を共有しているんです。その会場で与えられる満足感の、さらに1個上を目指す。もっと大きな会場でライブしている姿が見えるねっていう状況を作ろうという意気込みで、みんなでがんばっています。意識の問題ですね! それはいつも、メンバー間で言い合っています。
──ありがとうございます。では最後に洸希さんと要人さんからもひと言いただけますか?
洸希 今年スパドラは毎月新曲を出していまして、その楽曲たちは今までのスパドラとは雰囲気をガラリと変えて……みたいな見せ方をテーマにやっていたんですけど、僕ら3月にアルバムを出すんです。それを引っさげてのスペシャルライブということなんで、BLUE(SUPER★DRAGONファンの呼称)のみんなを安心させたいですし、期待を上回っていきたいです。とにかくスペシャルな内容を考えて披露したいなと僕らは思っているので……まだ少し先なので具体的な作業はこれからになりますけど、ライブに来てくださった方には、間違いなく気持ちよく帰ってもらいたいと思っています。
要人 げんじぶはパシフィコ公演の3日前に出す3rdアルバムを引っさげてライブに臨むんですけど、そのアルバムが「無限の終わり」っていう名前で。「僕らの可能性の広がりには終わりはない」っていう……。
太智 ああ、びっくりした。終わっちゃうのかと思った。
要人 「僕らの可能性の広がりには終わりがあるのか、ないのか?」という問いかけがテーマなんですけど、でも僕らは絶対に終わらせないつもりで。
タクヤ そりゃそうだよね。終わっちゃいました!じゃ困るから(笑)。
太智・洸希 あはははは!
要人 そうなんです(笑)。なので、僕らにとって最大規模での会場でのライブを成功させて、その先が見える。そんなライブにしたいと思っています。がんばります!
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