私立恵比寿中学がニューシングル「未確認中学生X」発売に先駆けて開催した全国ツアー、その名も「私立恵比寿中学オータムデフスターCOMECOMEツアー2013 ～デラックス・ジャム・ジャンボリー・ネオ～」。全国5都市のZepp会場を舞台に各地で1日2公演、合計10公演が行われた今回のツアーでは、各公演ごとに謎の生物「未確認中学生」が登場した。ミズクロップス、ホークリカ、ヘンリーナッツ、キャプテンアヤカ、アイアイマン、マイティミレー、超人スズキ、リナデビル、カシヴァリンを名乗る未確認中学生たちは、それぞれアンコールのステージに登場。奇抜なビジュアルとユルい設定が毎回話題を集めた。

そしてツアー最終公演となった11月17日の福岡・Zepp Fukuoka第2部では、これまでバラバラに登場してきた未確認中学生たちが集結した。色とりどりのコスチュームに身を包んだ9人が目論むのは「全人類中学生化計画」。そしてこのツアー最終公演のサブタイトルは「未確認中学生はSSAへ、そして未来へ」。エビ中は12月8日にSSA＝埼玉・さいたまスーパーアリーナでの“大学芸会”「エビ中のスター・コンダクター」の開催を控えている。エビ中は、そして未確認中学生は、過去最大規模の単独コンサート会場となるSSAでどのような“未来”を提示してくれるのか。

……といった謎の設定はさておき、ツアーはリリース前の新曲も続々と披露される充実した内容で、曲間をDJミックスのようにつなぐ演出などの新たな試みも。パフォーマンス力を向上させ、さらなるステップアップを目指すメンバーとスタッフの意気込みが感じられるツアーとなった。ナタリーではツアー最終日のZepp Fukuokaに同行し、ライブ本番や舞台裏の様子をレポート。当日の模様をたくさんの写真とともに紹介する。また最終公演終了直後には、エビ中の舞台演出を手がける“現国の先生”こと近藤キネオに話を聞いた。