私立恵比寿中学メンバーインタビュー
瑞季 / 真山りか / 杏野なつ / 廣田あいか / 柏木ひなた

いくつになっても「永遠に中学生」なんです

──私立恵比寿中学がナタリーに初登場！ということで、まずはエビ中を知らない人にどういうグループなのか教えてください。

瑞季　グループ名どおり、中学1年生から中学3年生までの、中学生だけのグループです。私と真山は4月から高校生になるけど、年齢に関係なくエビ中を続けることが決まってます。

真山りか　そう、私たちはいくつになっても「永遠に中学生」なんです。中学生を“軽く”意識したグループです。

瑞季　“軽く”じゃないでしょ（笑）。設定が中学校なんだから。マネージャーさんを校長や理事長って呼んだりしてるんです。

真山　結成は2009年8月、約2年半前です。最初は5人だったけど、転校（脱退）と転入（加入）を繰り返して、今は9人組です。

杏野なつ　9人のキャラがバラバラで、個性が全然違うのも特徴です。

廣田あいか　ね！ 声も全然違う。

瑞季　うん、特にぁぃぁぃ（廣田）はね。

廣田　えへへ（笑）。でもみんな個性的な歌声だから、CDで聴いてもすぐ聴き分けられるよね。

──自称している「King of 学芸会」の意味は？

真山　2回目のライブでいきなりつけられたんです。普通のアイドルとしてやっていくって思ってたのに。

杏野　多分そのときのレベルが低くて学芸会っぽかったんだよ。

真山　そ、そうかも……。でもこれからは「プロの学芸会」を目指します。

廣田　学芸会の中でも高いレベルの学芸会にね。

杏野　学芸会コンテストがあれば全国優勝できるくらいの。

──「キレのないダンスと不安定な歌唱力」というキャッチフレーズも、学芸会を目指してるからですか？

全員　目指してはいないです！

瑞季　あくまで結果として学芸会レベルなんです。

廣田　一生懸命やってるけど、学芸会になっちゃうって意味です。

今、会えるサブドル

──なぜ公立ではなく私立なんですか？

真山　私立という響きが良かったからじゃないかな？ 多分、最初はちょっと品良く見せたかったんだと思います。1stシングルの「朝のチャイムがなりました！」のジャケットを見るとわかるとおり、みんな黒ゴムで髪を結んでるんですよ。

廣田　ここまで（3rdシングル「チャイム！ / どしゃぶりリグレット」を指して）は良かったんだよね。でもここから（4thシングル「ザ・ティッシュ～とまらない青春～」を指して）はサブカルになってって……。

──ちなみに「サブカル」ってなんだと思ってますか？

真山　サブカルチャーです。

廣田　うん、ちょっと普通じゃない感じ？

真山　秋葉原系だよね？

廣田　中野ブロードウェイとか。

真山　青文字系？ 私たちはサブカルアイドル、通称「サブドル」でもあります。

柏木ひなた　意味はよくわかりません。

──サブカルかどうかはわからないですが、確かに「ザ・ティッシュ～とまらない青春～」以降から曲の雰囲気が変わって、曲を作っている前山田健一さんの特色が前に出てきた印象があります。

瑞季　わちゃわちゃして楽しいよね。

杏野　うん、春の曲だからね。でも最初はなんでティッシュってタイトルなのかなって思った。

柏木　花粉だからだよ。

杏野　そっか。「ティッシュ」が春で、次の「オーマイゴースト？～わたしが悪霊になっても～」が夏でお化け、「もっと走れっ!!」が秋で運動会。冬はなかったけど、季節にかけてたんだよね。

──最初期のイメージのような、もっとわかりやすい清純派でいたかったとは思いますか？

杏野　それはないかも。

廣田　普通のアイドルさんだとできないことができるのは、ワクワクします。

真山　でも今日いないメンバーの中にはそういう子もいるかもね（笑）。

柏木　メジャーデビューのときには、CDジャケットはイラストからちゃんと写真を使ったものに変えて欲しいな。

廣田　DVD（「私立恵比寿中学1stワンマンLIVE DVD」）のジャケもイラストで、なんかみんな目が赤いし、怖いよね。初回限定盤のアナザージャケットは写真を使ってるけど。自分のは速攻でアナザージャケットに替えました。