HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」×日向坂46|ビギナーも思わず熱中のドラクエワールド

スクウェア・エニックスのゲーム「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のHD-2D版が11月14日に発売される。この特集では、日向坂46の山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花が本作をプレイ。大のドラクエファンである平尾、ドラゴンクエストシリーズ初体験の山口と山下という3人で、プロローグからルイーダの酒場で仲間を見つける冒頭のシーン、砂漠の国イシスとその近くにそびえるダンジョン・ピラミッド、いにしえの日本がモチーフになった国ジパングでの神秘的かつ衝撃的なひと幕という、3つの場面を体験してもらった。3人のプレイの様子は前後編の2本でお届け。前編では山口陽世、山下葉留花のドラクエ初体験の模様をレポートする。

なお、ナタリーでは「ドラゴンクエスト」シリーズに特化した特設サイト「ドラクエナタリー」を展開中。ドラクエ好きのヒャダインや平尾がドラクエ愛を語る単独インタビューを公開している。

取材・文 / 臼杵成晃写真 / 関口佳代

日向坂46、HD-2D版「ドラゴンクエストIII」をプレイ!
左から山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花。

左から山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花。

終始ハイテンション!山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花のプレイ動画(前編)

※プレイ動画は、すべてPS5版の開発中のものです。

勇者ぱる、初めての冒険へ

RPGを代表する国民的ヒット作となったファミリーコンピュータ版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」が発売されたのは1988年。日向坂46メンバーが生まれるはるか昔の話だ。シリーズでも人気の勇者ロトの伝説、その始まりの物語が描かれているのが「III」だ。このたびリリースされるリメイク版「ドラゴンクエストIII」は、現代の美麗な3Dグラフィックスと懐かしい2Dが融合した“HD-2D”仕様。ファミリーコンピュータ版に夢中になった世代の人も、新鮮な驚きを感じるだろう。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII」を体験できると聞いて駆け付けたのは、山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花の3人。平尾はドラクエが大好きな両親のもとに生まれ、自身も2009年発売の「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」以降のナンバリングタイトルはすべてプレイしてきたという生粋の“ドラクエサラブレッド”だが、山口と山下はこれが「ドラゴンクエスト」シリーズ初体験だという。自前のドラクエTシャツで現場入りするほど前のめりな平尾は興奮を抑えきれない様子で、山口と山下もプレイルームに用意されたスライムのぬいぐるみに「かわいいー!」とハイテンション。簡単な説明を聞き、まずは初挑戦の山口がコントローラーを握った。

左から山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花。

左から山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花。

山口がプレイしたのはゲーム冒頭、オープニングからルイーダの酒場で仲間を見つけていくまでの流れ。オープニングムービーが流れ出すと、山口は美麗なグラフィックに驚きの声を上げつつ「この音楽、聴いたことある」と、シリーズ一貫のメインテーマに反応を示した。勇壮なオーケストレーションに体を揺らして反応し、ゲームが始まる前からすでにノリノリの3人。山口は自身のニックネームである「ぱる」の名で登録し、勇者ぱるの冒険をスタートさせた。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

「ぱる……ぱる……わたしの声がきこえますか……」画面が切り替わり、物語の導入となるイントロダクションが流れ出した。山口は「聞こえてますよ」「なんですか?」とリアクションしながら進めていく。近年の「ドラゴンクエスト」シリーズにおける3D描写に馴染みのある平尾は、ドット絵と3DCGが融合したHD-2D独特の描写に思わず「すごいですね……」と感嘆の声を漏らす。初めて「ドラゴンクエスト」の世界に触れる山下はすべてが新鮮なようで、終始目を丸くして画面を見つめていた。イントロダクションでは、のちに主人公の能力を左右する性格診断が。勇者ぱるの性格診断は、占いを楽しむような女子トークで大盛り上がり。場面が切り替わるたびに「きれーい!」「住みたい」と3人はいちいちオーバーリアクションで、なかなかゲームが進展しない。王から果たすべき使命を聞き、勇者ぱるはようやくルイーダの酒場の扉を開けた。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。
HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

ついにスライムとご対面!そして勇者はるはるはピラミッドへ

ルイーダの酒場では、主人公がともに旅をする仲間を3人選ぶことができる。そこで勇者ぱるは、平尾と山下をお供に加えることに。勇者以外の仲間には、戦士、武闘家、魔法使い、僧侶、商人、遊び人、盗賊といった“職業”が選べるが、軽率に選ぼうとするドラクエ初体験組2人に対し、「職業は慎重に選んだほうがいいよ!」と平尾。結果、はるはる(山下)の職業は平尾のひと言で僧侶となり、ひらほー(平尾)はHD-2D版で新たに登場した職業のまもの使いをリクエストした。4人目の仲間には山口と同じ日向坂46三期生の髙橋未来虹が選ばれ、みくにん(髙橋)の職業は満場一致で武闘家となった。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

左から山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花。

左から山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花。

ようやく4人組のパーティが完成した勇者ぱる一行は、さっそくアリアハンの町を離れてフィールドへ。しばらく歩くと突然暗転し、モンスターが襲ってくる。勇者ぱる、初のバトルだ。スライム3体といっかくうさぎに僧侶はるはるは思わず「かわいい!」と声を上げたが、これは命を懸けたバトル。勇者ぱるはドラクエならではのバトルシステムを説明なく操作して、スライムたちに攻撃を加えていく。この操作のわかりやすさも「ドラゴンクエスト」シリーズの大きな魅力。初のバトルに勝利した勇者ぱるは「超楽しい!」とすっかりその世界観に魅了された様子だ。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」より。

続いてコントローラーを手にしたのは山下。次は少しストーリーを進めて、エジプトを思わせる砂漠の国・イシスでのエピソードに挑戦する。勇者はるはるが砂埃の舞う町を抜けると、そこには神秘的な宮殿が。「まんまるボタンは おひさまボタン。クルクルまわせば とびらがひらく」。何気なく話しかけた宮殿内の子供の意味深な発言に、ドラクエファンの平尾は「これ絶対あとから大事になってくる気がする」と勘を働かせる。HD-2D版「ドラゴンクエストIII」にはこういった会話をキャプチャを撮るように記憶する「おもいで」機能が搭載されており、はるはるはさっそくこの会話を記録。そして謎めいたピラミッドのダンジョンへ……。

勇者はるはるのピラミッド探索&勇者ひらほーのジパング壮絶バトルは特集後編で

左から山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花。

左から山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花。

プロフィール

日向坂46(ヒナタザカフォーティーシックス)

2015年に秋元康プロデュースによる欅坂46のアンダーグループ・けやき坂46として、長濱ねるを中心とするメンバー12人で活動開始。2018年6月に、けやき坂46名義で1stアルバム「走り出す瞬間」を発表。2018年に三期生が加入し、2019年2月には、けやき坂46から日向坂46へグループ名を改名した。同年3月に1stシングル「キュン」を発表し、この曲で年末の「NHK紅白歌合戦」に初出場。以降コンスタントに作品をリリースし、2022年3月にはグループ結成時からの目標であった東京・東京ドームでのワンマンライブ「3周年記念 MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」を成功させた。2023年11月に2枚目のオリジナルアルバム「脈打つ感情」を発表。2024年5月にリリースされた通算11枚目のシングル「君はハニーデュー」では日向坂46にとって初の選抜制度が導入され、選抜メンバー16人が表題曲を歌唱し、選抜メンバー以外で構成された12人は“ひらがなひなた”ひなた坂46として7月に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて、ひなた坂46による初の単独公演「11th Single ひなた坂46 LIVE」を開催した。9月には宮崎・ひなた宮崎県総合運動公園 ひなたサンマリンスタジアム宮崎にて、コンサートのみならず運動公園全体を使ってさまざまな企画を行うイベント「ひなたフェス2024」を開催し、通算12枚目のシングル「絶対的第六感」をリリースした。

2024年11月18日更新